この記事では、映画『殺人者(1946)』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『殺人者(1946)』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0079218
製作年 | 1946年 |
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上映時間 | 102分 |
ジャンル | サスペンス |
監督 | ロバート・シオドマク |
キャスト | バート・ランカスター エヴァ・ガードナー アルバート・デッカー エドモンド・オブライエン |
製作国 | アメリカ |
映画『殺人者(1946)』の登場人物(キャスト)
- スウェード(バート・ランカスター)
- ブレントウッドの片田舎でひっそりと暮らしていたが、ある日やって来た二人の殺し屋に射殺される。元ボクサーだったが右手を負傷し引退。その後、裏社会に出入りするようになり、組織のボスであるコルファックスの強盗計画に加わる。コルファックスの情婦であるキティに耽溺し、強奪した金を仲間から奪って彼女と逃走を図る。
- キティ(エヴァ・ガードナー)
- コルファックスの愛人。屋敷で開かれたパーティーでスウェードと出会い関係を持つようになる。宝石を盗んだ疑いで連行されかけるが、スウェードが罪を被り逮捕を免れる。3年後、出所して帽子工場の強盗計画に加わったスウェードと再会する。
- リアドン(エドモンド・オブライエン)
- 保険会社の調査員。自らの最期を予測していたかのように死んでいったスウェードに疑問を持ち調査を始める。上司からはあまり首を突っ込まないように諭されるが、仕事というよりは好奇心が勝るといった様子。探偵顔負けの行動力で捜査を進める。
- コルファックス(アルバート・デッカー)
- 裏社会で幅を利かせる組織のボス。数々の狼藉を働き服役していたが、出所後に再び強盗を計画して仲間を募る。囲っている愛人のキティを巡ってスウェードと諍いを起こす。強盗後、スウェードに金を持ち逃げされてしまう。
- ルビンスキー(サム・レヴェン)
- スウェードの幼なじみの刑事。キティの身代わりになったスウェードを逮捕する。その後、彼の元恋人だったリリーと結婚。スウェードの死後、話を聞きにきたリアドンにかつての出来事を語り聞かせる。
- リリー(ヴァージニア・クリスティーン)
- ルビンスキーの妻。毎回欠かさず試合を見に行くほどボクサーだった頃のスウェードを慕っていたが、彼がキティに心を奪われてしまったことで身を引く。その後、ルビンスキーと結婚。
- チャールストン(ヴィンス・バーネット)
- 初老の小悪党。スウェードと刑務所で同房になり、2年間共に過ごす。出所後、彼にコルファックスの強盗計画を持ちかける。キティは「魔性の女」だから関わるなとスウェードに忠告する。
映画『殺人者(1946)』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『殺人者(1946)』のあらすじ【起】
午後6時。ブレントウッドという小さな町に二人の男が現れる。彼らは町の食堂へ入り「スウェードという男を殺しに来た」と店主に告げる。しかし、「いつも6時には来るが今日は来ない」と店主が話すと、二人はスウェードが働くガソリンスタンドで住所を聞くと言って出て行った。店に居合わせたスウェードの同僚であるニックは、先回りして彼にそのことを知らせに走った。しかし、スウェードは慌てる様子もなく、ベッドに横になったまま「悪事をはたらいた…」とだけ呟いた。ニックが去った後、殺し屋がやって来てスウェードは射殺されてしまった。
保険会社の調査員であるリアドンは、スウェードの死に疑問を持ち調査を始める。ニックによると、スウェードは一週間前に体調不良を訴え早退、それ以来仕事に来なくなったという。
リアドンは、スウェードの保険金の受取人になっていた女性と面会する。しかし、彼女はスウェードの名前を聞いてもピンとこない様子だ。写真を見せるとようやく彼のことを思い出した。彼女は5年前、スウェードが宿泊していたホテルで働いていた。その時、自殺を図ろうとしていたスウェードを止めようとしたのが彼女だったのだ。
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映画『殺人者(1946)』のあらすじ【承】
元々ボクサーだったスウェードは、試合で右腕を負傷し引退。その後、彼が窃盗で逮捕されたことを知り、リアドンはその時の担当刑事だったルビンスキーに会いに行く。彼はスウェードの幼なじみでもあり、現在の妻リリーはスウェードの元恋人でもあった。二人はスウェードとの昔話をリアドンに語った。
ある夜、スウェードとリリーはパーティーでキティという女と出会う。スウェードは一目で彼女に惚れてしまい、リリーはそれ以来スウェードと縁を切ってしまった。キティはコルファックスという悪党の愛人だったが、スウェードとも関係を持つようになる。ある時ルビンスキーは、宝石を盗んだ容疑でキティを逮捕しようとするが、スウェードが罪を被って刑務所に入ることとなった。
その後リアドンは、スウェードと刑務所で同房だったチャールストンという小悪党に話を聞く。チャールストンは、出所したスウェードにコルファックスが計画している帽子工場の強盗の話を持ちかける。コルファックスと仲間が集うアジトに赴いたスウェードは、そこでキティと再会。チャールストンはリスクが大きいため仕事を断ったが、スウェードは計画に加わることになった。
映画『殺人者(1946)』のあらすじ【転】
コルファックスの仲間で、強盗に加わった一人であるブリンキーが撃たれて病院に運ばれる。リアドンとルビンスキーが駆けつけると、彼は瀕死の状態でうわごとを呟き始める。
計画の決行前夜、アジトにはコルファックスとスウェード、ブリンキー、同じく仲間であるダムダム、そしてキティが集まっていた。その後、強盗は成功したものの、皆で金を分けようとしていると、集合場所が変わったことを知らされていなかったスウェードがやって来る。彼は金を全て奪って逃走した…ここまで話すとブリンキーは息を引き取った。
スウェードはその後キティと合流するが、今度は彼女が金を持ち逃げしたことが分かる。スウェードは最愛の女に裏切られて絶望し、ホテルで自殺を図ったのだった。かつて強盗に加わった連中が、スウェードから金を奪い返そうとしていると考えたリアドン。彼の読み通り、スウェードの部屋で張り込んでいるとダムダムがやって来る。リアドンは、強盗後の集合場所が変更したと伝えに来たのはキティだということをダムダムから聞き出す。その直後、一瞬の隙を突きダムダムは逃走する。
映画『殺人者(1946)』の結末・ラスト(ネタバレ)
リアドンはコルファックスを見つけ出し、キティを呼び出させて接触を図る。彼女は、強盗の前夜「他の三人が裏切ろうとしている」と嘘をつき、スウェードに襲撃をけしかけたと白状する。自分に惚れているのをいいことに、スウェードを利用したとキティは抜け抜けと話した。そこへスウェードを殺した二人の殺し屋が現れ、リアドンは襲撃を受ける。ルビンスキーが殺し屋を射殺するが、キティには逃げられてしまう。
リアドンとルビンスキーはコルファックスの屋敷に向かう。屋敷に入ると銃声が響き、撃たれたダムダムが階段から転がり落ちて来る。その先の階段の踊り場には、ダムダムとさし違えたコルファックスが虫の息で倒れていた。
コルファックスは、キティと共謀してスウェードと他の二人を騙していたと明かす。ダムダムとブリンキーに本当のことを話してしまわないように、殺し屋を差し向けてスウェードを始末したというのが真相だった。自分はスウェード殺しには関わっていないとコルファックスに証言させようとするキティだったが、コルファックスは息絶え徒労に終わった。
映画『殺人者(1946)』の感想・評価・レビュー
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映画『殺人者(1946)』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『殺人者(1946)』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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