この記事では、映画『ALIVEHOON アライブフーン』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『ALIVEHOON アライブフーン』の作品情報
出典：https://video.unext.jp/title/SID0088426
| 製作年 | 2022年 |
|---|---|
| 上映時間 | 120分 |
| ジャンル | アクション 青春 |
| 監督 | 下山天 |
| キャスト | 野村周平 吉川愛 青柳翔 福山翔大 |
| 製作国 | 日本 |
映画『ALIVEHOON アライブフーン』の登場人物（キャスト）
- 大羽紘一（野村周平）
- 内向的で人と関わるのが苦手な青年。スクラップ工場で働くも、血の気の多い先輩から怒鳴られるような日々を過ごした。職場の倉庫の2階に住み、仕事が終わるとレースシミュレーターでドリフトゲームに嵌る。孤独なゲーマーだが、eスポーツ界では日本一の座を獲得した。夏実からスカウトされたことをきっかけに、チームアライブのリアルドリフトレーサーになっていく。
- 武藤亮介（陣内孝則）
- ドリフトチーム、アライブのベテランレーサー。ドリフト界の最年長者。過去に妻を亡くしている。普段は板金塗装や一般整備の会社、武藤商会の社長。今はレースで足を痛め松葉杖をついている。ドリフトに熱い情熱を持っており、同時にレースで賞金を稼がなければ倒産という危機に追い込まれている。ドライバーを雇う資金もなく困り果てていたところ、eスポーツ出身の紘一と出会った。過去のレースにはピンクのシルビアS15で参加。
- 武藤夏実（吉川愛）
- 亮介の娘だがチームアライブのスタッフでもある。過去に母を亡くしている。車好きで外交的な性格。紘一を「海外ではeスポーツのレーサーがリアルレーサーになって活躍してる」と説得し、チームアライブにスカウトする。紘一をレーサーとして応援しながら、密かに彼に恋をする。
- 葛西隆司（本田博太郎）
- チームアライブのチーフメカニック。初老の男性。武藤亮介と長年コンビを組んでおり、伝説のチューナーとして知られている。メカニックとしての腕前も優れているが、謙虚で大らかな性格が特徴的。鍋をスタンバイするなどチームのムードメーカー的存在。田中や夏実の指導者。
- 小林総一郎（青柳翔）
- ドリフトフェスティバルの絶対王者。ドリフトに熱い情熱を持っている。亮介のライバルであると同時に友人でもある。紘一をゲーム野郎だと罵っていたが、テスト走行を見て紘一の能力を素直に認めた。レースではブルーのシルビアに乗っている。
- 柴崎快（福山翔大）
- 高慢なレーサーでチームアライブからの誘いを断り、チームスクリューのレーサーになった。別名ドリフト界の貴公子。打算的な若者で、チームスクリューの利己的なオーナーと意気投合。報酬重視。紘一のライバル的な存在。メカニックの意見を聞かず、偉そうな態度で周囲をイラつかせる。
- 檜山三郎（モロ師岡）
- 紘一が働いていたスクラップ工場の社長。初老の男性で亮介の友人でもある。面倒見のいい人で、ゲーム好きの紘一を庇い陰ながら見守っていた。夏実が紘一をチームにスカウトする際、手助けをした。
- チームスクリュー・オーナー（土屋アンナ）
- 利己的で現金な女性。「仕事もレースも勝った人だけに来る」という考えで、似た者同士の柴崎をレーサーとして採用。ファッションや髪型に気を遣うお洒落な人だが、嫌味な言動が目立つ。
- 土屋圭市（本人）
- 凄腕レーサー。ドリフト界のパイオニアとして、多くのドリフトファンから支持されている。通称ドリキン。ドリフトチャレンジカップやドリフェスでは実況中継席に座り、興奮しながら痛快な解説をする。セコい手を使うレーサーは徹底的に批判。
- 田村孝（きづき）
- チーム・アライブフーンのメカニック。葛西を慕っている青年。葛西や夏実らと紘一のレースカーを作り上げていく。ほんわかしたムードで、葛西や紘一をさりげなく気遣える優しい人。
映画『ALIVEHOON アライブフーン』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『ALIVEHOON アライブフーン』のあらすじ【起】
チームアライブの武藤亮介は、ドリフトフェスティバルで小林総一郎に敗れた。1対1でテクニックや駆け引きを競い合うドリフト競技の「追走」は、単にタイムを競い合うのではない。角度やラインなど、ドリフト走行の美しさを競うのだ。
スクラップ工場に勤める大羽紘一は、職場の倉庫の2階に住んでいた。寡黙で人と接するのが苦手な紘一だが、eスポーツのレースゲームで彼の右に出るものはいない。紘一は仕事が終わると自室のレーシングシミュレーターに座り、ひたすらレースをし続けた。
ある日紘一の雇い主である檜山が、夏実という若い女性を連れてやってきた。亮介の娘である夏実は、チームアライブに紘一をスカウトするつもりなのだ。紘一はチームアライブが、リアルのレースチームだと知り戸惑う。
夏実の父の亮介は、eスポーツ出身の紘一をレーサーとして迎え入れることに断固反対した。先日の事故で足を負傷した亮介は、自分の代わりに優勝できるような才能のあるレーサーを必要としている。亮介はリアルレーサーの柴崎快を引き抜こうとしていたが、報酬を重視する柴崎はこの誘いを断った。
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映画『ALIVEHOON アライブフーン』のあらすじ【承】
このままではチームが潰れてしまうと思った夏実は、父と口論になり涙を流した。結局チーフメカニックの葛西の提案で、紘一の走りを見てみようという話になる。
翌日のテスト走行には小林も来た。彼は紘一を助手席に乗せ、コースを走って見せる。紘一は小林の高度なドリフトの技術を助手席で眺め、交代するとすぐに彼のテクを盗むことができた。これには葛西や亮介も仰天し、紘一をリアルなレーサーとして鍛えればなんとか勝てそうだと確信する。
こうして紘一はチームアライブの一員になった。その晩亮介は、葛西や紘一、夏実、田中と鍋を囲み久しぶりに笑顔を見せる。
紘一のシミュレーターは武藤家に運ばれ、彼自身もそこに住むことになった。翌日から筋トレやランニングが始まる。亮介の猛特訓を受け、紘一はリアルでのドリフトスキルをぐんぐん上げていった。亮介は「コツコツ真面目にやって、音を上げない」と紘一を褒めた。紘一の雇い主の檜山は、それを聞いて安心する。
亮介は閉鎖された山道の使用許可を得て、そこで紘一をより一層鍛え上げる。その頃葛西らの努力が実り、紘一が乗る予定の車シルビアS15が復活した。
映画『ALIVEHOON アライブフーン』のあらすじ【転】
そして遂に、若手ドライバーたちの登竜門であるドリフトチャレンジカップの日がやってきた。紘一は実車レース初参戦ながら、ベスト16まで上がり審査員らの注目を浴びる。
この大会にはあの柴崎も参加しており、紘一はトーナメント戦の追走で彼と対決することになった。だが柴崎は卑怯な手を使い、紘一を嵌める。事故にはならなかったが、紘一はコースアウトし柴崎に負けた。審査員の土屋圭市は柴崎を批判し、亮介も落ち込む紘一を励ました。
それ以来紘一は、リアルのレースが怖くなった。またeスポーツのプロチームから「世界チャンピオンを目指さないか」と誘いのメールが来て、紘一の心は揺れる。夏実はこのメールを盗み見てから、紘一がチームを離れるのではないかと怖くなった。また紘一が練習にシミュレーターばかりを使うので、イラついた。
そしてドリフトフェスティバルの日になった。レース前、紘一はテスト走行もできない程脅えていたが、小林から励まされハッとする。小林は、俺はチームの皆と走っているから怖くないと言った。彼の言葉に心を動かされた紘一は、夏実との信頼関係を取り戻す。
映画『ALIVEHOON アライブフーン』の結末・ラスト（ネタバレ）
紘一はトーナメント戦で勝ち抜き、準決勝まで進出する。準決勝戦ではまたも柴崎と当たり、柴崎は前回同様汚い手を使った。だが紘一も今回は動じず、冷静に走りきってゴールする。一方柴崎はコースアウトし、レース後はメカニックに八つ当たりした。柴崎がオーナーとの契約も切られ、散々なところに紘一が現れる。紘一が「頼みがある」と言うと、柴崎は彼を真顔で見つめた。
そして決勝レース。紘一は再び小林と対峙する。亮介はスポッターを夏実に任せた。1本目、2本目共に小林と紘一は素晴らしい走りを見せ、引き分けとなる。そこでサドンデス制の延長戦に突入、レースはナイター戦になった。皆が瞳を輝かせこのレースを観戦する中、紘一は勝利を手にする。
後日紘一は、eスポーツで世界チャンピオンを目指すためチームを去る。亮介は「eスポーツにリアルのレーサーを引き抜かれたのは初めてだよ」と嘆きながらも、紘一を励ました。
その後柴崎は、紘一のお願い通りチームアライブのレーサーになった。その頃紘一は、グランツーリスモチャンピオンシップで優勝する。
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映画『ALIVEHOON アライブフーン』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『ALIVEHOON アライブフーン』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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