この記事では、映画『フラットライナーズ(1990)』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『フラットライナーズ(1990)』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『フラットライナーズ(1990)』の作品情報

出典:https://video.unext.jp/title/SID0016670
| 製作年 | 1990年 |
|---|---|
| 上映時間 | 114分 |
| ジャンル | ホラー SF |
| 監督 | ジョエル・シューマカー |
| キャスト | ジュリア・ロバーツ キーファー・サザーランド ケヴィン・ベーコン ケシャ・リード |
| 製作国 | アメリカ |
映画『フラットライナーズ(1990)』の登場人物(キャスト)
- ネルソン(大人:キーファー・サザーランド / 子供時代:アーリク・イーガン)
- 医学生。わがままで強気な青年。名声を得るため、死を体験するという危険な実験を思いつき、レイチェルやデイブなど4人の仲間を集める。8歳の頃ビリー・マホニーという少年を皆で苛めた経験がある。密かにレイチェルに惚れている。
- レイチェル(ジュリア・ロバーツ)
- 美人で頭の切れる医大生。自立した女性。以前から死後の世界が気になっており、いつも生還した患者にあれこれ質問している。友人ネルソンの提案する実験に反対するが、結局参加してしまう。強がりで男性に頼ることを嫌う。子供の頃最愛の父デニーを亡くした。
- デヴィッド(大人:ケヴィン・ベーコン / 子供時代:ジョン・ドゥダ)
- 優秀な医大生。通称デイブ。医学生だが死にかけていた妊婦を救い、規則違反で4か月の停学をくらった。友人ネルソンの実験に強く反対しているが、仲間が心配なので仕方なく参加。無神論者。レイチェルを異性として意識している。正義感が強い男性。
- ジョー(ウィリアム・ボールドウィン)
- 医学生。友人ネルソンの実験に参加する。気の多い青年で、婚約者のアンがいながら複数の女性と関係を持っている。また女性との性行為を隠しカメラで録画する趣味があった。ネルソンはどうせ実験を行う勇気がないだろうと踏んで、実験に参加。
- ランディ(オリヴァー・プラット)
- 医学生。信仰深い青年。ネルソンの実験に参加するが、途中で怖くなり皆を責めた。常識的で倫理観が高く、ネルソンの実験の被験者にもならなかった。だが実験には常に付き添い、仲間の命が危なくなったときは必死で医療処置を行う。
映画『フラットライナーズ(1990)』のネタバレあらすじ(起承転結)
映画『フラットライナーズ(1990)』のあらすじ【起】
医学生のネルソンは、仲間のレイチェル、デイブ、ジョー、ランディにある危険な実験を持ちかけた。それは医療器具や薬で故意に心肺を停止させ、その後蘇生をするという内容である。ネルソンは心肺が停止した臨死状態で死後の世界を体験し、名声を得ようとしているのだ。
夜、改修中の美術館にネルソンと仲間4人が集まった。仲間は実験に反対しながらもネルソンを放っておけない。ネルソンは既にベッドや医療器具を用意していた。実験が始まりネルソンがベッドに横になると、デイブが仕方なくネルソンの心肺を停止させた。ネルソンは脳死の状態になり、子供の頃の夢を見る。夢には犬やビリーという少年が出てきた。心肺停止から1分経過したので、デイブら4人は必死でネルソンに蘇生処置を施す。蘇生が上手くいきネルソンが無事意識を取り戻すと、皆はほっとして喜んだ。
美術館を出ると次は誰が被験者になるか、という話になった。実はレイチェルは死後の世界に興味を持っていた。だがジョーが彼女より長い臨死時間を希望したので、ジョーが被験者になった。ランディは「命を競りにかけるのか」と呆れる。
映画『フラットライナーズ(1990)』のあらすじ【承】
2度目の実験で被験者となったジョーは、臨死状態の時、大勢の女性が出てくる夢を見た。蘇生は成功し、ジョーは官能的な夢を見たと皆に話す。次こそは自分が被験者になりたいとレイチェルが名乗り出た。デイブはレイチェルがやると言って聞かないので、自分が2分20秒という危険な臨死時間に挑戦すると言い彼女の機会を奪う。
一方ネルソンは、奇妙な幻覚に悩まされるようになった。子供の頃苛めた少年ビリーが現れ、ネルソンに殴り掛かってくるのだ。
ハロウィンの夜、ネルソンらはデイブを被験者にして実験を開始する。デイブは蘇生後目を覚ますと「心の奥にあったものを夢見ていた」と仲間に話す。レイチェルと2人きりになると、デイブは「君に行って欲しくない」と率直な思いを告げた。だがレイチェルは過去に身内を亡くした経験があり、死後の世界をどうしても自分の目で確かめたかった。
ネルソンは度々少年の幻覚に悩まされる。ジョーは過去に寝た女性から「ひどい男」などと責められた。デイブは電車の中で幻覚を見る。小学生の頃皆でからかった少女ヒックスが、口汚くデイブを罵ってきたのだ。
映画『フラットライナーズ(1990)』のあらすじ【転】
レイチェルの実験が始まる。幻覚を見て実験が危険だと気づいたデイブは、彼女の臨死時間を短くしようと努める。レイチェルの蘇生は至難の業だったが、デイブの聡明な判断により彼女は無事生還した。
デイブが先ほど見た幻覚について皆に話すと、ジョーも女の幻覚を見たと話す。ネルソンは幻覚を見るだけでなく、身体にもビリーから殴られた痕があった。ネルソンは昔木の上にいるビリーに、石を投げたことがあった。レイチェルも、亡くなった父の幻覚を見る。
デイブはヒックスの現住所を調べ、ネルソンと車でその家を訪ねた。デイブはヒックスに会い何度も謝罪する。ヒックスはデイブを許し「ありがとう」と言った。車に残ったネルソンは、斧を持ったビリーに襲われる。だがそれは傍目から見れば、ネルソンが自分を傷つけているだけだった。
夜5人組が集まった。ジョーたちは、幻覚のことを隠していたネルソンを責める。罪を償ったデイブは、もう幻覚に悩まされなかった。
レイチェルは5歳の頃入室禁止の部屋に入り、その後父が自殺したとデイブに話す。デイブは君のせいじゃないと言い、レイチェルを抱きしめた。
映画『フラットライナーズ(1990)』の結末・ラスト(ネタバレ)
ネルソンはジョーやランディと、ビリーの墓に行く。ビリーは昔、木から落ちて死亡していたのだ。
レイチェルと眠っていたデイブは、ネルソンが消えたと聞き彼を捜しに出かける。レイチェルはまた幻覚を見て、父が薬物中毒だったと知る。父は「ごめんよ」とレイチェルに謝り彼女を抱きしめた。
ネルソンは死ぬことでビリーに償おうと思い、1人で美術館へ向かう。そしてベッドに横たわり、注射を打って臨死状態になった。それに気づいたデイブたちは、ネルソンの元へ駆けつける。レイチェルもネルソンから電話があったといい、血相を変えて飛び込んできた。仲間4人は必死でネルソンの蘇生を試みる。
ネルソンは夢の中で木に登っていた。石を投げてくるビリーに泣きながら謝ったが、ネルソンは木から落ちてしまう。4人組はネルソンの蘇生を諦めかけ、デイブは悲しみから半狂乱になった。
夢の中では、ようやくビリーがネルソンを許した。ネルソンは「戻ってこい」と叫ぶ仲間の声を聞き、その声のほうに向かって思い切り走る。その後ネルソンは奇跡的に蘇った。目を覚ましたネルソンは仲間にありがとうと言った。
映画『フラットライナーズ(1990)』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)
死後の世界を体験するという危険な実験に踏み込む設定が非常に興味深かった。最初は単なる好奇心から始まった行為が、過去の罪と向き合う恐怖へと変わっていく展開が秀逸。特に主人公がいじめていた少年の幻覚に苦しむ描写は強烈で、心理的な怖さが際立っていた。最後に過去と向き合い謝罪することで解放される流れは納得感があった。(20代 男性)
死を超えた先にあるものを探るというテーマに惹かれて観たが、実際は罪と向き合う物語だったのが印象的。各キャラクターが過去の過ちに苦しめられる展開は切なく、単なるホラーではない深みがある。主人公が謝罪によって救われるラストはシンプルだが、心に響くものがあった。(30代 女性)
医学生たちの危険な実験という設定がリアルで、序盤から緊張感があった。死後の体験を通して過去の罪が具現化するという展開は、心理的なホラーとして非常に効果的。単なる恐怖ではなく、贖罪がテーマになっている点が興味深い。最後の救済の描き方も印象的だった。(40代 男性)
死後の世界を見たいという好奇心が、結果的に自分の罪と向き合うことになる展開が面白かった。各キャラクターのトラウマが異なる形で現れるのも印象的で、それぞれの物語としても楽しめる。ラストで主人公が過去を乗り越えるシーンは感動的だった。(20代 女性)
ホラー要素と人間ドラマのバランスが良い作品。死の体験が単なる恐怖ではなく、内面の問題を浮き彫りにする装置として機能している。主人公が過去の過ちを認め、謝罪することで解放される流れは王道だがしっかり心に残る。テーマ性のある良作だと感じた。(50代 男性)
映像や演出に独特の雰囲気があり、90年代らしい魅力を感じた。死後の世界の描写も幻想的で印象に残るが、それ以上に人間の罪や後悔が強調されている。最終的に自分自身と向き合うことが重要だというメッセージがしっかり伝わってきた。(30代 女性)
単なる医療系サスペンスかと思ったが、心理ホラーとしての完成度が高かった。死後の体験によって過去の罪が現実に現れるという設定が秀逸で、観ていて引き込まれる。ラストでの和解や赦しが物語をしっかり締めていて、後味も悪くなかった。(40代 女性)
死をテーマにしながらも、実際には人間の心の問題を描いているのが印象的だった。主人公たちが自分の過去と向き合うことで成長していく様子が描かれている。怖さだけでなく、考えさせられる部分が多く、見応えのある作品だった。(10代 男性)
それぞれのキャラクターが抱える罪が異なる形で表現されるのが面白い。死後の体験という非現実的な設定を使いながらも、描かれているのは非常に現実的な感情だった。ラストの救いのある展開が印象的で、単なるホラーでは終わらない作品だと感じた。(20代 女性)
人間の罪と贖罪をテーマにした作品として評価したい。死後の世界の描写は象徴的で、実際には内面の問題を映し出しているように感じた。最後に主人公が過去と向き合うことで解放される展開は、シンプルながらも強いメッセージ性があった。(60代 男性)
映画『フラットライナーズ(1990)』を見た人におすすめの映画5選
セブン
この映画を一言で表すと?
罪と罰が極限まで突き詰められる、衝撃のサイコスリラー。
どんな話?
七つの大罪をモチーフにした連続殺人事件を追う刑事たちの物語。犯人は人間の罪を裁くかのように計画的な犯行を繰り返し、捜査は次第に精神的な極限へと追い込まれていく。善悪の境界が揺らぐ中で迎える結末が強烈な印象を残す。
ここがおすすめ!
罪と向き合うというテーマがフラットライナーズと共通しており、人間の内面に潜む闇を深く描いている。重厚なストーリーと衝撃的なラストが魅力で、心理的な緊張感を求める人におすすめ。
シックス・センス
この映画を一言で表すと?
死者との対話が真実へ導く、切なくも美しいサスペンス。
どんな話?
死者が見える少年と、彼を助けようとする心理医の交流を描く物語。少年の能力を通して、未練を残した魂たちの存在が明らかになり、やがて医師自身の運命にも関わる真実が浮かび上がる。
ここがおすすめ!
死後の世界と向き合うテーマが共通しており、恐怖と感動が同時に味わえる。ラストのどんでん返しは非常に有名で、観終わった後にもう一度見返したくなる構成が魅力。
バニラ・スカイ
この映画を一言で表すと?
現実と夢の境界が崩れる、幻想的な心理ミステリー。
どんな話?
事故によって人生が一変した男が、現実と夢の区別がつかなくなっていく。記憶や意識の曖昧さの中で、自分が何者なのかを探る過程が描かれる。やがて彼は驚くべき真実に辿り着く。
ここがおすすめ!
現実と精神世界の曖昧さを描く点がフラットライナーズと似ており、観る者の解釈に委ねる構成が魅力。心理的な混乱と謎解き要素が融合した作品として楽しめる。
エクソシスト
この映画を一言で表すと?
人間の内面に潜む恐怖を描く、ホラー映画の金字塔。
どんな話?
少女に取り憑いた悪魔を巡り、神父が悪魔祓いに挑む物語。科学では説明できない現象と宗教的な対立が描かれ、次第に恐怖がエスカレートしていく。人間の信念と恐怖がぶつかり合う作品。
ここがおすすめ!
目に見えない存在と向き合う恐怖という点で共通しており、心理的な緊張感が強い。単なるホラーではなく、人間の内面や信念に踏み込むテーマ性も魅力。
インセプション
この映画を一言で表すと?
夢の中に潜り込み意識を操る、知的でスリリングなSF。
どんな話?
他人の夢に入り込み、潜在意識に情報を植え付ける仕事をする男が、新たな任務に挑む。夢の中の世界が幾重にも重なり、現実との境界が曖昧になる中で、彼自身の過去も明らかになっていく。
ここがおすすめ!
意識や現実の曖昧さをテーマにしている点がフラットライナーズと共通している。複雑な構造と映像表現が魅力で、考察しながら楽しめるSF作品としておすすめ。



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