この記事では、映画『ザ・ヴィジル 夜伽』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『ザ・ヴィジル 夜伽』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0056157
製作年 | 2019年 |
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上映時間 | 89分 |
ジャンル | ホラー |
監督 | キース・トーマス |
キャスト | デイヴ・デイヴィス メナッシュ・ラスティグ マルキー・ゴールドマン リン・コーエン |
製作国 | アメリカ |
映画『ザ・ヴィジル 夜伽』の登場人物(キャスト)
- ヤコブ(デイヴ・デイヴィス)
- ユダヤ教の超正統派を最近抜け出した青年。宗教のみに生きてきたため、世間に馴染めず金に困っている。
- シュレム(メナッシュ・ラスティグ)
- ユダヤ教の超正統派の教徒。ヤコブとはかつての教徒仲間であり、夜伽のバイトを紹介する。ヤコブが再び超正統派と関わりを持つことを望んでいる。
- サラ(マルキー・ゴールドマン)
- ヤコブが初めて親しくなった女性。夜伽のバイトの最中も、携帯電話を使ってヤコブとやりとりする。
- リトヴァク(ロナルド・コーエン)
- 故人。ヤコブが夜伽で付き添うことになった老爺。かつてホロコーストを生き抜いたユダヤ教徒。生前は家から出ようとせず、変わり者と噂されていた。
- リトヴァク夫人(リン・コーエン)
- リトヴァクの未亡人の老婆。アルツハイマー病を患っており体も弱い。
- ドクター・コールバーグ(フレッド・メラメッド)
- ヤコブの主治医である精神科医。
映画『ザ・ヴィジル 夜伽』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ザ・ヴィジル 夜伽』のあらすじ【起】
ヤコブはユダヤ教徒で、かつて超正統派という厳格な宗派に属していた。今はそこを離れているが、これまで宗教のみの人生を送ってきたため、世間の常識を知らず、就職もできずに金に困っていた。精神も不安定で薬が手放せない。
友人宅での集まりで、サラという女性がヤコブに話しかけてきた。今まで女性と関わらずに生きてきたヤコブは戸惑うが、不慣れながらも携帯電話でサラと連絡先を交換した。
友人宅の前では、かつての教徒仲間であるシュレムが待ち伏せしていた。とある教徒の夜伽を頼みたいという。
夜伽(ヴィジル)とはユダヤ教の通夜の儀式で、死者に見張り役が付き添い、悪霊から守るために寝ずの番をするというものだ。一旦は断ろうとしたヤコブだったが、報酬につられて引き受けることにした。
死者の名前はリトヴァクといい、変わり者と噂されていたという。
リトヴァクの家に行くと、未亡人であるリトヴァク夫人が出迎えた。アルツハイマー病を患う夫人は、ヤコブを見るなり「すぐに出て行って」と言い放つが、程なくして寝室へと引きこもってしまったため、ヤコブはそのまま夜伽を始めることになった。
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映画『ザ・ヴィジル 夜伽』のあらすじ【承】
布に覆われた遺体のそばに座るヤコブ。天井がきしんだり、遺体を覆った布が呼吸するように揺れたりと、不穏な空気がただよう。
リトヴァク家にあった聖書には写真が挟まれており、そこには黒い影と共に「悪魔(マジキム)1979年7月27日」と記されていた。
うたた寝をしてしまったヤコブは、過去の夢を見る。超正統派の正装で歩いていたヤコブは、教徒の弟と共に、危険な街の不良に絡まれてしまったのだった。
目覚めて携帯電話の着信を確認すると、差出人不明の番号からビデオメールが送られてきていた。そこには居眠りするヤコブに忍び足で近づき、頭を撫でる老婆の手の映像が映っていた。
異様な空気に動揺したヤコブは、精神科医であるコールバーグ医師に電話し、留守電に助けを求めるメッセージを入れた。抗不安薬を飲むが、コップの水は一瞬で黒く腐り、口の中にはヘドロのような髪の毛が入り込んでいた。
いよいよ混乱するヤコブの元に、リトヴァク夫人が現れた。夫人は、この家は危険で、踏み込んだら決して戻れない場所だと告げる。
映画『ザ・ヴィジル 夜伽』のあらすじ【転】
ヤコブが怪しい物音を確かめに行くと、壁に古い記録映像が映し出されていた。それは故人であるリトヴァクが、悪魔についての研究内容を語る映像だった。
悪魔の特徴は、頭がぐるりと回り後ろを見ることだという。悪魔はトラウマを持った人間に寄生する。逃れるには、初めて現れた夜にその顔を燃やす必要があり、朝までにそれができなければ一生付きまとわれるという。
リトヴァクは、ホロコーストから逃れる際にやむなく1人の女性を殺害しており、そのトラウマから悪魔に寄生されていたのだった。
ヤコブの元にコールバーグ医師から折り返しの電話が入る。医師は、なぜか「何を見たのか?」「頭は後ろを向いていたか?」と繰り返したずねる。
そこへ別の着信が入り確認してみると、新たな着信の主もコールバーグ医師だと名乗る。
最初の着信の主は、小さな子供の声で「兄さんのせいで死んだ」と告げるのだった。
ヤコブは助けを呼ぼうと家を出るが、手足がこわばり、まともに歩けなくなってしまう。激しい痛みに耐える中、ヤコブは頭が後ろに回る何者かの姿を見た。
ヤコブは気絶し、再び過去の夢を見る。不良に絡まれた弟は、逃げようとした際に車に轢かれて亡くなってしまい、それがヤコブのトラウマになっていた。
映画『ザ・ヴィジル 夜伽』の結末・ラスト(ネタバレ)
いつの間にかリトヴァク家の中に戻っていたヤコブは、藁をも掴む思いでサラにビデオ通話をする。最初は逃げろと言っていたサラだったが次第に様子がおかしくなり、弟を見捨てたヤコブを責める言葉を吐いて通話は終わった。
布に覆われた遺体が起き上がり、血を流しながら弟の声で「どうして殺したの?」と語り掛けてくる。ヤコブは布ごと死体を抱きしめながら、どうか許してくれと懇願するのだった。
リトヴァク夫人は、ユダヤ教の帽子や聖具をヤコブに貸し与えた。
廊下の先で悪魔と対峙したヤコブは驚く。蝋燭に照らされた悪魔はヤコブの顔をしていたのだ。聖なる言葉と共に蝋燭を近付けると悪魔の顔は焼け、ヤコブは悪魔を撃退することに成功した。
遺体のもとへ戻ると、布の下の遺体が苦しむように暴れていた。ヤコブは遺体に手を当て、悪魔に離れろと念じた。そうしてリトヴァクのトラウマを払い、魂を救うこともできたのだった。
長い夜が終わり、ヤコブは帰宅しながらサラと連絡を取る。
全て終わったと思われたが、ヤコブが後にしたリトヴァク家からは不穏な黒い影が1つ、彼の後をついてきていた。
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映画『ザ・ヴィジル 夜伽』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『ザ・ヴィジル 夜伽』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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