この記事では、映画『時間離脱者』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『時間離脱者』の作品情報
出典：https://video.unext.jp/title/SID0068174
| 製作年 | 2015年 |
|---|---|
| 上映時間 | 107分 |
| ジャンル | アクション スリラー |
| 監督 | クァク・ジェヨン |
| キャスト | イム・スジョン チョ・ジョンソク イ・ジヌク チョン・ジニョン |
| 製作国 | 韓国 |
映画『時間離脱者』の登場人物（キャスト）
- ペク・ジファン（チョ･ジョンソク）
- 1983年のソギョン高校で音楽教師をしている男性。同じ高校の教師であるユンジョンと婚約している。昔は警官になるのが夢だった。臨死状態から回復するが、その日から夢に2015年のゴヌ刑事が現れ、彼の日常を覗き見しているような気分になる。スマートフォンの出現を預言し、生徒を笑わせた。ユンジョンとの思い出や事件をテープレコーダーに記録している。非行に走るスンボムを叱りながらも、熱心に指導する。
- ソ・ユンジョン（イム･スジョン）
- 1983年のソギョン高校で、理科の教師をしている女性。最愛の人ジファンと婚約している。不思議な夢を見るようになったジファンの話を、あまり信じていない。ジファンに「来世でも、あなたが気づくように同じ姿で生まれ変わる」と言った。ふわふわとした優しい雰囲気の人。
- カン・スンボム（イ・ミノ）
- 1983年のソギョン高校の男子生徒。自称筋金入りの不良。父の影響でタバコや賭博などの非行に走る。ジファンを慕っており、根は優しい。同級生の女子生徒ヒョンジュに恋をしている。
- キム・ゴヌ（イ・ジヌク）
- 2015年の刑事。捜査中敵から撃たれたが、一命を取りとめた。その日から、夢に1983年のジファンが現れるようになり、ジファンの周りのことが全て分かる。夢に現れたユンジョンとそっくりな女性ソウンに出会い、恋をする。夢を手掛かりに、未解決の女性連続殺人事件の犯人を捜す。
- チョン・ソウン（ソ・ユジュン）
- 2015年のミソン高校の教師。気が強くしっかり者の女性。見た目はユンジョンとそっくり。最初はゴヌのことを誤解するが、次第に彼に惹かれるようになる。ミノン高校内での過去の出来事を探る。
- カン班長（チョン・ジニョン）
- 2015年に生きるソウルでは有名な刑事。ゴヌの勤める警察に新しく着任した班長。ゴヌの上司。任務で追っていた連続殺人犯に、妻ヒョンジュを殺された悲しい過去を持つ。無愛想で気難しい性格。
映画『時間離脱者』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『時間離脱者』のあらすじ【起】
2014年の大晦日、刑事のゴヌはある事件を追ってカウントダウン会場を張っていた。だが年が明け、ゴヌは容疑者から撃たれ重傷を負う。
1982年の大晦日。同じカウントダウン会場に、ソギョン高校の教師のジファンとユンジョンがいた。ジファンはユンジョンに指輪を渡しプロポーズする。だがユンジョンがスリに遭い、犯人を追ったジファンはナイフで刺された。
幸いゴヌもジファンも一命を取りとめる。32年違いだが、同じ時間に同じ場所で命を失いかけた2人は、互いの状況が夢で分かるようになった。
ゴヌの職場には、カン班長が新しく着任してくる。班長は過去妻を殺した連続殺人犯を追っており、いつも厳しい顔をしていた。犯人の肩に傷があることを班長は知っており、事件が起きたとき彼は必ず容疑者の肩を確認した。
ゴヌは夢に出てくるユンジョンにそっくりの女性ソウンを、監視カメラでたまたま見つける。彼女を尾行したゴヌは、自分が刑事だとソウンから信じてもらえず警察へ連れていかれた。
警察まで行ったソウンは、ゴヌが本当に刑事だったと知り驚いた。ソウンはその後、ゴヌや彼の同僚らと親しくなる。
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映画『時間離脱者』のあらすじ【承】
ゴヌはソウンにソギョン高校の教師かと訊ねたが、彼女はミソン高校の教師だった。翌日ソウンが教頭にソギョン高校のことを訊くと、学校名が変わっただけで同じ学校だと分かる。ソウンが昔の卒業アルバムを調べると、自分とよく似た女性教師ユンジョンを見つけた。ソウンはアルバムをゴヌに見せた。
班長が、ゴヌの元に女性連続殺人事件のファイルを持ってきた。そのファイルからユンジョンが1983年10月に殺害されていると分かり、ゴヌは言葉を失う。
ジファンも夢でユンジョンの死を感じ取る。そこで何とかこれを阻止しようとするが、ユンジョンは首を切られ殺された。そして近くにいたカン・ヒョンチョルが殺人容疑者として逮捕される。カンはジファンの生徒スンボムの父で、スンボムは父が無実だと主張する。また必ず真犯人を探してやると躍起になった。
ソウンとゴヌは、過去学校の講堂で火災があったと知る。1983年10月18日のこの火災で、ユンジョンの生徒49名が亡くなっていた。連続殺人事件も火災事件も現場にガスマスクが残されていたことから、同一犯よる犯行である可能性が高かった。
映画『時間離脱者』のあらすじ【転】
ゴヌは、カンが無実だと思った。ジファンは留置所にいるカンと面会する。カンはユンジョンの殺害現場で、ガスマスクをした人を見たと話す。
ジファンは講堂での火災を最小限に抑え、生徒全員を助けた。
ゴヌは新しかった講堂が古い建物に変わっていくのを見て、ジファンが生徒を救い歴史を変えたのだと確信する。ゴヌはこのことをソウンに報告し、彼女とデートの約束をした。だがソウンは山道で車を走らせている時、ガスマスクをした男に襲われる。
ゴヌは班長室で彼の本名を知り驚く。カン・スンボム、即ちヒョンチョルの息子だった。
監禁されていたソウンは逃亡し、ゴヌに連絡する。だがソウンはゴヌから救出される寸前に、車に撥ねられ死亡した。
ゴヌがソウンからの着信番号を手掛かりに犯人を調べると、ソウンを拉致したのが班長だと分かる。班長は32年前、ジファンのテープレコーダーを受け取っていた。12年前妻ヒョンジュを殺された班長は、ゴヌがジファンと繋がっていると知り、彼らに過去を変えてもらおうと考えたのだ。ゴヌの気を引くため連続殺人犯を模倣したが、結果ソウンを巻き込んでしまった。
映画『時間離脱者』の結末・ラスト（ネタバレ）
班長は真実をゴヌに白状すると、過去の自分を殺してくれと言い残し目の前で自殺する。
夢で未来の状況を知ったジファンは、何としても被害を食い止めなければと思い、殺人犯と対面する。ガスマスクを外した犯人は生物の教師だった。この若い男性教師は薬物依存症で、化学教室の薬品を度々使用していた。ユンジョンは、それに気づいていたから殺されたのだ。また講堂での火災も気づかれた生徒への口封じにやったと、生物教師は告白する。ジファンを助けに来たスンボムは、脅えている生徒のヒョンジュを守った。
ジファンは未来の情報から、この日高校の屋上に落雷があったと思い出す。そこで生物教師を屋上の鉄塔に手錠で繋ぐ。雷が落ち生物教師とジファンは死亡した。
ゴヌが朝目を覚まし警察へ出勤すると、そこに自分の居場所はなかった。ジファンのおかげで過去が変わったのである。ゴヌが高校へ行くと通勤中のソウンに会った。ゴヌはソウンが生きていることが嬉しくて、彼女を抱きしめる。職員室へ行くとそこには自分の席があった。死んだはずのスンボムも教師になり、幸せな家庭を築いていた。
映画『時間離脱者』の感想・評価・レビュー
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映画『時間離脱者』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『時間離脱者』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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