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映画『ザ・ガンマン』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ザ・ガンマン』の概要:アカデミー賞俳優ショーン・ペンが、初のアクションに挑戦した、2015年公開のアメリカ映画。コンゴで要人を暗殺した元特殊部隊兵士が、何者かに命を狙われ、再び銃を手に暗殺事件の真相を追う。

映画『ザ・ガンマン』の作品情報

ザ・ガンマン

製作年:2015年
上映時間:115分
ジャンル:アクション、サスペンス
監督:ピエール・モレル
キャスト:ショーン・ペン、イドリス・エルバ、レイ・ウィンストン、マーク・ライランス etc

映画『ザ・ガンマン』の登場人物(キャスト)

ジム・テリア(ショーン・ペン)
特殊部隊の兵士として、コンゴで国連軍の護衛を務めていた男。実は暗殺者としての裏の顔があった。コンゴの鉱物資源相暗殺後、婚約者のアニーにも事情を告げず国外へ去っていた。人道支援組織の職員としてコンゴに戻るが、命を狙われる。長年のダメージにより脳に致命的な症状が出ている。
アニー(ジャスミン・トリンカ)
ジムの元婚約者。コンゴでジムと共に暮らしていたが、ジムは理由を告げず姿を消し、その後フェリックスと結婚した。今もジムの事を忘れることはできていない。
フェリックス(ハビエル・バルデム)
ジムの元友人で、ジムと同じくコンゴ鉱物資源相暗殺に関わった。アニーに思いを寄せていたこともあり、ジムを暗殺の実行犯に指名し、残されたアニーと結婚した。現在はバルセロナで大会社を経営している。
コックス(マーク・ライランス)
ジムと共に暗殺に関わっていた元仲間。現在はイギリスで武器会社を経営している。命を狙う黒幕を追うジムに情報を提供するが、実は彼こそがその黒幕だった。
スタンリー(レイ・ウィンストン)
ジムの友人。ジムにバルセロナでの隠れ家を提供するなど彼をサポートする。何年も会っていなかったがジムとの友情は固く、死を前にしてもコックスの脅しに乗らなかった。
バーンズ(イドリス・エルバ)
国際警察。コックスとその会社の裏の顔を追っている。

映画『ザ・ガンマン』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ザ・ガンマン』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ザ・ガンマン』のあらすじ【起】

コンゴ民主共和国では、人権弾圧と紛争が深刻なものとなっていた。特殊部隊の兵士が国連軍を護衛し、ジム・テリアもその兵士の1人だった。コンゴで産出される鉱物を巡る西洋諸国の利権争いが、紛争を悪化させていると言われていた。そんな中コンゴの鉱物資源相が、鉱物の取引について契約見直しを発表する。これは鉱物から利権を得ている西洋諸国の会社などにとって打撃だった。

ジム・テリアには裏の顔があった。とある組織に雇われた暗殺者だったのだ。この正体は、婚約者で共にコンゴに暮らすアニーにも知らされていなかった。次のターゲットは鉱物資源相だった。ジムの仲間で友人でもあるフェリックスとコックスが暗殺作戦を主導し、数人の内、暗殺を実行する1人が国外に脱出する手はずとなっていた。アニーに思いを寄せていたフェリックスは、ジムを実行犯に指名する。ジムは鉱物資源相を暗殺し、アニーにも知らせず国外へ去った。この暗殺により、コンゴ国内は一層混乱を極め、西洋諸国の企業は再び甘い蜜を吸うこととなる。

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映画『ザ・ガンマン』のあらすじ【承】

8年後。ジムは人道支援組織の職員として再びコンゴにやってきた。しかし何者かに突然命を狙われてしまう。ジムは彼らが初めから自分を狙っていた事に気づき、昔の暗殺仲間を訪ねることにする。

ジムはイギリスでコックスに会う。コックスは今では武器会社の社長となっていた。ジムは自分が狙われたことを話し、全員が狙われるかもと警告する。コックスは、暗殺の依頼者と直接コンタクトを取っていたのはフェリックスだったことを明かす。

ジムは昔の友人スタンリーに再会するが、突然目眩を感じ倒れてしまった。ダメージの蓄積されたジムの脳は、記憶障害や目眩を引き起こす程に損傷を受けており、大きな音は避けるようにとの診断が下された。ジムはスタンリーに協力してもらい、フェリックスのいるバルセロナへと向かう。

ジムはアニーがフェリックスと結婚しているのを知り、驚きを隠せなかった。フェリックスもコックス同様に、会社の経営者として財を成していた。フェリックスはジムとの再会を喜んではいなかった。わざとアニーを含めた3人で会うことにした為、突然ジムに再会させられたアニーは2人に激怒する。

映画『ザ・ガンマン』のあらすじ【転】

フェリックスはジムを自宅での昼食に招待する。フェリックスを疑っていたジムは、暗殺の資料を見せ、仲間がここに向かっているとはったりを掛けた。これを聞いたフェリックスは、自分の仲間に襲撃を命じる。屋敷は暗殺集団に取り囲まれ、自暴自棄となったフェリックスが撃ち殺されてしまった。アニーとジムは暗殺の手を逃れ、スタンリーと合流する。アニーは初めて、ジムが暗殺者として活動していたことを知るのだった。

ジムは今回の暗殺の裏に、コックスがいることに気付く。コックスの会社は表向きは武器の輸出入をしているが、裏では不正を行っていた。過去の不正の証拠を消すため、かつての暗殺者仲間を殺害させていたのだ。他の暗殺者も既に殺されていた。

ジムはアニーをスタンリーの元に残し、コックスの会社の前まで来ていた。するとジムに国際警察のバーンズと名乗る男が話しかけてきた。彼もまた、コックスと彼の会社の不正に気付き、調査を行っていたのだ。バーンズは自分の連絡先を渡し、去っていった。ジムはコックスに会うが、コックス配下の殺し屋に殺されそうになり激怒する。ジムは暗殺に関するすべての記録を持っていると脅した。追手からは無事逃げたが、目眩を起こし倒れてしまう。

映画『ザ・ガンマン』の結末・ラスト(ネタバレ)

コックスはジムを捕まえるため、スタンリーとアニーを人質に取っていた。ジムが電話越しに聞く中、スタンリーが殺されてしまう。コックスはアニーの命と引き換えにジムに姿を現すよう要求する。ジムはコックスが暗殺を指示した時の隠し撮り映像を送り、アニーを無事に返さなければこれを全世界に配信すると脅し返した。

ジムはバーンズに連絡し、闘牛場へと向かった。ここでコックス達と落ち合う約束となっていた。ジムを殺し屋達が襲うが、激闘の末彼らを全滅させる。コックスはアニーを盾にしようとしていた。ジムはアニーを救出、コックスは闘牛に刺殺されて死亡する。そこへ警察が突入し、ジムは取り押さえられてしまった。

アニーの無事を知ったジムは、バーンズに全ての情報を渡した。ジムは逮捕されたが、そのおかげで釈放される。事件の顛末がすべて明らかになり、世界最大の鉱業会社が鉱物資源相の暗殺に関与していたことが明らかになった。アニーはまたアフリカで医療スタッフとして働いていた。そこへ釈放となったジムがやってくる。2人は再会を果たすのだった。

映画『ザ・ガンマン』の感想・評価・レビュー

初めてのアクション作品なのに、ここまで動けるショーン・ペンはやっぱり凄いなと思った。相当訓練を積んだのではないだろうか。アクションは迫力があり、見応えがあった。てっきりフェリックスが犯人だと思っていたので、コックスが黒幕だと知ったときは衝撃を受けた。仲間に恵まれなかったジムが不憫でならない。ジムが行方不明になってから8年後に真実を全て知ったアニーも可哀そうだった。冷静に考えると、自分だったらジムを許せないし、怖くて逃げだしてしまいそう。(女性 30代)


アクション映画のイメージが全く無かったショーン・ペン。静かで貫禄のある役どころのイメージが強かった彼ですが、アクションもいけるのだと驚きました。
裏の顔を隠すために、常に孤独に行動するジムはとてもかっこよく、それをショーン・ペンが演じることで哀愁を漂わせていて味がありました。恋人が別な男と結婚していたり、仲間に裏切られたりと可哀想な展開が続きましたが、ラストは気持ち良い終わり方だったので大満足です。(女性 30代)

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