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映画『かもめ』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『かもめ』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『かもめ』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0066172

製作年 2018年
上映時間 98分
ジャンル ドラマ
監督 マイケル・メイヤー
キャスト アネット・ベニング
シアーシャ・ローナン
コリー・ストール
エリザベス・モス
製作国 アメリカ

映画『かもめ』の登場人物(キャスト)

イリーナ(アネット・ベニング)
有名なベテラン女優。煌びやかなものが好き。年齢よりも若いと信じているが、実際は年を取ったことに引け目を感じている。
ボリス(コリー・ストール)
有名な作家。イリーナの恋人。信念がなく流されやすい性格。
ニーナ(シアーシャ・ローナン)
女優を夢見ている若い女性。コンスタンチンの恋人。明るく若々しい性格。
コンスタンチン(ビリー・ハウル)
作家志望の青年。イリーナの息子。ニーナの恋人。作家としてうまくいかないことに苦しんでいる。ボリスを妬んでいる。
ソーリン(ブライアン・デネヒー)
イリーナの兄。体調を崩した為、現役を引退している。コンスタンチンのことを気にかけている。
マーシャ(エリザベス・モス)
ソーリン家の支配人の娘。コンスタンチンのことを想っているが、叶わぬ恋だと孤独を感じている。悲観的な性格。
ドクター(ジョン・テニー)
ソーリンの主治医。昔は、みなから好意を寄せられる存在だった。周りを常に気にかけている性格。コンスタンチンの才能を唯一認める人。

映画『かもめ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『かもめ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『かもめ』のあらすじ【起】

ソーリンは体調を崩して現役を引退後、田舎の屋敷に暮らしていた。その屋敷に、舞台女優の妹イリーナ、作家のボリス、甥っ子のコンスタンチン、支配人の娘マーシャ、ドクター達が集っていた。コンスタンチンは、作家を目指しているが中々目が出ずに苦しんでいた。しかし、屋敷の近くに住むニーナと恋人関係にあり、心は彼女で一杯だった。

ある日コンスタンチンは、屋敷の人々を集めて、森の中で劇を開催した。脚本はコンスタンチン、主演は女優を夢見る恋人のニーナだった。順調に劇は進むが、母イリーナはつまらなそうな態度をとっていた。息子のことは愛していたが、新しいスタイルの劇を受け入れられなかったのだ。そんな心無い母の態度を見て、コンスタンチンは劇を中断し、逃げ出す。

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映画『かもめ』のあらすじ【承】

劇を終え、屋敷に戻った人々は、イリーナを中心にお酒を楽しんだ。ふと我に返ったイリーナは、コンスタンチンを傷つけたことに気づき、窓から息子の名前を呼び、探した。マーシャは自ら手をあげ、コンスタンチンを探しに行った。マーシャは叶わぬ恋と知りつつも、コンスタンチンを想っていたのだ。

劇があった日、ニーナはボリスと出会う。ボリスの小説の大ファンだったニーナは、本人を目の前に感激する。2人は自然に惹かれ合っていった。ニーナは、迷走するコンスタンチンの脚本や、最近の彼の不可解な態度に嫌気がさしていた。

コンスタンチンは、ニーナとボリスが湖で親しそうにボートを漕いでいるのを見てしまう。ニーナの心が離れていったと思い苦しみ、コンスタンチンは自殺未遂を起こす。

映画『かもめ』のあらすじ【転】

一命を取り留めたコンスタンチンだったが、母イリーナは不器用ながら息子を心配していた。ボリスを嫌っていることも知っていた為、ボリスを屋敷から連れ出すことを約束し、町へ出ることに決める。「そうすればニーナとの関係も修復する」とコンスタンチンを励ました。

マーシャはコンスタンチンの自殺未遂を知り、「もし彼が死んでいたら、私も後を追っていた」と自分の恋の盲目さを自覚した。片思いを断ち切ろうと、想いを寄せられていた学校教師との結婚を決める。

イリーナは、恋人ボリスがニーナに惹かれていることを知り、焦っていた。「屋敷に留まりたい」と言うボリスに、イリーナは攻め寄り「町へ一緒に行こう」と説得する。イリーナの好意に負けたボリスは、イリーナと共にいることを決める。しかし、「明日にでもここを出で、町で女優になる」と言うニーナに、町で会う約束をし、2人は熱いキスを交わした。

イリーナが屋敷を出てから2年後、町の舞台で活躍する彼女のもとに「兄ソーリンの病状が悪化した」と知らせが入る。

映画『かもめ』の結末・ラスト(ネタバレ)

コンスタンチンは、名の知れた作家に成長していた。ニーナは2年前に町へ出て、ボリスと一緒に暮らし子供が出来た。しかし、子供は生まれてすぐに亡くなってしまい、ニーナに飽きたボリスは彼女を捨て、イリーナのもとに戻ったのだった。ニーナは郊外で舞台女優デビューを果たしたが、その後は地方回りをしていた。憧れた名声とは程遠いものだった。

イリーナとボリスが屋敷に着き、皆がソーリンの周りに集った。ボリスを許せないコンスタンチンは、彼らの場から離れ、悲しみくれてピアノを弾いた。そこに現れたのは、ニーナだった。イリーナとボリスにバレないように家に入ったニーナは、昔の若々しい姿に比べ、疲れ果てていた。コンスタンチンは「あれからもずっと君のことを愛していた」と伝えるも、「無理よ、私はボリスのことをまだ愛しているの」と振られてしまう。ニーナは帰り際、「昔はよかったわね、すべてがシンプルで明快だった」と言い、2人は行った劇のセリフを言い合い、笑い合った。

ニーナが去った数分後、屋敷には銃声が響き渡った。コンスタンチンは、自ら命を絶ったのだった。

映画『かもめ』の感想・評価・レビュー

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映画『かもめ』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『かもめ』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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