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映画『2010年』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『2010年』の概要:SF映画の名作『2001年宇宙の旅』の続編。行方不明となったディスカバリー号を調べるため、米ソ合同調査団が木星へ向かう。前作で謎のままだった、人工知能HALの異常行動の原因や、謎の石板「モノリス」の正体に迫る内容となっている。

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映画『2010年』の作品情報

2010年

製作年:1984年
上映時間:113分
ジャンル:SF
監督:ピーター・ハイアムズ
キャスト:ロイ・シャイダー、ヘレン・ミレン、ジョン・リスゴー、ボブ・バラバン etc

映画『2010年』の登場人物(キャスト)

ヘイウッド・フロイド博士(ロイ・シャイダー)
『2001年宇宙の旅』で地球からディスカバリー号の指揮を執っていた人物。現在は木星探査失敗の責任を取って宇宙評議会を辞め、大学教授になっている。ディスカバリー号調査の為、米ソ合同調査団に参加することとなる。
R.チャンドラ博士(ボブ・バラバン)
HAL9000の開発者として、米ソ合同調査団に参加。アメリカ人。HALに対して愛情を持っており、かつて行動異常を起こしたHALに対して真摯に対応しようとする。
ウォルター・カーナウ博士(ジョン・リスゴー)
アメリカ人で、ディスカバリー号の設計担当者。米ソ合同調査団に参加する。宇宙空間での作業には慣れておらず、手助けしてくれたソ連側乗組員と友情を築く。
ターニャ・カーバック船長(ヘレン・ミレン)
ソ連空軍の将校で、今回の探査船レオノフ号の船長。米ソ間の対立を受けて初めはフロイド博士と衝突していたが、次第に同じ船の仲間として協力し始める。
デヴィッド・ボーマン船長(キア・デュリア)
ディスカバリー号の船長。『2001年宇宙の旅』で唯一モノリスと対峙、行方不明となった。モノリスの力により、人類を超えた存在となっている。
マキシム(エリヤ・バスキン)
レオノフ号に乗っている、ソ連側の乗組員。
HAL9000(ダグラス・レイン)
ディスカバリー号に搭載されている人工知能。当時最高のコンピュータとされていたが、何らかの原因で機能障害を起こし、ボーマン船長以外の乗組員を殺害した。現在機能停止中で、ディスカバリー号は今も木星の衛星軌道上を漂っている。

映画『2010年』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『2010年』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『2010年』のあらすじ【起】

月で発見された謎の石板(通称「ディコ・モノリス」)は、木星へ謎のシグナルを発していた。これを調査する為、デヴィッド・モーガン船長始め5人のクルーと人工知能HAL9000を乗せたディスカバリー号が木星へと出発した。しかしHALに原因不明の機能障害が起こり、ボーマン船長以外のクルーを殺害、ボーマン船長によって機能停止された。木星の衛星イオの軌道上に、巨大な第二のモノリスが発見されたが、ボーマン船長は謎のメッセージを残し行方不明となった。

2010年。米ソの関係は緊張状態にあった。かつてディスカバリー号の指揮を執っていたフロイド博士の元に、ソ連の科学者が現れる。その科学者は、ソ連の宇宙船レオノフ号を使ってディスカバリー号の米ソ合同調査を申し出る。初めフロイド博士はその話に興味を持っていなかったが、ディスカバリー号が木星の衛星イオに引き寄せられていると聞き、アメリカの宇宙評議会に合同調査を提案することにした。アメリカからは、フロイド博士の他に、ディスカバリー号の設計担当者だったカーノウ博士、人工知能HAL9000の設計者チャンドラ博士が参加することとなった。

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映画『2010年』のあらすじ【承】

レオノフ号は地球を出発し、目的地まであと2日の距離まで来ていた。しかし木星の第2衛星エウロパから謎のデータを受信し、フロイド博士が冬眠から起こされる。データはエウロパに生命が存在することを示唆していたが、フロイド博士は懐疑的だった。その時謎の放電が起こり、エウロパのデータが消されてしまった。フロイド博士はこれを何者からかの警告と考える。

レオノフ号は木星の引力を利用して、衛星イオの軌道上に乗った。カーナウ博士とチャンドラ博士も冬眠から目覚めた。この旅の間に地球では米ソの関係はさらに悪化しており、その影響は船内のムードにも及んでいた。

カーナウ博士とソ連人飛行士のマキシムがディスカバリー号に乗り込む。宇宙飛行に不慣れなカーナウ博士をマキシムはフォローし、2人は国籍を超えて仲良くなる。

チャンドラ博士がHAL9000を再起動した。フロイド博士はまたHALに機能異常が起こった場合を危惧し、HALにつながる回路に秘密裏にリモート装置を装着する。

フロイド博士が反対する中、カーバック船長の判断でマキシムがモノリスの調査へ向かった。しかし突然謎の電磁波によってマキシムは小型ポッドごと消滅してしまう。謎の電磁波はそのまま地球へ向かっていった。実は電磁波の正体は行方不明となっていたボーマン船長で、彼は地球に残した家族に別れを告げる。

映画『2010年』のあらすじ【転】

チャンドラ博士は、HALの機能異常は矛盾した指令が原因だったと突き止める。当時謎の石板「ディコ・モノリス」の存在は、ディスカバリー号の科学者達だけに伝えられ、ボーマン船長と副船長には秘密にされていた。しかし国家安全会議は、HALにもその秘密を伝えてしまっていた。そのせいで、歪曲のない情報を処理すべき人工知能が、ボーマン船長達に対し嘘をつかなければならなくなった。これこそがHALを混乱状態にしてしまった原因だったのだ。この指令は、フロイドすらも与り知らないものだった。

レオノフ号内では米ソのクルーの中が良好になってきていた。しかし地球では米ソが戦争に突入、フロイドらアメリカ人3名はディスカバリー号に移動し、レオノフ号とは別々に帰還するよう命令が出される。

HALが「ここは危険、2日以内に立ち去れ」という発信人不明のメッセージを受信する。相手はボーマンと名乗っていた。戸惑うフロイド博士の前にボーマン船長が現れる。彼は胎児から老人まで様々に姿を変え、何かが起ころうとしていることを警告してきた。フロイド博士は地球からの命令を無視してレオノフ号へ行き、カーバック船長にもこの警告を伝える。

突然衛星軌道上のモノリスが消えた。それと同時に、木星に巨大な黒点が現れる。今すぐここを脱出するだけの燃料を確保するには、2艦をドッキングさせ全員レオノフ号に搭乗し、ディスカバリー号をブースターとして使うしか方法がない。しかしそれにはHALの航路をプログラミングしなおす必要がある。自分自身を破壊することになる命令にHALがどんな反応をするか、チャンドラ博士は不安を感じていた。フロイド博士はチャンドラ博士に、嘘をつくよう指示する。

映画『2010年』の結末・ラスト(ネタバレ)

木星の黒点はどんどん大きくなっていた。黒点の正体は大量のモノリスの集合体で、木星を侵食していたのだ。

フロイド博士は、万一の場合にはHALに取り付けたリモート装置でHALを停止させるつもりでいた。 航路変更を言い渡されたHALは、チャンドラ博士に理由を尋ねる。チャンドラ博士はありのままの事実を伝えることにした。ディスカバリー号を犠牲にしなければ、乗組員全員が死ぬのだと。HALは事情を理解し、チャンドラ博士が真実を話してくれたことに感謝した。

HALに促され、チャンドラ博士もレオノフ号へ退避する。ディスカバリー号が点火、レオノフ号を切り離して地球へと送り出した。レオノフ号の面々が振り返ると、木星は収縮した後大量のエネルギーを発し、新しい太陽となっていた。

ディスカバリー号にボーマン船長が再び現れ、HALに指令を出す。彼は地球に向けたモノリスからのメッセージを送信させる。それはこのような内容だった。「(木星の第2衛星だった)エウロパを除き、世界は全てあなたたち人類の物である。全ての世界を平和に使うように」。このメッセージを受け、米ソ両国は平和への道を探り始めた。

かつての木星の第2衛星エウロパは、生命が生まれるべき緑豊かな星となっていた。そこには巨大なモノリスが1つ、そびえ立っているのだった。

映画『2010年』の感想・評価・レビュー

何とも普通な作品でした。2010年、アメリカとソ連の関係はより悪化し、いよいよ地球崩壊寸前に。それぞれの国の宇宙飛行士たちも最初は対立するものの、徐々に協力的になっていき、最後は太陽が二つになって世界は平和になります。製作当時の時代背景がハッキリ見えますし、ソ連崩壊を知っている身としては複雑な心境になるラストでした。メッセージ性が強すぎて丸く収まってしまった印象です。もっと宇宙のロマンを感じる作品にしても良かったのかなと思います。(男性 20代)

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前作 2001年宇宙の旅

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