映画『ザ・シンプソンズ MOVIE』の概要:スプリングフィールドの町の湖の汚染が進み、ゴミ捨て禁止の非常事態が宣言された。ホーマー・シンプソンはそれを無視し、ペットのブタの糞を捨ててしまう。湖の汚染は深刻化し、スプリングフィールドの町はドームで覆われて隔離されることになった。
映画『ザ・シンプソンズ MOVIE』の作品情報
上映時間:87分
ジャンル:コメディ、アニメ
監督:デヴィッド・シルヴァーマン
キャスト:ダン・カステラネタ、ジュリー・カヴナー、ナンシー・カートライト、イヤードリー・スミス etc
映画『ザ・シンプソンズ MOVIE』をフルで無料視聴できる動画配信一覧
U-NEXT | × |
---|---|
Hulu | ◯ |
Amazonビデオ | × |
dTV | × |
TELASA | ◯ |
TSUTAYA DISCAS | × |
ビデオマーケット | ◯ |
Netflix | × |
※動画の配信情報は2022年5月時点のものです。配信状況により無料ではない場合があります。最新の配信状況は各動画配信サービス(VOD)の公式サイトでご確認ください。
映画『ザ・シンプソンズ MOVIE』の登場人物(キャスト)
- ホーマー・シンプソン(ダン・カステラネタ)
- 不真面目で無責任な人物。妻のマージのことは愛しており、大切に思っている。息子のバートと、よく破天荒な遊びを行っている。
- バート・シンプソン(ナンシー・カートライト)
- シンプソンズ家の長男。子供達が大切に育てられている隣家のフランダース家に憧れを抱くようになる。
- リサ・シンプソン(イヤードリー・スミス)
- シンプソンズ家の長女。真面目な性格。湖の汚染の実態を見て危機感を抱き、環境保護運動を行う。
- アーノルド・シュワルツェネッガー大統領(ハリー・シェアラー)
- アメリカの大統領。書類を読まずに物事を決定するなど、適当な性格。元俳優で、コメディ映画出演に逆戻りすることに恐怖を抱いている。
- ラス・カーギル(アルバート・ブルックス)
- EPA(環境保護局)局長。優秀な人物。スプリングフィールドの町の湖の汚染対策を主導する。
映画『ザ・シンプソンズ MOVIE』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ザ・シンプソンズ MOVIE』のあらすじ【起】
ロックバンドのグリーン・デイがサマーコンサートを行っていた。3時間半の演奏を終えた後環境のことについて話そうとするが、ブーイングの嵐で観客達は聞こうとしなかった。その間に、グリーン・デイのメンバーが立っているステージが溶け出してしまう。彼らのステージが設置されている湖は、汚染されていたのだ。リサ・シンプソンは湖に沈んでいくメンバーの姿を悲しそうな表情で見ていた。
グリーン・デイのメンバーの葬儀が行われ、シンプソン一家も遅れて参列した。そこで、祖父のエイブラハムが預言者となり、不吉な予言を告げた。妻のマージは不安を抱くが、夫のホーマーは全く気にしていなかった。
リサは環境保護運動を行うが、誰も話を聞いてくれなかった。そんな時、同じように環境保護を訴えているコリンという少年に出会う。一方、ホーマーは息子のバートに「裸でスケボーに乗ってクラスティ・バーガー」まで行くよう指示を出していた。バートは実行に移すが、警官に捕まってしまい町の住民達に笑われる。
ホーマーはバートとクラスティ・バーガーを訪れ、殺されそうになっているブタを助ける。家に連れて帰り、育てることにした。エイブラハムの預言の解読を行っていたマージは、預言がブタのことを指していることに気づく。不吉なことが起きる前に捨てて来るよう命じるが、ホーマーは受け入れなかった。
映画『ザ・シンプソンズ MOVIE』のあらすじ【承】
バートは子供が大切にされているフランダース家が羨ましくなる。ネッド・フランダースはそんなバートに気づき、釣りへと連れ出した。バートは父とは違う、ネッドの優しさに触れて温かな気持ちになった。その湖では、ゴミ捨てが行われていた。湖が汚染されていることに怒ったリサは、集会を開いた。それにより、ゴミ捨て禁止の非常事態が宣言された。
ブタの糞が容器一杯になり溢れていた。ホーマーは処分するようマージに命じられ、危険廃棄物処理場を訪れた。そこでは、行列が起こっていた。そんな時、ドーナツ無料券が配られていると、友人から電話がかかってきて教えられる。ホーマーは警告の看板を無視し、湖に糞を捨てた。
湖に入った動物が化物の姿に変わった。湖の汚染は危機的状況にあるとし、EPA(環境保護局)局長のラス・カーギルはアーノルド・シュワルツェネッガー大統領に報告した。そして、5つの対処案を提示した。シュワルツェネッガー大統領は内容を読まず、3番目を選択した。それにより、スプリングフィールドの町はドームで覆われ隔離されることになった。全てエイブラハムの預言通りだった。
映画『ザ・シンプソンズ MOVIE』のあらすじ【転】
ドームの中は風を感じることさえできなかった。スプリングフィールドの町は、地図上から消されてしまう。そんな中、ホーマーが湖に糞を捨てたことがバレてしまう。怒った住民達は家に押し寄せた。シンプソン一家は必死に逃げ出すが、住民達に囲まれてしまう。そんな時、次女のマギーがドームの外と繋がっている場所があることを教えた。シンプソン一家はドームの外へと脱出する。
カーギルは脱走者を出さないために町の見張りをすること、シンプソン一家を追跡することを部下に命じた。シンプソン一家はモーテルに身を隠した。ホーマーは怒っているマージに、アラスカに行くことを提案した。バートは止めるが、マージは一緒に行くことを決めてしまう。シンプソン一家はトラックを手に入れ、それに乗ってアラスカを目指した。
シンプソン一家がアラスカで新たな生活を始めた一方で、スプリングフィールドの町は危機的状況に陥っていた。ドームの中での生活は93日目を迎え、物資の欠乏は深刻だった。住民はストレスで爆発寸前になっていた。カーギルは問題の解決案を5つシュワルツェネッガー大統領に提示した。シュワルツェネッガー大統領はカーギルに誘導され、4番目を選択した。4番目の紙に書かれていたのは、スプリングフィールドの町の爆破だった。
映画『ザ・シンプソンズ MOVIE』の結末・ラスト(ネタバレ)
マージはスプリングフィールドの町が爆破されることを知り、戻ることにした。しかし、ホーマーは戻ることを拒絶し、家を飛び出してしまう。しばらくしてホーマーが家に戻ると、マージも子供達もいなくなっていた。ベッドの上に置かれたビデオを見ると、マージからのメッセージが録画されていた。マージは子供達を連れて町に戻ることを決断しており、二度とアラスカには戻らないことを告げた。
ショックを受けたホーマーは家を飛び出し、割れた氷に流されて漂流した。そして、イヌイットの女性に助けられる。ホーマーは女性の助けを得て悟りを開き、家族を探して町を救い5キロ痩せることを決断する。
マージと子供達は政府の陰謀を暴こうとするが、カーギルに見つかり捕まってしまう。そして、スプリングフィールドの町に戻されてしまう。町の中は荒れ放題の悲惨な状況だった。そんな中、カーギルの指示で、ヘリコプターから伸びた紐を使いドームの中に小型の強力爆弾が入れられた。
住民達はヘリコプターから伸びた紐を辿り脱出しようとするが、ホーマーが落ちてきたため失敗に終わる。バートは失敗ばかりの父に愛想を尽かし、ネッドに会いに行った。バートは優しくしてくれる父を欲していた。ネッドはバートを抱き締めて受け入れた。
ホーマーはバートと和解した。そして、爆弾を持たせたバートを荷台に乗せ、バイクを走らせた。バイクはドームを駆け上がり、バートは穴の外へと爆弾を投げ捨てた。ドームの外で爆弾は爆発し、ドームは粉々に砕け散った。ホーマーはカーギルに射殺されそうになるが、マギーに助けられる。リサはコリンと再会し、ホーマーはマージと仲直りした。
映画『ザ・シンプソンズ MOVIE』の感想・評価・レビュー
「ザ・シンプソンズ」のことは知っていたが、じっくり作品を見たのは初めてである。始めはホーマーのような父親は嫌だなと感じるのだが、物語が進むにつれてこんな破天荒な父親がいても楽しいなと思えた。テンポも良くてギャグもたくさん散りばめられていて、おもしろい作品だった。PG12の設定がされていることもあり、子供向けと言うよりは大人がちょっとくだらないなと思いながら楽しめる作品だと思う。ちょっとした暇つぶしにでも、一度見て欲しい。(MIHOシネマ編集部)
破天荒な家族の、破天荒な日々がおもしろい。特に、父親のホーマーの破天荒さが突き抜けていて、見ていて清々しいほどだった。見ている分には楽しい人物だが、夫や父親としては酷い人だと思う。マージはホーマーのどこに惹かれたのか、少し気になった。
まさか、アーノルド・シュワルツェネッガーやトム・ハンクスが登場するとは思わなかった。なんでもありなところが、アメリカのアニメらしくて良いと思う。ただ、本人は嫌だと思っていないか、少し心配になった。(女性 30代)
黄色いキャラクターたちを見たことはありましたが、映画化されているとは知らなかったのでキャラクターたちやストーリーの破天荒でハチャメチャな感じにとても驚きました。
家族みんな個性が強いのですが、父親の常識のなさや、自分勝手な行動にはかなりイライラさせられました。現実ではありえないストーリーが好きな人はたまらないと思いますが、いくらアニメでもこのストーリーは私は好きになれませんでした。
ラストはなんとか上手くまとまっているので、キャラクターたちの個性が楽しめる人は飽きずに見られると思います。(女性 30代)
みんなの感想・レビュー