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映画『ザ・トランスフォーム 地球外機械生命体』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ザ・トランスフォーム 地球外機械生命体』の概要:ロボット工学の大学生3人が、製作した超高性能人型ロボットの実地テストのため、山へとやって来る。彼らはそこで宇宙船に攫われ凶暴化した人々に襲われる羽目になり、人を助けるための高性能ロボットもまた凶暴化されてしまう。

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映画『ザ・トランスフォーム 地球外機械生命体』の作品情報

ザ・トランスフォーム 地球外機械生命体

製作年:2018年
上映時間:86分
ジャンル:SF、アクション
監督:ジェームズ・コンデリク、ジョン・コンデリク
キャスト:シェリー・スターリング、マディソン・ウェスト、マーク・ヴァレリアーノ、サリュー・セセイ etc

映画『ザ・トランスフォーム 地球外機械生命体』の登場人物(キャスト)

ヘレン(シェリー・スターリング)
大学生でロボット工学のプログラミングを行っている。黒人の女の子。まめに記録映像を撮っている。プロジェクトのチームリーダーであり、教授とも親密。非常に賢く、ペンドルトンとの会話によって、相手が人間ではないことを察する。仲間思い。
クロエ(マディソン・ウェスト)
大学生でロボット工学のプログラミングを行っている。白人の女の子。ルークへと好意を抱いている。ホーネットと通信できる端末を保持しており、重傷を負いながらも再起動を成功させる。仲間への信頼は厚い。
ルーク(マーク・ヴァレリアーノ)
大学生でロボット工学を学び、ロボットの組み立て及び製作を主に行っている男子。車の修理が得意でクロエに好意を抱いている。精神的にも頑丈で、仲間を強く信じている。
グラハム(サリュー・セセイ)
森林警備員。凶暴化した人々によって同僚を殺され、移動手段の車まで破壊される。状況の把握に努めつつ、大学生3人へといくつもの情報を与えるが、山中ではぐれる。意外とタフ。
ペンドルトン(ダグ・バーチ)
政府機関の人間らしいが、実は侵略者側のエイリアン。非常に強権的で拷問も厭わない。ルークとヘレンの絆が理解できず、苛立つ。
ホーネット(エリック・ポール・エリクソン)
災害救助緊急援助を目的に作られた高性能人型ロボット。ヘレン、クロエ、ルークによって製作され、AIを搭載している。部品の一部には高度な技術が施されており、出所は不明。

映画『ザ・トランスフォーム 地球外機械生命体』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ザ・トランスフォーム 地球外機械生命体』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ザ・トランスフォーム 地球外機械生命体』のあらすじ【起】

大学でロボット工学を学ぶヘレン、クロエ、ルークはチームで高性能な人型ロボットの製作を行っている。彼らはテスト起動のために人気がない山中へ。ロボットにはホーネットと名付け、製作過程と起動の様子を資料映像として記録していた。ホーネットは災害救助緊急援助を目的に行動するようプログラミングされている。

実地テストは順調でホーネットは予想以上に良い動きをする。3人は大喜びしたが、何か危険を察知したホーネット。森林警備員のグラハムが現れ、キャンプ禁止区域だと注意される。グラハムが荷物を置いてすぐに立ち去れと言うため、3人は仕方なくホーネットを置いてその場を離れることになった。

暗い部屋の一室、テーブルに拘束されたルークは、現れた男ペンドルトンからホーネットのことについて取り調べを受けていた。なぜ、拘束されているかも分からず、ヘレンやクロエとも会わせてもらえず、ペンドルトンも2人の状況を教えてくれない。ルークは混乱しつつも質問に答える。大学生がホーネットを作ったとは信じ難いらしいが、実際に3人は製作している。資金は教授から与えられたし、部品もほとんどが揃っていた。組み立てに数カ月は要したものの、実地テストも予想以上の成果を出していたのだ。それが、どうして拘束され聴取されなければならないのか。

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映画『ザ・トランスフォーム 地球外機械生命体』のあらすじ【承】

グラハムから追い出された3人だったが、ホーネットを置き去りにして来てしまったため、どこかで戻って回収しなければならない。ところが、道の途中で斧を持った男性を発見する。ルークとヘレンが声を掛けたが、反応がない。目も虚ろで口から黒い液体を吐き出していた。3人は一旦、車へ戻ったが、男が近寄って来る。更に2人の男が現れ、空に宇宙船まで出現。完全に包囲された3人は男達に襲われ車から飛び出し、慌てて近くの山小屋へと逃げ込んだ。

しばらくして、ホーネットが3人の元へ移動して来る。一安心したものの、例の宇宙船が謎の光を照射している様子を目撃。更に山小屋へ人が近づいているとホーネットが言う。3人は何が起きているかも分からず、息を潜めて様子を窺った。小屋の周囲に襲い掛かって来た人々が集まっているようだが、中へ入って来ることはなく、程なくして離れて行った。

ホッとしたのも束の間、小屋の扉を叩く者が現れる。ルークが倒すと息巻いて扉を開けるとグラハムだった。急いで彼を中へ。グラハム曰く、ここ最近大勢の人々が失踪し変貌して戻って来ているらしい。失踪する寸前、宇宙船の目撃情報も多数あった。戻って来た人々は誰もが狂暴化しており、グラハムも同僚を殺され車も破壊されたと言う。彼は安全な場所に避難しようと3人を下山道へと誘導した。

宇宙船が地面へと光を照射する様子を横目に下山道を進む。どうやら至る所に出現するらしいが、正体不明らしい。しかも、道も半ばで狂暴化した人々に襲われ、グラハムとはぐれる。ホーネットを伴った3人はどうにかその場から逃れた。ホーネットが襲われている人を助けなかったことで問題が発生。ヘレンとクロエは人間を害さない設定にしており、リアルタイムで襲われている人を救うためのプログラムをしていないと言う。そこで、クロエが生存率を高めるためにプログラムを書き換えようと言い出す。

映画『ザ・トランスフォーム 地球外機械生命体』のあらすじ【転】

ルークが拘束されている部屋と同じ作りの部屋に、ヘレンも拘束されていた。そこへ、ペンドルトンが現れる。彼はどうやら政府機関の者らしく、ルークに拷問した様子。自ら正義の味方だと豪語しており、あらゆる情報を聞き出す役目だと言う。だが、その態度は酷く強権的で容赦がない。ヘレンはルークの拷問をやめさせることを条件に、話をすることにした。

ホーネットのプログラムの書き換えをするため、森の中へ移動した3人。クロエが最優先指令を書き換える。すると、ヘレンが狂暴化した人々に襲われてしまうが、すかさずホーネットが助けてくれた。これで安全に山を下りることができる。3人は度々狂暴化した人々に襲われるも、その都度ホーネットが助けてくれるのだった。

辺りが暗くなり、夜が訪れる。3人は山中をさ迷っていたが、はぐれていたグラハムと遭遇。ところが、ルークが襲撃に遭い、ホーネットがどこからともなく救助に現れたものの、上空に宇宙船が現れホーネットに対し光を照射してしまう。そのせいでホーネットも狂暴化してしまい、製作者である3人へと襲い掛かって来る。心強い味方であったはずのホーネットが敵へと変貌してしまい、3人は慌ててその場から逃走。
ホーネットからまともに殴られたクロエの消耗が酷いため、その場で一休みすることにしたが、グラハムともまたはぐれてしまった。

ペンドルトンは再びルークの部屋へ戻り、会話を開始。どうやらルークを犯人にしたいようで、話を信じようとしない。ホーネットの発案は教授でヘレンとクロエ、ルークによって作られたものだ。ペンドルトン曰く、ホーネットの部品はエイリアンからもたらされたらしい。どう考えても並の教授と大学生が作れるものではないと言う。そこで、ルークは部品について話した。部品は段ボール箱に収められ、大学へと配送されて来たものだった。配送者は不明だったため、もしかしたら相手はエイリアンだったかもしれない。

映画『ザ・トランスフォーム 地球外機械生命体』の結末・ラスト(ネタバレ)

クロエの肋骨が折れていたが、現時点では手当ができない。ルークの右片も脱臼していた。ヘレンは彼の腕を嵌め直し、冗談を話して雰囲気の緩和を図る。互いに励まし合ったが、クロエの傷は酷く、持って数時間と思われた。

少し休憩した後、再び移動を開始した3人だったが、ホーネットが襲来。3人は近くの坑道へ逃げ込んだが、ホーネットは狭い道でも強引に突き進む。とにかく、追いつかれないよう更に狭い場所へ抜けた。すると、ホーネットでも進めない場所へ到達。ホーネットの目的は生物の全除去らしい。3人はひとまず、ホーネットを置いて先へと進んだ。

坑道は入り組んでいて出口が分からない。幸い、ルークが風を感知し出口方面を見出してくれたが、そこへ再びホーネットが襲来。3人は慌てて逃げ出した。ところが、ホーネットが暴れるせいで坑道が崩落の危機に晒される。ヘレンが逃げ遅れホーネットに掴まってしまう。クロエとルークは外へと逃れたものの、ヘレンを捕縛したホーネットが坑道から抜け出し、彼女を連れて飛んで行った。とりあえず、ヘレンはまだ生きている。

ルークは重傷のクロエを連れて更に移動を開始。2人は宇宙船が光を照射する場所へ向かった。クロエはホーネットと通信することができる端末を持っている。ホーネットの再起動を行うことにしたが、狂暴化した人々に気付かれてしまう。それでもどうにか再起動が成功。ホーネットはヘレンを助けた後、製作者を守ると言って上空の宇宙船へと突撃してしまう。
宇宙船は地球へとやって来た侵略者であり、生物の除去を目的としている。ホーネットは善戦し、とうとう宇宙船の破壊に成功。3人は慌ててその場から逃げ出した。

ルークの部屋にヘレンが招き入れられる。彼女はホーネットの部品の一部は高度な技術によって作られたものだと知っていたが、教授に口止めされていたため、ルークに明かさなかった。恐らく、宇宙船の目的にはホーネットの回収も含まれていたに違いない。そこで、ペンドルトンがホーネットの捜索に協力して欲しいと言い出す。だが、ヘレンはペンドルトンが政府機関の人間かどうかも分からないと言う。ルークは彼女を信じることにし、ペンドルトンへと対抗。すると、そこへなんとホーネットが突入して来る。どうやらペンドルトン自身がエイリアンだったようだ。ホーネットはヘレンとルークを助けに来たと言うのであった。

映画『ザ・トランスフォーム 地球外機械生命体』の感想・評価・レビュー

緊急援助を目的に製作された高性能人型ロボットと地球の侵略のためにやって来たエイリアンと戦うというSF作品。ストーリーは聴取されるシーンと現実に起こったシーンを交互に繰り返し、展開していく。

突っ込みどころはあるものの、予想していたよりも面白いと感じた。聴取する人物は自らの身分を明確にせず、2人の大学生へと強権的に聴取する。明確にしない辺りすでに怪しいのだが、迫られたら白状してしまうだろう。ロボットのやや手作り感たっぷりの凸凹なディテールや、少々昔のイメージを彷彿とする宇宙船の姿は興味深い。突如、襲われる緊迫感もよく、見応えはあると思う。(MIHOシネマ編集部)


『トランスフォーマー』のバンブルビーを思わせるキャラクターが描かれたパッケージにかなりのB級作品を覚悟して鑑賞しましたが、意外と面白い作りになっていてなんとか最後まで見られました。
まず、パッケージに描かれたバンブルビー風のキャラクターが作中ではかなり手作り感満載で可愛らしいビジュアル。それもそのはず、何かがトランスフォームするのではなく、学生が作ったロボットだから。
ツッコミどころ満載ですが、B級と割り切って見たら面白く見られるでしょう。(女性 30代)

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