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映画『ザ・スクエア 思いやりの聖域』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ザ・スクエア 思いやりの聖域』の概要:今までにない画期的な作品を展示する展覧会のために、広告動画を依頼するが、その動画がもとでとんでもない事態になってしまう。人を助けること、優しくすること、信じることとは、一体なんなのか。

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映画『ザ・スクエア 思いやりの聖域』の作品情報

ザ・スクエア 思いやりの聖域

製作年:2017年
上映時間:151分
ジャンル:コメディ
監督:リューベン・オストルンド
キャスト:クレス・バング、エリザベス・モス、ドミニク・ウェスト、テリー・ノタリー etc

映画『ザ・スクエア 思いやりの聖域』の登場人物(キャスト)

クリスティアン(クレス・バング)
美術館のキュレーター。離婚歴あり。二人の娘がいる。基本的に善人で、物乞いに食べ物を買ってやることもあるが、価値観は一般人のそれと変わらない。善意から人を助けるが、そのせいで財布とスマホを盗まれてしまう。これが災難の始まりだった。

映画『ザ・スクエア 思いやりの聖域』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ザ・スクエア 思いやりの聖域』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ザ・スクエア 思いやりの聖域』のあらすじ【起】

クリスティアンは現代美術を扱う美術館でキュレーターをしている。近々、新しい展覧会を発表する予定でいた。

ある朝、出勤中に“助けて”という声が聞こえてきた。しばらくすると、女が叫びながら走ってやってきた。男に追いかけられているという。その男に殺されると喚くが、やってきた男は、ただ走っていただけのランナーだと言った。気がつくと、女は消えていた。そして、クリスティアンの財布とスマホが消えていた。彼の善意に付けこみ、助けようとした隙にスリにあってしまったのだ。

新しい展覧会の目玉はザ・スクエアという展示だった。地面に引かれた正方形のライン、そのスクエアの中では“誰もが平等の権利と義務を有する”のだそうだ。貧富の差が激しいストックホルムにおいて、画期的な作品になると期待していた。

だが、今時にしては主張がありきたりすぎてインパクトに欠ける。宣伝のために雇った若手の広告代理店は、刺激的な動画を作成しようと息巻いていた。

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映画『ザ・スクエア 思いやりの聖域』のあらすじ【承】

クリスティアンのスマホにはGPSが付いており、場所はネットの追跡サイトで確認できた。スラム街のマンションにあるようだ。クリスティアンの部下は、犯人に脅迫状を書いてみたらと提案。最初は気乗りしていなかったが、部下がポストに入れてくるというので、ノリで脅迫状を作って、現地へと車を走らせた。

だが、マンションの前まで来ると、部下は車を見張るといって行きたがらない。仕方なくクリスティアンが行くことになり、脅迫状をマンションの全戸の郵便受けに突っ込んでいった。クリスティアンは気が気ではなかった。なにせスラムのマンションだ。ビクビクしながら配り終えると、早々にその場を後にした。

脅迫状にはコンビニに財布とスマホを届けろと書いてあった。数日後、コンビニを訪れると荷物が届いていた。中にはスマホと財布が入っていた。しかも、金が抜き取られていることもなかった。気を良くしたクリスティアンは、物乞いに金を恵んでやった。

しかし、その翌日、コンビニから電話が掛かってくる。クリスティアン宛に荷物が届いているというのだ。そんなはずはないと、店員に荷物を開けるように言うと、メモが入っており、“私を泥棒呼ばわりしたな。謝れ。でなければカオスに陥れる”と書かれていると告げられる。

部下を使って手紙を取りにいかせると、少年が言い寄ってきた。少年は手紙の主で、親に泥棒したと思われて怒っているという。クリスティアンに謝罪を求めるが、部下は無関係だと怒鳴り、その場を後にした。

映画『ザ・スクエア 思いやりの聖域』のあらすじ【転】

娘と買い物中にYouTubeから連絡があった。投稿された動画が数時間で30万再生もされたという。それは、スクエアを宣伝するための動画だった。物乞いをしている金髪の少女がスクエアの中に入る。すると、その中で爆発してバラバラになるという内容だ。クリスティアンは、その内容に唖然としてしまう。

広告代理店は、裏を狙って作品が持つ意味とは真逆のことを表現したのだそうだ。クリスティアンは少年が送ってきた手紙に気を取られたせいで、内容をよく確認せずにGOサインを出してしまっていた。

とにかく社に戻らなくては。そう思った時、娘たちがいないことに気がつく。周りの者に助けを求めるが、誰も手を貸してくれない。唯一、彼の声に答えてくれたのは、物乞いの男だけだった。彼に荷物の番を頼むと、クリスティアンは娘を捜しにいった。物乞いは荷物を盗むこともなく見張りをしてくれて、娘たちは無事に発見できた。

動画の反響はすさまじく、痛烈な批判をされてしまう。理事会は会議を開くことになり、クリスティアンには何らかの処分が下されることは明白だった。

美術館の関係者が集まったパーティが開かれた。ゴリラの真似をした男が会場を歩き回る余興が行われる。最初は皆、面白可笑しく笑っていたが、次第に男は乱暴になり、クリスティアンの制止も聞かず、グラスを割ったり、テーブルに乗ったりし始める。やがて、一人の女性客に絡みだす。女性は“助けて”と言うが、誰も席から立つことはなかった。ゴリラ男は女性を引きずり出す。この時になって、初めて初老の男性が助けに入った。それに触発され、男たちはゴリラ男に飛びかかり、女性を助け出した。

映画『ザ・スクエア 思いやりの聖域』の結末・ラスト(ネタバレ)

娘たちと自宅に帰ってきたクリスティアンは、玄関先で少年に出会う。あの手紙をよこした少年だった。謝ってほしいと叫ぶ少年を、帰れと追い払おうとするクリスティアン。少年はなかなか帰らず、しつこく謝罪しろと言ってくる。苛立ちが募りはじめ、思わず少年を階段から突き飛ばしてしまった。

部屋に戻って、娘たちを寝かせたクリスティアン。そこに、階下から“助けて”と声が聞こえてくる。あの少年なのだろうか。その声は、何度も聞こえてきた。クリスティアンは無視しようとするが、気になって仕方がない。

声が聞こえなくなった頃、あることを思い出した。クリスティアンは少年のメモに電話番号が書かれていたことを思い出し、電話で謝罪しようとする。だが、メモは捨ててしまっていた。彼は思い立ち、マンションのごみ置き場へ向かうと、ゴミ箱をひっくり返し、雨の中を捜しまわった。そして、やっとメモを見つけ出したのだった。

メモの番号に電話をかけてみたが、もうその番号は使われていなかった。クリスティアンは、代わりに動画を撮り、少年に謝罪した。

動画に対する記者会見が開かれた。クリスティアンは集まった記者たちに謝罪すると、辞任することを告げる。今回の対応に対して、“弱者との連帯はどうした”“表現の自由の限界に到達したのか”など辛辣な質問が飛び交った。

会見中、広告代理店からメッセージが届いた。それを読みあげると、会場の雰囲気は一変。今回の動画が、ただの広告だと知ったメディアたち。翌日の新聞には、ザ・スクエアの展覧会の記事が大きく紹介されていた。経緯はどうあれ、あの動画は宣伝として大きな結果を残した。

娘のチアリーディング大会の後、娘を連れてあの少年のマンションへとやってきたクリスティアン。少年に謝ってくるので待っていてくれと言うと、娘たちも一緒に行きたいという。しかし、マンションの住人に少年のことを尋ねると、彼らは引っ越してしまったらしい。行き先を知らないかと聞いたが、知らないようだった。そして、“悪いがちからにはなれない”とドアを閉められてしまった。

帰りの車の中は、終始無言だった。娘たちは、複雑な表情を浮かべる父の横顔を、ただただ見つめるばかりだった。

映画『ザ・スクエア 思いやりの聖域』の感想・評価・レビュー

自分の中にあるモラルを問いただされる作品。
特に宴会場で猿の演技をしたモンキーマンが登場し、次第にその場が笑えないほど深刻な状況になっていくシーンにはこちらもすこぶる緊張し、普段自覚することのない意識の底にある感情を強く揺さぶられた。
こういった状況下で自分ならどう対処しただろう。
これは現代美術に対する皮肉でもあり、思いやりに対する問題提起でもある。
果たしてこれが、コメディー映画という一つの枠にカテゴライズされて良いのだろうか。(女性 20代)


主人公のクリスティアンは善人で、真面目な人物だが、臆病なところもある。ごく平凡な人だと思う。迷惑をかけた少年に謝罪できなかったことは、彼の心にしこりとなってずっと残り続けると思う。クリスティアンの苦悩する気持ちが伝わってきて、少しだけ辛い気持ちになった。彼のような後悔やしこりは、誰もが持っているものだと思う。思いやりや優しさについて静かに問いかけてくる物語で、考えさせられる作品だった。(女性 30代)


YouTubeを利用した動画の投稿など現代にありがちな問題を描いた作品かと思って鑑賞しましたが、それ以上に自分自身の行動や倫理観について考えさせられる作品でした。
平等をテーマにして開かれる展覧会の広告動画はその「真逆」を示したものであったことで大きな問題となり、それがまた話題となるのですが、物乞いやスラムで生活する人たちなど自分だったら彼らに対してどんな接し方をするだろうと考えさせられました。
善人や真面目な人だからこそ、自分のやり方や行動を反省し、謝罪しようとしたのにそれが叶わなかった主人公はこの出来事をずっと忘れずに生きるのだろうなと感じました。(女性 30代)

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