この記事では、映画『ジャケット』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『ジャケット』の作品情報
出典：https://video.unext.jp/title/SID0015134
| 製作年 | 2005年 |
|---|---|
| 上映時間 | 102分 |
| ジャンル | サスペンス ドラマ |
| 監督 | ジョン・メイバリー |
| キャスト | エイドリアン・ブロディ キーラ・ナイトレイ クリス・クリストファーソン ジェニファー・ジェイソン・リー |
| 製作国 | アメリカ |
映画『ジャケット』の登場人物（キャスト）
- ジャック・スタークス（エイドリアン・ブロディ）
- 1964年12月25日生まれ。27歳の時、湾岸戦争で子供から頭部を撃たれるが、奇跡的に一命を取りとめた。後遺症として逆行性健忘と心的抑圧が残り、除隊する。ある日ジャッキーとジーンの親子に出会い、彼女らの車を修理する。
- ジャッキー・ブライス（キーラ・ナイトレイ）
- ジーンの母親。薬物中毒の女性。酒も昼間から飲んでいる。幼少の娘にペタルというあだ名を付けた。酷く攻撃的で、娘を気遣う様子もない女性。
- ベッカー医師（クリス・クリストファーソン）
- アルパイン・グローブ病院に勤める男性医師。精神疾患があり犯罪を起こした患者に対して、人権をまるで無視したような矯正治療を行っている。
- ローレンソン医師（ジェニファー・ジェイソン・リー）
- アルパイン・グローブ病院に勤める女性医師。ベッカー医師の矯正治療に反対している。ジャックの力になろうと努力する人。ババックという子供の治療を続けている。
- ジーン・ブライス（ケリー・リンチ）
- 未就学児だが、しっかり者の女の子。ジャックと出会い母親の車を修理してもらう。ジャックから親切にされたことが忘れられない。
- ルーディー・マッケンジー（ダニエル・クレイグ）
- アルパイン・グローブ病院の入院患者。自分では「30回妻を殺害しようとした容疑で逮捕された」と言っているが、真偽は分からない。
映画『ジャケット』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『ジャケット』のあらすじ【起】
湾岸戦争に派遣された若者兵士ジャックは、気を許した子供に撃たれ脳に重傷を負った。ジャックはほぼ死んだ状態であったが奇跡的に蘇生し、一命を取りとめる。だが後遺症として逆行性健忘と心的抑圧が残ったので、ジャックは帰国した。
1年後ジャックが雪の積もった道を歩いていると、ある親子に出会った。薬物中毒者の母親ジャッキーは、車が故障したため道端にしゃがみ込んでいる。娘のジーンは未就学児だが、すぐにジャックに好感を抱き、彼の持っている認識票に興味を示した。ジャックは認識票をジーンにプレゼントし、親子の車を修理する。エンジンがかかるとジーンは「わぁ、凄い」と言ってはしゃいだ。だが母親はジャックを邪険に扱い、追い払った。
ジャックはその後ヒッチハイクをし、服役経験のある中年男に拾われる。後部からパトカーが追ってきた。
後日、ジャックは警察官の殺人容疑をかけられ法廷にいた。だがジャックが覚えているのは、ジーンやジャッキーの名前、ハリソン巡査が撃たれたのは3回ということだけである。ジャックは心神喪失と認められ無罪となった。
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映画『ジャケット』のあらすじ【承】
その後ジャックは、犯罪者専用のアルパイン・グローブという精神病院へ送られる。その病院では、男性医師のベッカーが人権を踏みにじるような矯正治療を行っていた。ジャックは薬をたくさん服用させられた上、拘束衣を着せられる。そして仰向けにされ、窮屈な遺体安置の引き出しに入れられたのだ。ジャックは恐怖や怒りで叫び声を上げる。
この拷問のような治療は、他の患者にも行われていた。ジャックは休憩所でおしゃべりな男ルーディーと知り合う。
2度目の引き出しの矯正治療で、ジャックは気がつくと見知らぬ土地のガソリンスタンドの傍に立っていた。向かいにはダイナーがあり、そこから出てきた若い女がジャックを心配し車に乗せた。クリスマス・イブの夜である。ジャックはそのまま女の家に行き、一晩泊めてもらうことになった。彼女は、母親がタバコの火で火事を起こし亡くなったと話す。
だが女の家に自分の見識票があったので、ジャックは仰天する。彼女がジーンであるということから、ジャックは自分が1992年から2007年に来てしまったのだと理解した。だがジーンはジャックの話を信じなかった。
映画『ジャケット』のあらすじ【転】
ジーンの調べでは、ジャック・スタークスの遺体が1993年の元旦に精神病院で見つかったことになっていた。女から追い出されそうになったところで、ジャックは1992年に戻り引き出しから出された。目を覚ました彼は相当なダメージを受けており、女性医師ローレンソンに看病される。ローレンソンはベッカーの治療法に疑問を持っていた。また彼女は、友人の息子で障がいを持ったババックの治療を試みている。
ジャックは引き出しに入り再び未来へ行く。彼の話を信じなかったジーンだが、ジャックの周辺で起こった過去について彼女は調べていた。ジーンの話から、ベッカーの矯正治療がその後スキャンダルになったと分かる。またローレンソンがババックの治療をしていたことも、ジーンは知っていた。
2007年にもアルパイン・グローブ病院は残っていた。そこでジャックは自身の甥だと偽り、ジーンと一緒にローレンソンを訪ねる。ローレンソンはジャックの死因について、頭部の外傷だと言った。またババックについては、あなたの叔父さんが治療法を教えてくれたと言う。ジャックとジーンは恋人同士のような関係になった。
映画『ジャケット』の結末・ラスト（ネタバレ）
ジャックが次に未来に行った時、ジーンはババックの治療法を調べていた。2007年にいるババックは電気ショック療法を試し、欠損障害が治ったようである。その後ジーンとジャックは、ベッカーに会いに行った。ベッカーと話したジャックはその会話の内容から、自分がジーンに会うのはこれが最後かも知れないと思う。
1992年に戻ったジャックは、ババックの治療法をローレンソンに教える。彼女がその治療を試すとババックの障害が治った。またローレンソンの協力を得て、同じ時代に生きるジャッキーに手紙を渡しに行く。そこでまだ幼いジーンに会った。手紙には、今後ジャッキーが火の不始末で火事を起こすだろうと書かれており、親子の幸せを願うメッセージが添えられていた。
病院へ戻ったジャックは車から降りる際転倒し、頭部を損傷する。それでもジャックは未来へ行くことを望み、医師たちは仕方なくジャックをそのまま引き出しに入れた。
ジャックが未来に行くとジーンは以前より穏やかで、豊かな暮らしをしていた。ジャッキーからジーンに電話が入り、ジャックは彼女が無事生きていることを知る。
映画『ジャケット』の感想・評価・レビュー
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映画『ジャケット』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『ジャケット』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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