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映画『ジャッカル』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『ジャッカル』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ジャッカル』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『ジャッカル』の結末までのストーリー
  • 『ジャッカル』を見た感想・レビュー
  • 『ジャッカル』を見た人におすすめの映画5選

映画『ジャッカル』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0029144

製作年 1997年
上映時間 124分
ジャンル アクション
監督 マイケル・ケイトン・=ジョーンズ
キャスト ブルース・ウィリス
リチャード・ギア
シドニー・ポワチエ
ダイアン・ヴェノーラ
製作国 アメリカ

映画『ジャッカル』の登場人物(キャスト)

ジャッカル(ブルース・ウィリス)
正体不明の殺し屋。狙った獲物は必ず仕留める。変装や身分証の偽装、特殊な武器の調達の能力に長けている。
デクラン(リチャード・ギア)
IRAのテロリストで、現在は服役中。過去のある事件から、ジャッカルに恨みがある。
イザベラ(マチルダ・メイ)
IRAの女テロリスト。以前デクランと付き合っていた。現在は別の男性と結婚し、子供もいる。
コスロヴァ(ダイアン・ヴェノーラ)
ロシア内務省の少佐。ロシアのマフィア壊滅のためにFBIと協力して捜査に乗り込んだがその後、ジャッカルを追うことになる。
プレストン(シドニー・ポワチェ)
FBI副長官。ロシアのマフィア壊滅の目的で、ロシア内務省に協力した1人。後にコスロヴァとともにジャッカルを追うことになる。

映画『ジャッカル』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『ジャッカル』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ジャッカル』のあらすじ【起】

ソ連崩壊後間もないロシア。
混乱するモスクワを仕切っているのは、チェチェンのマフィアだ。

FBIとロシア内務省は手を組み、マフィア壊滅のための合同捜索チームを結成した。
合同捜査チームは、ヘルシンキに拠点を置くマフィアのボス・テレクの素性を突き止め、殺人容疑で逮捕するために突入した。

しかし、そこでFBI副長官・プレストンが危険にさらされ、コスロヴァ少佐は咄嗟の判断でマフィアの1人を殺害した。

殺害されたマフィアは、テレクの弟だった。
テレクは復讐のために、暗殺者・ジャッカルを雇い、米国要人を暗殺させることにした。

ジャッカルは凄腕の暗殺者として、裏社会で数々の伝説を残していた男だった。
ジャッカルは稼業から足を洗うつもりでいたが、7000万ドルの報酬を見返りに、テレクの依頼を引き受けることにした。

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映画『ジャッカル』のあらすじ【承】

プレストンとコスロヴァは、テレクの動きに気付き、米国要人の暗殺を阻止するための捜査を開始した。

2人は、テレクの一味の男から、ジャッカルという名を聞き出したが、ジャッカルの正体は不明なままだ。

しかしその後、ジャッカルの顔を知っているという女・イザベラの存在を知り、2人はイザベラを追った。
イザベラはIRAのテロリストで、ジャッカルと面識があることは認めたものの、彼の居場所については口を閉ざしたままだ。

イザベラが過去に、お腹の中の子供をジャッカルに殺されたことを知ったプレストンとコスロヴァは、イザベラが当時付き合っていたIRAテロリスト・デクランの名にたどり着いた。

デクランは現在服役中で、プレストンとコスロヴァはデクランと面会し、恩赦とイザベラの身の安全の確保を条件に、捜査協力を要請した。

その頃ジャッカルは、テレクの依頼を完遂するための計画を着々と進めていた。

映画『ジャッカル』のあらすじ【転】

ジャッカルは変装を繰り返して捜査をすり抜け、武器を揃えてアメリカに入国した。
同時に彼は、デクランがFBIに協力して自分を追っているという情報を得ていた。

一方、デクランはFBIとともにイザベラの元を訪れていた。
イザベラは現在は結婚しており、子供もいる。

デクランとFBIが、ジャッカルの目撃情報から、港でボートを1艘ずつ調べていたところ、デクランは、あるボートからジャッカルが出てくるところに遭遇した。
デクランがジャッカルに撃たれそうになったところを、コスロヴァが助け、ジャッカルは逃走した。

デクランは、ジャッカルが自分の姿を見ても、全く驚く様子がなかったことから、FBIの中にジャッカルへの内通者がいるのではないかと考えた。
やがて、内通者の存在が発覚し、コスロヴァたちはイザベラ一家を、自宅とは別の場所に避難させ、イザベラの家でジャッカルを待ち伏せした。

予測通りイザベラの家に現れたジャッカルに、返り討ちに遭ったコスロヴァは、駆け寄ったデクランに「お前は女を守れない男だ」というジャッカルからの言葉を伝えた直後、絶命した。

映画『ジャッカル』の結末・ラスト(ネタバレ)

デクランとFBIは、ジャッカルのメッセージから、彼の狙いは当初、FBI長官だと踏んでいたが実は、大統領夫人なのではないかと予測する。

予測通り、ジャッカルは遠隔操作が可能な武器で、大統領夫人の演説会場を狙っていた。
デクランたちは間一髪のところで、ジャッカルの武器を破壊し、ジャッカルは逃走する。

デクランはジャッカルを地下鉄の駅に追い込むが、ジャッカルは少女を人質に取り、デグランに銃を捨てるよう脅迫する。

デグランが銃を捨てたところに、ジャッカルを背後から撃つ者がいた。
イザベラだ。

デクランはイザベラの銃でジャッカルにとどめを刺し、ジャッカルは正体不明のまま絶命した。

結果的に恩赦が認められなかったデクランを、プレストンが外に誘い出す。
プレストンはデクランに「君のような工作員が、真っ白なパスポートと金を手にして逃げたら、誰にも見つけられないだろうな。俺は今から、そこの店にコーヒーを飲みに行ってくるよ。30分くらいで戻る」と言って、去った。

映画『ジャッカル』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

ブルース・ウィリス演じる冷酷な殺し屋ジャッカルの変幻自在ぶりに圧倒されました。変装の巧妙さや手段を選ばない冷静さにゾッとすると同時に、見事なプロフェッショナリズムに感心。リチャード・ギア演じる元IRA兵士との頭脳戦が緊張感たっぷりで、特に終盤の狙撃装置の場面はハラハラしました。ジャッカルが倒されても、どこか恐怖が残る作品でした。(30代 男性)


スパイ映画や暗殺者ものが好きで鑑賞しましたが、期待以上でした。ブルース・ウィリスの無機質な冷酷さが新鮮で、あの「感情を捨てた顔」は今でも忘れられません。女性にも容赦ない描写にはショックもありましたが、それだけにリアルな怖さがありました。緻密な計画と、最後に予想外の展開になるあたりも見応え十分。(20代 女性)


リチャード・ギアが囚人として登場し、まさかの元テロリストという設定からスタートする展開に引き込まれました。敵も味方も一筋縄ではいかないキャラばかりで、予測不能な展開が続きます。最後のジャッカルとの対峙で、彼を射殺するのがイザベラだったのは、個人的に胸がすっとしました。因果応報を感じさせるラストです。(40代 女性)


ブルース・ウィリスが演じる冷血な殺し屋は、従来のアクションスターとしての彼のイメージを完全に裏切るもので、そこが新鮮でした。変装を駆使して標的に近づいていく様子はまるで知能犯そのもの。結末でリチャード・ギアのキャラが生き延びたことに安心しつつ、ジャッカルの計画があと一歩で成功していたと思うとゾッとします。(50代 男性)


全体的にスタイリッシュで無駄のない作りが好印象。アクションもド派手ではないけれど、リアル志向で緊張感がありました。ブルース・ウィリスの変装シーンはどれも印象的で、次にどんな姿で現れるのか予想がつかずワクワクしました。女性FBI捜査官が殺されるシーンは衝撃でしたが、それが物語に緊迫感を与えていました。(30代 女性)


テンポが良く、スリル満点のサスペンス映画。ジャッカルの手口がどこか現実的で、ただのアクション映画にとどまらない知的な作品でした。特に、車の中で遠隔狙撃装置を試すシーンは手に汗握る緊張感。敵対するリチャード・ギアとウィリスの因縁の描き方も面白く、ラストの決着には納得感がありました。(20代 男性)


若い頃に観て以来、久しぶりに見直しましたが今でも通用する緊張感のある映画です。ブルース・ウィリスの変幻自在な暗殺者ぶりは他に類を見ません。音も派手すぎず、静かにじわじわと追い詰められる怖さがクセになります。イザベラが最終的にジャッカルを撃つという展開は、個人的にすごく良かった。(60代 女性)


全体的に冷徹な雰囲気があり、ブルース・ウィリスの新たな魅力が堪能できる一作でした。目的のためには容赦なく人を殺すジャッカルの姿に背筋が寒くなりますが、その完璧主義的なプロ意識にはどこか美学も感じます。最後の射殺シーン、銃が故障することも含め、運命の皮肉のようで強く印象に残りました。(40代 男性)


FBIと元IRAテロリストが手を組むという設定がユニークで、最初から最後まで緊張が途切れませんでした。殺し屋ジャッカルの冷酷さと、捕まえる側の人間臭さが対照的で面白かったです。ブルース・ウィリスの異なる姿を何度も見るのも見どころで、特に女性に変装したシーンには驚かされました。(30代 女性)


スリルと変装サスペンスが好きな自分にとって、最高の映画でした。ブルース・ウィリスがいつもと違ってクールで無慈悲な役をやっているのが新鮮で、それだけで観る価値があります。ジャッカルの武器のテストシーンはかなり怖かったし、実際に計画が成功しかけたところを止める展開も見応えあり。中だるみもなく、最後まで緊張感が持続してました。(20代 男性)

映画『ジャッカル』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ジャッカル』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

ボーン・アイデンティティー

この映画を一言で表すと?

記憶を失った男が、自分の正体と命を狙う組織に立ち向かうスパイアクション!

どんな話?

海で救助された男が、自分の名前も素性も覚えていない状態から、命を狙われながらも自身の過去とCIAの陰謀に迫っていく物語。圧巻のアクションとサスペンスが絡み合う、スパイスリラーの名作です。

ここがおすすめ!

『ジャッカル』が好きな人にはたまらない、謎と緊張に満ちた展開と、リアリスティックなアクションが魅力。主人公ボーンの成長と孤独な戦いに共感しながら、スリリングな追跡劇を堪能できます。

ヒート

この映画を一言で表すと?

犯罪者と刑事、互いを理解し合う男たちの静かで熱い心理戦!

どんな話?

プロの犯罪集団と、それを追う執念の刑事。仕事に人生をかけた二人の男が、互いを認めつつも対立し続ける姿を描いたサスペンスアクション。マイケル・マン監督が織りなす緻密な人間ドラマと銃撃戦は圧巻。

ここがおすすめ!

『ジャッカル』と同じく、プロフェッショナル同士の頭脳戦と駆け引きが最大の魅力。ロバート・デ・ニーロとアル・パチーノという名優の競演が光る、緊張感に満ちた究極の対決は必見です。

ザ・インタープリター

この映画を一言で表すと?

国連で耳にした暗殺計画、その真偽と陰謀に翻弄される通訳のサスペンス!

どんな話?

国連の通訳シルヴィアが、深夜の議場で聞いてしまった大統領暗殺計画。それを契機にFBI捜査官と共に真相を追うが、彼女自身の過去も事件に関係している可能性が浮かび上がってくる…という緊迫のドラマ。

ここがおすすめ!

政治的背景と個人の過去が交錯するサスペンスが、『ジャッカル』の緻密な陰謀劇と通じるものがあります。ニコール・キッドマンとショーン・ペンの静かで鋭い演技が、物語に深みを与えます。

トリプルX

この映画を一言で表すと?

型破りなスパイが世界を救う、超絶アクション満載のエンタメ巨編!

どんな話?

極限スポーツのスターであるザンダー・ケイジが、国家の極秘スパイとしてスカウトされ、過激なテロ組織への潜入ミッションに挑む。スタイリッシュな映像とド派手なアクションが連発する爽快なスパイ映画。

ここがおすすめ!

『ジャッカル』のような暗殺者とのスリリングな駆け引きを、もっと派手に楽しみたい人におすすめ。ヴィン・ディーゼルが放つカリスマと、常識破りの作戦行動がクセになる爽快作です。

裏切りのサーカス

この映画を一言で表すと?

スパイの中に潜むスパイ、静かに張り詰める知的な駆け引き!

どんな話?

冷戦下のイギリス情報機関内にいる“内通者”をあぶり出すため、元スパイのジョージ・スマイリーが秘密裏に動き出す。信じられない状況下での緊張と裏切りが静かに、しかし着実に積み上がっていく名作。

ここがおすすめ!

『ジャッカル』のような変装、偽装、情報戦が好きな方にぴったり。派手さはないが、緻密なプロットとゲイリー・オールドマンの静かな演技に引き込まれる、極上のスパイ・サスペンスです。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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