この記事では、映画『旅立ちの時』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『旅立ちの時』の作品情報
出典：https://video.unext.jp/title/SID0015592
| 製作年 | 1988年 |
|---|---|
| 上映時間 | 116分 |
| ジャンル | ドラマ |
| 監督 | シドニー・ルメット |
| キャスト | リヴァー・フェニックス クリスティーン・ラーチ マーサ・プリンプトン ジャド・ハーシュ |
| 製作国 | アメリカ |
映画『旅立ちの時』の登場人物（キャスト）
- ダニー（リバー・フェニックス）
- 家族思いで心優しい17歳の少年。物心つく前から家族と逃亡生活を続けている。新たに引っ越してきたニュージャージーの学校で音楽の才能を見初められたり、初恋をしたりするが、普通の青春を送るか家族との生活を取るかという選択を迫られ葛藤する。
- アーサー（ジャド・ハーシュ）
- ダニーの父親で反戦活動家。両親は元ボリシェヴィキ。軍の兵器工場を爆破するなど過激な活動からテロリストとしてFBIに指名手配されており、組織の助力を得ながら家族で逃亡生活を続けている。
- アニー（クリスティーン・ラーチ）
- ダニーの母親で、アーサーと共に指名手配されている。実家は裕福でピアニストとしての道を嘱望されていたが、アーサーと出会い過激な反戦活動に身を投じることになった。それゆえ父親からは勘当も同然の扱いを受け、10年以上会っていない状態が続いている。
- ローナ（マーサ・プリンプトン）
- ダニーの同級生。音楽教師である父親がダニーを家に招いたことで知り合い、やがて恋に落ちる。ダニーの家族の事情を知らないがゆえ、煮え切らない彼の態度にもどかしさを覚える。その後、本当のことを打ち明けられて理解を示す。
映画『旅立ちの時』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『旅立ちの時』のあらすじ【起】
17歳のダニーは、両親と弟と4人で暮らすごく普通の少年。しかし、彼には人に言えない秘密があった。それは、反戦活動家の両親が、1970年代にナパーム弾の製造工場を爆破し、テロリストとしてFBIに追われている身であるということだった。
彼が物心ついた時から一家は逃亡生活を続けていた。組織の仲間から助けを借りながら、半年ごとに名前や住む場所、身なりまで変え、素性を隠して生きてきた。成長したダニーは、段々周囲との違いに気づき、疑問を持つようになってくる。
今度はニュージャージー州に居を落ち着けた一家。ダニーはマイケルという偽名で新しい学校へ入学する。そこで、音楽教師のフィリップスにピアニストとしての才能を見出される。フィリップスからジュリアード音楽院を受験するよう熱心に勧められるダニーだったが、家庭の事情がある手前、手放しに喜ぶことはできなかった。
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映画『旅立ちの時』のあらすじ【承】
ダニーはフィリップスの家に招かれ、娘のローナと出会い恋に落ちる。しかし、すぐにまた街を離れなければいけないことも分かっていた。その後、ダニーは父に反対されながらもこっそりとフィリップスの家に通うようになり、両親に黙ってジュリアードの試験を受けることに決める。
ある日、夫婦の元に仲間のガスが12年ぶりに訪ねて来て、銀行強盗の話を持ちかけて来る。ただの小悪党に成り下がったかつての仲間に失望し、怒って彼を追い返すアーサー。また、ガスが不穏な動きをすることで、自分たちにも捜査の手が及ぶのではないかとアーサーは警戒を強める。
数日後、ローナはダニーからアニーの誕生パーティーに招かれる。楽しい時間を過ごしたあとローナを家まで送る途中、ダニーはローナにキスをする。ローナも彼を受け入れようとするが、ダニーは躊躇してしまい彼女を怒らせてしまう。
ある夜、ダニーはローナを連れ出し、両親が追われている身であることを打ち明け、拒否したことを謝った。本当の事情を知ってローナはダニーに理解を示し、愛は変わらないことを伝えた。
映画『旅立ちの時』のあらすじ【転】
ジュリアード音楽院の入学試験で、ダニーは才能を高く評価されて合格する。しかし、入学に必要な過去の成績表がないと知ったフィリップスは、アニーと面談して資料を提出して欲しいと頼む。アニーは動揺を必死に隠しつつ、必ず準備すると答えた。
アニーは何とかならないかアーサーに相談するが、家族全員で一緒にいなければいけないとダニーの入学を反対されてしまう。アニーはこれ以上子どもたちに可哀想な思いはさせられないと言い、自首するべきだとアーサーに訴える。
また、アニーはアーサーに内緒で絶縁状態になっていた父親に会いに行き、自分たちが捕まった後ダニーの面倒を見てやって欲しいと頼み込む。それを知ったアーサーはすぐに引っ越すと家族に告げ、ダニーは葛藤の末、家族と行動を共にすることを選ぶ。そして、ローナに別れを告げることになったダニー。二人は愛し合いながらも引き裂かれてしまった。
映画『旅立ちの時』の結末・ラスト（ネタバレ）
その後、銀行強盗に失敗したガスが逮捕されたというニュースが新聞に掲載される。アーサーは怪しまれないように、今まで通りの生活を装うよう家族に釘を刺す。ダニーは思い切ってこの街に残りたいという自分の意思をアーサーに伝える。しかし、家族の団結は乱せないと言ってアーサーは厳しく叱りつけた。
しばらくして、今度はアニーが勤めている病院の患者のクレジットカードをガスが盗んでいたことが分かり、いよいよ自分達も危険だと確信するアーサー。その後、逮捕に抵抗したガスが射殺されたというニュースがラジオで流れてくる。アーサーは逃亡犯の末路を思い知らされることになり、息子に同じ境遇を辿らせられないと気付く。
家族の車を待つダニー。しばらくしてやって来た車に自転車を積み込むダニーだったが、アーサーは自転車を下ろすように言ったあと「自分の人生を生きろ」と告げた。そして、去っていく家族を、ダニーは涙を流しながら見送るのだった。
映画『旅立ちの時』の感想・評価・レビュー
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映画『旅立ちの時』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『旅立ちの時』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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