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映画『サンタ・ボックス』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『サンタ・ボックス』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『サンタ・ボックス』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『サンタ・ボックス』の結末までのストーリー
  • 『サンタ・ボックス』を見た感想・レビュー
  • 『サンタ・ボックス』を見た人におすすめの映画5選

映画『サンタ・ボックス』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0073691

製作年 2020年
上映時間 101分
ジャンル ヒューマンドラマ
ファミリー
監督 スパンキー・ダスティン・ワード
キャスト キャミ・カーバー
ショーン・スティーヴンス
ダニー・ジェイムズ
サラ・アイヒナー
製作国 アメリカ合衆国

映画『サンタ・ボックス』の登場人物(キャスト)

ケイリー(キャミ・カーバー)
クリスマスが嫌いな少女。真っ直ぐで心優しい性格。
オットー(ショーン・スティーヴンス)
ケイリーの隣家で一人暮らしをしている老人。町の住民から敬遠されている。
レイチェル(テイタム・ラングトン)
ケイリーの母親。夫を亡くしている。
クリス(ダニー・ジェイムズ)
ケイリーの近隣住民。町の住民を手助けするボランティア活動を行っている。

映画『サンタ・ボックス』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『サンタ・ボックス』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『サンタ・ボックス』のあらすじ【起】

少女ケイリーはクリスマスを嫌っていた。父親や祖父が亡くなるなど、毎年のように不幸な出来事が起きるためである。そんなケイリーに、今年は一足早く不幸が訪れた。感謝祭の日に家が火事になり、引っ越しを余儀なくされたのだ。

引っ越しを済ませ、荷解きをしていたケイリーとその母親・レイチェルの元に、町の権力者・ネリーが挨拶にやって来る。ネリーはケイリーとレイチェルに、隣家に住む老人・オットーは危険人物だと忠告する。

ネリーが帰ると、今度はクリスという男性が挨拶にやって来る。クリスは町の住民を手助けするボランティア活動を行っており、ケイリーとレイチェルの荷解きを手伝いに来たのだという。レイチェルはハンサムで優しいクリスに一目惚れする。

外へ散歩に出掛けたケイリーは、少年たちがオットーの家の庭を荒らしているところを目撃する。少年たちが去った後、オットーが一人で庭を片付け始めたため、ケイリーはオットーの手助けをした。この出来事をきっかけに、オットーとケイリーは親交を深めていった。

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映画『サンタ・ボックス』のあらすじ【承】

新しい学校に初登校したケイリーは、ネリーの娘・リサに出会う。学校のボスであるリサは、同級生たちをいじめて楽しんでいた。

学校から帰ったケイリーは、玄関にサンタ・ボックスと書かれた箱が置いてあることに気付く。中に入っていた手紙には、「手紙の裏に願い事を書いて、夜になったら元の場所に戻すように」と書かれていた。ケイリーは半信半疑ながらも、レイチェルにノートパソコンを与えてほしいという願い事を書く。

数日後、レイチェル宛てに高価なノートパソコンが届く。喜びつつも戸惑うレイチェルに、ケイリーはサンタ・ボックスの話をした。

その後も何度かケイリーの元にサンタ・ボックスが届いたが、人を幸せにする喜びを知ったケイリーは、願い事を全てリサにいじめられている生徒たちのために使った。

ある晩、ケイリーとレイチェルは引っ越し祝いのディナーに、オットーとクリスを招待する。オットーの温厚な人柄に触れたレイチェルは、ネリーからの忠告がでたらめであったことに気付く。四人は家族のように仲良くなった。

映画『サンタ・ボックス』のあらすじ【転】

ディナーを終え、ケイリーはオットーを家まで送ることにした。

オットーの家に到着したケイリーとオットーは、衝撃的な光景を目にする。オットーの家のガレージが酷く荒らされていたのだ。オットーはガレージで亡くなった妻との思い出の花・キンギョソウを育てていたが、それも潰されていた。オットーはショックで倒れた。

ケイリーは急いで救急車を呼んだ。その後、レイチェル、クリスと共に病院へ見舞いに行くが、医師から「意識が戻る可能性は低い」と告げられる。

翌日、町では町内会主催のクリスマスパーティーが開かれていた。

ケイリーはクリスから、「ケイリーにサンタ・ボックスを送っていたのはオットーで、自分はその手伝いをしていた」と明かされる。オットーが資金を用意し、クリスがプレゼントを買って届けていたのだという。

さらにクリスから「オットーは誰にも正体を明かさずにクリスマスパーティーでサンタ役をやり、無償で子供たちにプレゼントを配っていた」と知らされたケイリーは、それを住民たちに伝えるべくパーティーへ向かった。

映画『サンタ・ボックス』の結末・ラスト(ネタバレ)

パーティー会場に到着したケイリーは、マイクの前に立ち、住民に向けて話し始めた。クリスマスパーティーのサンタ役の正体がオットーであること、オットーが今意識不明の状態であることを。ネリーからの忠告を鵜呑みにし、オットーを敬遠してきた住民たちは、自らの行いを反省した。

パーティー後、オットーの見舞いに来たケイリー、レイチェル、クリスは、医師からオットーに最期の挨拶をするよう告げられる。ケイリーはオットーが寝ているベッドのそばに花を飾った。そして、「キンギョソウは見付けられなかったけど、オットーが好きそうな花を選んだよ」と語り掛けた。

ケイリー、レイチェル、クリスが病室を出ようとしたその時、オットーが目を覚まし、「私の好きな花だ」と呟いた。ケイリーは涙ながらにオットーに抱き付いた。

ケイリー、レイチェル、クリスと共に帰宅したオットーを、オットーの家の前に集まっていた大勢の住民たちが出迎えた。オットーは全員を家の中に招き、交流を楽しんだ。

クリスマスはケイリーにとって、一年で一番好きな日となった。

映画『サンタ・ボックス』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

クリスマス映画らしいハートフルな内容で、心がほっこりしました。最初は冷めた態度だった少女ケイリが、「与えることの大切さ」に気づいていく変化が丁寧に描かれていて好印象。特に、最後に彼女が自らサンタボックスに願いを入れる場面には胸を打たれました。善意の連鎖って素敵ですね。(20代 男性)


全体的にベタではありますが、だからこそ安心して観られる“王道クリスマスムービー”。「誰かのために贈る」という気持ちが人を変えていく様子が、ストレートに心に届きました。親子の絆、学校での関係、社会的なギャップなど、テーマは意外と幅広くて、大人も子どもも楽しめる映画です。(30代 女性)


個人的には、キリスト教的価値観が前面に出ている点も含めて、米国らしい映画だなと思いました。とはいえ「人を思いやること」の大切さはどんな文化でも共通で、ケイリの成長物語としてしっかりまとまっていました。子どもと一緒に観るにはちょうどいいボリューム感と優しさがあります。(40代 男性)


娘と一緒に観ましたが、途中から私の方が泣いてしまいました。クリスマスを通して、家族・友情・信仰・他者への思いやりを見つめ直す内容になっていて、純粋な感動があります。お金や物じゃなく、心を込めることが何よりの“贈り物”なんだなって改めて実感しました。(50代 女性)


見た目は地味ですが、じわじわ泣けるタイプの作品でした。母を失って心を閉ざした少女が、周囲の人たちの優しさに触れて再び笑顔を取り戻していく過程が本当に丁寧。個人的には、ケイリと老婦人の交流シーンが一番好きでした。ああいう何気ない一言が人生を変えることってありますよね。(30代 男性)


ケイリの変化がとてもリアルに描かれていて、観ていて胸が温かくなりました。特に彼女が最初、プレゼントに対して冷笑的だった理由が明かされた時には、共感とともに涙が出ました。クリスマスは“与える日”でもあるということを教えてくれる、静かだけど力強い作品でした。(20代 女性)


子ども向け映画かなと思って観始めたら、大人の私にも刺さる場面が多くて驚きました。無償の愛や、誰かを思って行動することがいかに人の心を動かすかを教えてくれる優しい映画。最後の教会のシーンは本当に心が洗われるようでした。観終わった後、人に優しくなれます。(60代 男性)


善意は巡っていく、というメッセージがクリスマスの空気にぴったりな一本でした。学校の中でのちょっとしたいじめやすれ違いも描かれていて、子どもに観せるには良い教育素材にもなりそうです。何よりもケイリが“与える喜び”を知っていく表情の変化が素晴らしかったです。(40代 女性)


心がすさみそうな年末に観ると、めちゃくちゃ優しい気持ちになれる映画。サンタボックスという仕組みそのものが、ただのプレゼント以上に“心を込めた贈り物”というテーマを象徴していて、タイトル回収も秀逸。地味だけど、観る価値のある良作だと思いました。(30代 男性)


とにかくケイリの成長が愛おしい!最初の無愛想さから、他人のために何かをしようとする姿への変化が自然で泣けました。演技も素晴らしく、子役ながら引き込まれるものがありました。家族で観て、クリスマスの意味をあらためて考えさせられた、温かい1本でした。(10代 女性)

映画『サンタ・ボックス』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『サンタ・ボックス』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

ポーラー・エクスプレス

この映画を一言で表すと?

“信じる心”がクリスマスの奇跡を呼ぶ、夢と冒険のファンタジー。

どんな話?

クリスマスイブの夜、サンタクロースの存在を信じられなくなった少年が、不思議な列車「ポーラー・エクスプレス」に乗って北極を目指す旅に出る。列車の中での出会いや冒険を通して、信じることの大切さを学んでいく物語。

ここがおすすめ!

『サンタ・ボックス』同様、主人公の心の変化と成長が描かれた感動作です。美しいCG映像と温かなストーリーが、家族全員で楽しめるクリスマス映画として定番の一本。サンタを“信じる気持ち”を思い出させてくれます。

ワンダー 君は太陽

この映画を一言で表すと?

“違い”を超えて心がつながる、奇跡のような友情と家族の物語。

どんな話?

先天性の病気で顔に障害をもつ少年オギーが、普通の小学校に初めて通い、さまざまな壁を乗り越えながら、周囲の人々の心を変えていくヒューマンドラマ。

ここがおすすめ!

『サンタ・ボックス』と同じく、他人への思いやりや受容をテーマにした作品。心優しいメッセージに溢れたこの映画は、家族や学校、友情について改めて考えさせてくれます。優しさに包まれる感動作です。

リトル・プリンス 星の王子さまと私

この映画を一言で表すと?

“大人になること”を忘れた現代人に贈る、詩的で美しいアニメーション。

どんな話?

計画的な人生を強いられている少女が、隣人の老人から「星の王子さま」の物語を通して、自由な心や想像力の大切さを学んでいくファンタジードラマ。

ここがおすすめ!

『サンタ・ボックス』のように、“心を開くこと”がテーマ。大人にも刺さる哲学的なメッセージと、手描き風アニメーションの優しさが魅力です。何度でも観返したくなる、心の栄養になる映画です。

アーサー・クリスマスの大冒険

この映画を一言で表すと?

“ひとりの願い”のために全力を尽くす、心温まるクリスマスアニメ。

どんな話?

サンタの次男でドジなアーサーが、手違いで届けられなかったたったひとつのプレゼントを、地球の裏側まで届けに行く大冒険。ドタバタながらも愛と情熱に溢れたストーリー。

ここがおすすめ!

『サンタ・ボックス』と同じく、“誰かのために行動すること”の素晴らしさを描いた作品。家族愛と優しさが詰まった物語で、小さな善意が世界を変えるというメッセージが胸に響きます。

ホーム・アローン

この映画を一言で表すと?

“ひとりぼっちのクリスマス”が最高に楽しくなる痛快ホームコメディ!

どんな話?

家族旅行でひとり家に取り残された少年ケビンが、泥棒コンビから家を守るために知恵と勇気で立ち向かうクリスマス定番のコメディ。笑いと感動が詰まった傑作。

ここがおすすめ!

家族の絆や、ひとりで過ごすクリスマスの中にある寂しさと成長を描いていて、『サンタ・ボックス』のように“心の変化”が楽しめます。何度見ても楽しく、最後は心があったかくなる映画です。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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