この記事では、映画『選ばなかったみち』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『選ばなかったみち』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0069206
製作年 | 2020年 |
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上映時間 | 85分 |
ジャンル | ヒューマンドラマ |
監督 | サリー・ポッター |
キャスト | ハビエル・バルデム エル・ファニング ブランカ・カティッチ ミレーナ・ツァルントケ |
製作国 | イギリス |
映画『選ばなかったみち』の登場人物(キャスト)
- モリー(エル・ファニング)
- ニューヨークでライターの仕事をしている女性。両親は離婚し、父は認知症を患っているため、父の通院や生活の支援を仕切っている。家族への愛情は深く、献身的。
- レオ(ハビエル・バルデム)
- モリーの父で、メキシコからの移民の作家。認知症を患っている。初恋の女性との間に息子が誕生するも、息子を交通事故で亡くした。その後再婚し、モリーが誕生したが、離婚した。
映画『選ばなかったみち』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『選ばなかったみち』のあらすじ【起】
ニューヨークの片隅で、線路沿いにあるアパートの一室に、レオは住んでいる。
レオは認知症で、ヘルパーが彼の日々の世話をしている。
レオの娘モリーは、レオとは別居しており、記者として忙しい毎日を送っている。
レオは一日のほとんどをベッド上で過ごす。
アパートの鍵を開けるためのスイッチは、ベッドから手を伸ばせば届くところに備え付けてあるが、レオはこの日、スイッチの場所を忘れてしまい、ヘルパーがアパートまで来たものの鍵を開けることが出来なかった。
ヘルパーから連絡を受けたモリーがレオの部屋を訪れ、鍵を開けた。
モリーはレオに、鍵を開けるスイッチについて説明した後、今日は歯科と眼科を受診する日だと告げた。
レオはモリーの言葉をよそに、故郷のメキシコに想いを馳せている。
『死者の日』。メキシコの伝統文化として死者を偲ぶ大切な日に、レオの初恋の女性ドロレスがレオを墓地に行こうと誘っている。
乗り気でないレオはベッドに横たわり、そんなレオに呆れたドロレスは一人で出て行ってしまった。
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映画『選ばなかったみち』のあらすじ【承】
モリーは、レオの受診のための準備を手早く進める。
レオが、今は亡き愛犬ネスタ―の名を呼ぶと、モリーはネスタ―の写真をレオのそばに持っていってやり、優しい言葉をかける。
何とか準備を済ませ、レオは歯科を受診したが、歯科医は意思疎通がままならないレオに苛立ちの感情をぶつけた。
モリーとレオはタクシーで眼科に向かったが、レオが突然タクシーから飛び降りて怪我をし、救急搬送される。
レオは、記憶の中でメキシコの『死者の日』におり、一人で出て行ってしまったドロレスを追っていた。
ドロレスを追って、ドロレスの乗る車に乗り込んだレオは、言い争いの果てに車を飛び降りたのだった。
モリーは、自身の母でありレオの元妻であるリタに連絡したが、リタはレオに軽蔑の視線を投げかけ「仮病だ」と決めつけて去った。
その後レオは眼科を受診するも、レオの名前すら呼ばないというひどい扱いを受け、モリーは苛立った。
レオはかつて作家活動をしていた。
レオはその頃ギリシアに一人旅をしたことがあり、その記憶を辿り始めた。
映画『選ばなかったみち』のあらすじ【転】
レオがギリシアに旅をしたきっかけは、小説の執筆に行き詰まったことだった。
レオは旅先で知り合った若いドイツ人女性に、小説の顛末について相談する。
レオは女性と話すうちに、執筆活動を優先するあまり家庭を鑑みなかった自分に気付き、後悔し始めた。
現在、モリーはライターとしての新しい仕事を得るチャンスに恵まれたものの、レオの看護のためにそれを犠牲にすることとなり、レオにつらく当たった。
レオは泣き出し、モリーはそんなレオを放ってはおけずに、レオのアパートに泊まることにした。
夜になり、モリーが眠っている間に、レオは靴も履かずにアパートを出て俳諧を始めた。
レオの不在に気付いたモリーは、街中を探すが、見つからない。
夜のニューヨークを俳諧するレオの中には、亡くなった息子の記憶が蘇っていた。
ドロレスとの間にできた息子は交通事故で亡くなり、レオは事故現場で泣き崩れた。
その後、息子の墓の前でレオはドロレスに抱きしめられ、息子への思いを吐露した。
墓に刻まれた息子の名前は「レスター」である。
映画『選ばなかったみち』の結末・ラスト(ネタバレ)
夜のニューヨークを徘徊していたレオは、タクシーの運転手の通報によって警察に保護され、モリーのもとへ戻った。
俳諧している間レオはずっと、亡くなった息子のことを想っていた。
心の中でレオはドロレスに、息子を一人で登校させたことへの後悔と、息子を轢いた運転手への恨みを語り、ドロレスはレオを悲しい表情で抱き締めた。
夜が明け、モリーと一緒に自宅に向かうレオは、再びギリシアに旅をしていた記憶の中にいた。
執筆が思うように進まないレオは、独りでボートに乗り沖に出たものの、岸にもクルーズにも戻ることが出来なくなり、自らの最期を悟ってボート上で横たわった。
モリーと共にアパートに帰宅したレオは、ベッド上でモリーと会話をする。
モリーはレオに触発されて小説を書いていることや、常にレオの傍にいたいけれども仕事をしなくてはいけない事情を誠実に語る。
レオはしばらく忘れていたモリーの名を呼び、モリーは、父が自分の名を呼んでくれたことに感動の涙を流した。
映画『選ばなかったみち』の感想・評価・レビュー
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映画『選ばなかったみち』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『選ばなかったみち』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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