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映画『イノセント・ドール 虜』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『イノセント・ドール 虜』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『イノセント・ドール 虜』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0060910

製作年 1987年
上映時間 82分
ジャンル サスペンス
監督 ルチオ・フルチ
キャスト ブランカ・マルシラック
ブレット・ハルゼイ
パオラ・モリーナ
コリンヌ・クレリー
製作国 イタリア
スペイン

映画『イノセント・ドール 虜』の登場人物(キャスト)

ガエターノ(ステファノ・マディア)
サックス奏者。恋人のチェチリアと所構わず愛し合って、周囲のみならずチェチリア本人をも困惑させる。いつものようにバイクに乗ってふざけていたところ、転倒して頭を打ち昏睡状態に。結局そのまま息を引き取ってしまう。
チェチリア(ブランカ・マルシラック)
ガエターノの恋人。ガエターノのアブノーマルな性癖にうんざりしながらも、本気で愛していたが故に彼の死を受け入れらず発狂していく。ガエターノの手術の執刀医だったグイドを逆恨みし、脅迫したのちに監禁。彼を虐待するうちに歪んだ性本能が露わになっていく。
グイド(ブレット・ハルゼイ)
中年の外科医。妻のカロルとは倦怠期で、仕事が忙しいこともあり家にいる時間も少ない。一方で密かに娼婦を買っては、変態プレイで性的欲求を満たしている。カロルから三行半を突きつけられ、ショックでガエターノの手術に失敗し死なせてしまう。その後、カロルに復縁を迫るが結局破断。さらにチェチリアに恨まれて拉致、監禁され拷問を受ける。
カロル(コリンヌ・クレリー)
グイドの妻。夫との性生活が冷え切っており欲求不満な上、夫が仕事の合間に娼婦をホテルに連れ込んでいることを知っており彼に離婚を告げる。一度は復縁を懇願されるが、彼が不能だと思い込み結局別れる。

映画『イノセント・ドール 虜』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『イノセント・ドール 虜』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『イノセント・ドール 虜』のあらすじ【起】

サックス奏者のガエターノは、レコーディングの現場に恋人のチェチリアを連れ込んで、仕事の合間に愛し合いスタッフを困惑させていた。今日も休憩中にブースの中で、楽器を使った変態プレイを楽しむ二人。

一方、外科医のグイドとカロルは倦怠期の夫婦。グイドは病院の仕事で忙しく、妻のカロルと愛し合うこともなかった。しかし、実は妻に内緒で娼婦を買っていた。彼は普通の性行為では満足できない倒錯した性癖を持っており、娼婦をホテルに呼んでもおかしなプレイを要求。セックスをせずに金を払ってすぐに娼婦を帰してしまう。

翌日、ガエターノはバイクを運転しながら後ろに乗せたチェチリアに手淫させたり、変態的なセックスをしたりアブノーマルな性生活に溺れていた。ある時、バイクに乗ってふざけていたガエターノは、横転して石に頭をぶつけてしまう。その時は何事もなかったように見えたが、レコーディングスタジオで容体が急変し倒れてしまう。

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映画『イノセント・ドール 虜』のあらすじ【承】

夜、知人のパーティーに向かうグイドとカロルだったが、そこへ急患の連絡が入ってくる。我慢が限界に達したカロルは、離婚を突きつけて去って行った。グイドが病院に向かうと、手術室に運ばれて来たのはガエターノだった。緊急手術が始まるが、グイドはカロルに離婚を告げられたことがショックでオペに集中できない。結局手術は失敗し、ガエターノは帰らぬ人になってしまう。病院をあとにするグイドに向かって、チェチリアは泣き叫びながら「人殺し」と罵った。

グイドは、ゴルフクラブまでカロルを追いかけて来て彼女に復縁を迫る。二人は関係を修復しようとベッドインするが、また病院からの連絡に気を取られているグイドを見てカロルは怒って帰ってしまう。一方、グイドを逆恨みしたチェチリアは彼に脅迫メモを送り、オフィスに嫌がらせの電話をかけ始める。

翌日、グイドが病院に行くために車に乗り込むと、潜んでいたチェチリアに銃を突きつけられる。彼女は、ガエターノとの思い出が残る自分の家まで車を走らせるように指示。家に到着すると、グイドにクロロホルムを嗅がせて、両手をロープで縛り上げて監禁する。

映画『イノセント・ドール 虜』のあらすじ【転】

チェチリアが飼っているシェパード犬に吠え掛かられて、意識を取り戻すグイド。そして、チェチリアが斧で車を滅茶苦茶に破壊しているのを目の当たりにする。チェチリアは、恋人と同じ痛みを与えてから殺すといってグイドを甚振り始める。ドッグフードを食べることを強制し、体を無理矢理舐めさせるなどして辱めるが、グイドはやがて拷問に興奮を覚え始める。また、チェチリア自身にも惹かれていることに気づく。

チェチリアのサディスティックな行為はさらにエスカレート。グイドを浜辺に連れ出して水責めの拷問を加え、苦しむ姿に興じる。ますます精神が不安定になるチェチリアは、ガエターノの幻影を見始める。彼女は彼との子供を妊娠していたが流産し、彼との思い出でもあるペットのシェパードも殺して埋めてしまった。しかし、チェチリアに好意を持ち始めていたグイドは、さらに彼女とのセックスゲームに溺れていく。

映画『イノセント・ドール 虜』の結末・ラスト(ネタバレ)

チェチリアに過去の記憶がフラッシュバックする。数ヶ月前、イタリアのヴェネツィアへ旅行に行った時のことだった。ガエターノは愛のしるしとして、チェチリアにブレスレットをプレゼントする。二人の旅行にはガエターノの音楽仲間であるニッキーも同行しており、一緒に地元の映画館に行くことになる。場内でチェチリアはガエターノと愛し合い始めるが、同時にニッキーがガエターノに口淫しているのを見てしまいぞっとする。チェチリアはこのことがトラウマになり、サディスティックな性嗜好を持つようになってしまったのだった。

チェチリアは、ガエターノとの思い出を断ち切るためブレスレットを海に投げ捨てる。そして、グイドを解放してピストルで自殺を図ろうとする。しかし、グイドは逃げず、ベッドに横たわるチェチリアを愛撫し始めた。チェチリアは彼とセックスすることによって自殺するのを思いとどまった。そして、少年時代に友人が作ったという詩を、グイドはチェチリアに話して聞かせる。それは、まるで二人の関係を暗示しているかのようだった。

映画『イノセント・ドール 虜』の感想・評価・レビュー

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映画『イノセント・ドール 虜』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『イノセント・ドール 虜』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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