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映画『モンタナの目撃者』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『モンタナの目撃者』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『モンタナの目撃者』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『モンタナの目撃者』の結末までのストーリー
  • 『モンタナの目撃者』を見た感想・レビュー
  • 『モンタナの目撃者』を見た人におすすめの映画5選

映画『モンタナの目撃者』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0062176

製作年 2021年
上映時間 99分
ジャンル アクション
監督 テイラー・シェリダン
キャスト アンジェリーナ・ジョリー
ニコラス・ホルト
フィン・リトル
エイダン・ギレン
製作国 アメリカ

映画『モンタナの目撃者』の登場人物(キャスト)

ハンナ・フェイバー(アンジェリーナ・ジョリー)
森林消防隊員。過去の山火事のトラウマを抱えている。
コナー・キャサリー(フィン・リトル)
企業の秘密を知った父親を殺害されてしまう少年。殺し屋に追われることになる。
イーヤン・ソーヤ(ジョン・バーンサル)
山岳地帯を管轄とする保安官。妻が妊娠中。
パトリック・ブラックウェル(ニコラス・ホルト)
企業が雇った殺し屋。コナーを追う。
ジャック・ブラックウェル(エイダン・ギレン)
企業が雇った殺し屋。コナーを追う。
アリソン・ソーヤ(メディナ・センゴア)
イーヤンの妻。妊娠6ヶ月。
オーウェン・キャサリー(ジェイク・ウェバー)
コナーの父親。法廷会計士。企業の重大な秘密を知ってしまう。

映画『モンタナの目撃者』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『モンタナの目撃者』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『モンタナの目撃者』のあらすじ【起】

モンタナ州で森林消防隊員をしているハンナは、数年前の山火事のトラウマを抱えていた。その際に、隊員や子供達を犠牲者にしてしまったのは、自分が風を読み間違えたせいだとハンナは自分を責めていた。ある日、ハンナは一人きりの任務である監視塔の仕事を任されることになった。突然変わった天候で、辺りは雲に覆われ、雷が監視塔を直撃した。手に怪我を負ってしまったハンナは、近くの川まで降りて手を洗った。

離れた住宅街ではニュースで地方検事の家がガス漏れにより爆発したと報道されていた。報道を見たオーウェンは取り乱した様子で、息子のコナーを車に乗せた。怯えている様子の父親を見て、コナーは不安を感じていた。オーウェンは、自分は正しいことをした、しかし自分の身に何かあったら信頼できる人に渡してくれと、コナーに手紙を渡した。山道を通り始めたオーウェン達の車を、ブラックウェル兄弟が追っていた。

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映画『モンタナの目撃者』のあらすじ【承】

ブラックウェル兄弟は企業に雇われた殺し屋であり、秘密を知ったオーウェンの命を狙っていた。オーウェンは義弟であるモンタナ州の保安官イーサンの家を目指して車を走らせていた。峠に差しかかったオーウェン達の車を、ブラックウェルは銃撃した。車は崖から転落し、怪我を負ったオーウェンはコナーに川は街に繋がっていることを教えると再び手紙を託した。オーウェンはブラックウェルによる銃撃で命を落とした。

コナーはパニックで泣きながらも川を見つけると歩き出した。そこで、傷を洗っていたハンナと出会った。ハンナはコナーが街を目指していることを知るが、ちょうど行き先に山火事が起きていることに気づいた。それは捜査を撹乱させるためにブラックウェルが放火したためであった。ハンナはコナーを保護すると、監視塔に連れて行き救助を待つことにした。

捜査官に扮したブラックウェルは、イーサンが不在の家を訪ねた。ブラックウェルの様子を不審に思った妻アリソンは、隙をついて逃げ出した。しかし、入れ違いで帰宅したイーサンは、妻を人質に取られていると思い込まされて捕まってしまった。

映画『モンタナの目撃者』のあらすじ【転】

監視塔でハンナはコナーから父親が託したという手紙を預かった。その内容を読んで、ハンナは一刻も早くコナーを街に連れて行こうと行動するが、急変した天候により雷に打たれてしまった。さらに山火事もすぐ近くまで迫っており、二人は監視塔に残るしかなくなってしまった。

ブラックウェルはハンナ達の足跡をたどって監視塔に着いた。森に連れてこられたイーサンは、妻の命を引き換えに脅され、監視塔に登ってコナーを探すよう命令された。誰もいなければ監視塔に火をつけろと言われていたイーサンであったが、ハンナとコナーを見つけると二人を逃がそうと画策した。しかし、すぐにブラックウェルにバレてしまい、その場は銃撃戦になってしまった。

イーサンは撃たれて重傷を負ったが、ハンナとコナーは監視塔から逃げることができた。夫の身を心配したアリソンは、自宅にあった銃を持つとイーサンを探しはじめた。森の中でブラックウェル兄弟の一人に遭遇してしまったアリソンであったが、迷わず引き金を引き彼を殺した。

映画『モンタナの目撃者』の結末・ラスト(ネタバレ)

アリソンは監視塔に登るとイーサンを見つけるが、重傷を負ったイーサンはその場から動けない様子であった。山火事が迫っている中で、アリソンは死ぬことになろうとも最後までイーサンと一緒にいることを決意した。二人は酸素マスクを付けると、手を繋いだ。

ハンナとコナーはブラックウェルの追跡から逃げていた。ハンナは銃撃戦で負った怪我により走り続けるのが難しく、コナーを先に逃して時間を稼ごうと考えた。コナーに川に潜っているように言うと、ハンナはブラックウェルに斧で立ち向かった。しかし、銃を持っているブラックウェルに追い詰められてしまった。しかし、危機一髪のところで戻ってきたコナーがブラックウェルの気を逸らした。その瞬間に、ハンナはブラックウェルを倒すことができた。

二人は川に潜って迫り来る山火事の炎が過ぎ去るのを待った。救助が到着し、イーサンは亡くなってしまったがアリソンとお腹の子供は無事であることがわかった。コナーを助けることができたハンナは、安堵の笑みを浮かべた。

映画『モンタナの目撃者』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

アンジェリーナ・ジョリー演じる消防隊員ハンナが、過去のトラウマと向き合いながら少年を守る姿に胸を打たれました。殺し屋に追われる少年コナーとの逃避行がサスペンスフルで、序盤からテンションが高い。森に放たれる火と、自然の恐ろしさを描く映像も迫力満点。クライマックス、ハンナが少年をかばって炎の中に飛び込むシーンは震えるほど感動的でした。(30代 女性)


終始ハラハラの展開でした。山火事の中で少年を守るヒロインという設定がもう胸アツ。コナーが父を目の前で失いながらも、必死に証拠を守ろうとする姿に泣きました。ハンナが最初は自暴自棄だったのに、少年と向き合う中で再生していくところがよかったです。火災の中での逃走シーンは息を飲みました。(20代 男性)


サバイバル×サスペンスの組み合わせが絶妙で、アンジーのかっこよさが全開の映画でした。殺し屋コンビの冷酷さが際立っていて、緊張感が途切れません。少年との関係性に少しずつ芽生える信頼がとても丁寧に描かれていて、最後に「助かってよかった」と心底思えました。大自然と命の重みを感じさせる一本。(40代 女性)


アクションよりも心理描写が意外と丁寧で、思っていた以上にドラマ性が高い作品でした。少年を守ることが、主人公にとっても自分を許す行為になっていく流れが感動的。自然災害と人間の悪意という二重の脅威の中で、登場人物がどう動くかを見守る手に汗握る展開でした。エンディングが静かでよかったです。(30代 男性)


ジョリーがひたすらかっこいい。過去の過ちで心を閉ざしたハンナが、無垢な少年を通して再び立ち上がる姿に胸を打たれました。火災のCGもリアルで、見ていて汗をかくほど。殺し屋兄弟の冷徹さと容赦ない行動に背筋が凍りましたが、それに立ち向かう彼女の姿に勇気をもらえました。(20代 女性)


自然の猛威と人間の冷酷さが同時に襲いかかるという恐ろしい状況下で、どう生き延びるかを描いた作品。特に、妊娠中の女性が果敢に戦うシーンには驚きました。サイドキャラも強く、脇がしっかりしている。少年が火を恐れながらも真実を背負って立ち向かう姿には胸が熱くなりました。(50代 男性)


ストーリーはシンプルですが、演出と映像でかなり魅せてきます。山火事のシーンはまるで本物のような緊迫感があり、臨場感がすごかったです。殺し屋たちの動きが無駄なく、緊張が途切れないのも好印象。主人公が「過去の失敗」にとらわれていた理由が明かされる瞬間、グッと心を掴まれました。(30代 女性)


少年と大人のサバイバルバディムービーとして非常に完成度が高いです。アクションに期待していたけれど、予想以上にヒューマンドラマの要素が強くて感動。何より、ハンナとコナーの対話がどれもリアルで、命の重さをしっかり描いていた点が良かった。人間の強さと弱さ、両方を感じる映画でした。(40代 男性)


期待していたよりも、しっかりとした脚本で好印象でした。少年の目線で見た「大人の世界の怖さ」が描かれていて、非常にリアルでした。登場人物が無敵ではないのが良くて、どの瞬間も死と隣り合わせなのが伝わってくる。終盤、山火事の中を逃げる演出はまさに映画館向けの迫力でした。(20代 男性)


序盤からの展開がスピーディーで、開始10分で引き込まれました。情報を持った少年と、彼を狙う殺し屋、そしてそれを守ることになるヒロイン。設定はありがちでも、描き方がうまい。火事のシーンでは自然の怖さを改めて実感。あの状況でも「子どもを守る」と決めた彼女の姿に、本物の強さを見ました。(50代 女性)

映画『モンタナの目撃者』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『モンタナの目撃者』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

ウインド・リバー(Wind River)

この映画を一言で表すと?

雪に覆われた大自然に潜む、静かで残酷な真実を暴くサスペンス。

どんな話?

アメリカ・ワイオミング州の先住民居留地で発見された少女の遺体。その捜査に乗り出した野生動物のハンターとFBI捜査官が、事件の裏にある社会問題と対峙していくヒューマンサスペンス。

ここがおすすめ!

自然との闘いと、人間の心の痛みを丁寧に描いた作品。『モンタナの目撃者』と同じテイラー・シェリダンが監督しており、孤独や贖罪を抱えるキャラクター描写が共通点。美しくも過酷な雪景色の中で展開される緊張感がたまらない一作です。

127時間(127 Hours)

この映画を一言で表すと?

極限状態での生き残りと、人生を見つめ直す実話サバイバル。

どんな話?

登山中に落石により右腕を岩に挟まれ、動けなくなった冒険家アーロン・ラルストンが、生き延びるために自らの腕を切り落とすという決断をするまでの実話に基づいたサバイバルドラマ。

ここがおすすめ!

人間の「生きたい」という本能と希望の強さを感じさせる物語。『モンタナの目撃者』のように自然の脅威と孤独に立ち向かう姿が描かれており、サバイバル映画としてもヒューマンドラマとしても高い完成度を誇ります。

ザ・レヴェナント: 蘇えりし者(The Revenant)

この映画を一言で表すと?

大自然に復讐の誓いを刻む、壮絶なサバイバル叙事詩。

どんな話?

19世紀のアメリカ西部を舞台に、熊に襲われ瀕死の状態から裏切りに遭い、復讐のために壮絶な自然の中を生き延びる男の姿を描いた。実在した探検家ヒュー・グラスの逸話がベース。

ここがおすすめ!

極限状態でも諦めない執念が全編に宿る。レオナルド・ディカプリオの鬼気迫る演技は圧巻で、自然との闘いが生々しく描かれています。『モンタナの目撃者』のように、大自然が舞台の極限サバイバルを求める方に最適。

プリズナーズ(Prisoners)

この映画を一言で表すと?

愛ゆえの暴走が生む、魂を揺さぶるサスペンススリラー。

どんな話?

娘を誘拐された父親が、警察の捜査に不満を持ち、自ら独自の手段で犯人を追い始める。愛と暴力の境界を問うサスペンスで、見る者の正義感を強く揺さぶるストーリーが展開される。

ここがおすすめ!

ヒュー・ジャックマンとジェイク・ギレンホールの圧倒的演技力が光る作品。『モンタナの目撃者』同様、大切な人を守るために立ち上がる主人公の苦悩と覚悟がリアルに描かれており、重厚なストーリーが好きな方にぜひ。

ハンナ(Hanna)

この映画を一言で表すと?

少女は、兵士として育てられた――サバイバル×スパイアクション!

どんな話?

極寒の森で戦士として育てられた少女ハンナが、自らの出生の秘密と向き合いながらCIAに追われる中、自由と真実を求めて戦うスリラーアクション。スピーディーかつスタイリッシュな演出が特徴。

ここがおすすめ!

生と死の境界をさまよう若きヒロインの成長譚は、『モンタナの目撃者』の少年とのサバイバル逃走劇と通じる部分が多いです。ケイト・ブランシェット演じる敵役の存在感も抜群で、女性主導のアクションが好きな方におすすめ。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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