映画『沈黙の激戦』の概要:麻薬取締局のベックに依頼されたジョンは、ソノラ麻薬カルテルのリベラとイスラム過激派のアヤンとの頂上会議を止めるため、チームを結成する。元恋人であるザラと情報通のシャープが加わり、激しい銃撃戦や敵の裏をついて行動する頭脳戦が繰り広げられる。
映画『沈黙の激戦』の作品情報
上映時間:93分
ジャンル:アクション
監督:キオニ・ワックスマン
キャスト:スティーヴン・セガール、ラッセル・ウォン、ジェマ・ダーレンダー etc
映画『沈黙の激戦』の登場人物(キャスト)
- ジョン・ハーモン(スティーヴ・セガール)
- 麻薬取締局のベックに依頼され、ソノラ麻薬カルテルのボスであるリベラと、イスラム過激派のボスであるアヤンとの頂上会議を阻止するよう求められた。シャープとザラを加えたチームを作り、持ち前の勘の鋭さと体格を生かして潜入捜査を行う。
- マシュー・シャープ(ラッセル・ウォン)
- ザラに召集され、ジョンとともに潜入捜査を行う。ドローンを操作でき情報通であるため、遠くから敵を監視し司令塔を務める。ハプニングに動じず、クールな性格。
- ザラ・へイエック(ジェマ・ダレンダー)
- ジョンの元恋人でFBIに勤めている。外見はかなりの美貌だが、敵にすると手強いほどの知識と柔術を兼ね備えている。
映画『沈黙の激戦』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『沈黙の激戦』のあらすじ【起】
フアレスで任務を果たしたジョンはソノラのバーへ行き、ベックに射殺した状況を話していた。現場には現金と麻薬が大量にあり、ジョンはイスラム過激派との対決をベックに求められていた。ジョンはベックと手を組むため相手側の情報や銃の手配、ジェット機の用意を求め交渉を成立させた。
エル・パソに向かったジョンは、密入国した男の事情聴取を行なっていた。男はジョンの事情聴取により、ソノラ麻薬カルテルのボスに接触したことを話した。ジョンは彼らがアメリカへの入国ルートを目的とし、メキシコの接触先がボスのホセ・リベラという男を暴き出した。リベラはソノラ・カルテルのボスであり、陸海地の密輸ルートを作り出している。ジョンは長年メキシコでリベラの調査をしていたため、トルコに勢力を拡大していることも知っていた。リベラはトルコの麻薬組織を殺害していく残忍な男だった。事情聴取を終えたジョンはかつての恋人であり仕事仲間であったザラと再会し、リベラの勢力を止めるためのチームに入って欲しいと頼んだ。ザラは承諾し、ジョンがドローンを扱えたり現地との通信や情報に詳しい人材を探し出すのを手伝った。
映画『沈黙の激戦』のあらすじ【承】
ジョンとザラは車を止め、上空からきたドローンを見ていた。ドローンはザラの車を的確に狙い、爆発させた。ジョンはドローンを操っていたシャープの元へ行き、仕事を依頼した。
ジェット機に乗ったジョン、ザラ、シャープはリベラがプエルトリコでヘロイン取引を行なっている情報を手に入れた。ジョンはリベラがプエルトリコでは税関が入らないことを利用し、イスラム過激派と手を組み新しい財源や人材、ルートを得ることを予想していた。3人はアメリカに物や人が溢れかえってしまう、恐ろしい事態を食い止めようとしていた。ジョンはリベラが48時間以内に頂上会議を行うことを聞いており、まず会議の阻止が任務だと2人に伝えた。シャープはリベラが車の収集家であることを調べ、リベラの小さくて目立つ車を奪った。
ジョンとザラはシャープがリベラから奪った車に乗り、会議が行われる場所へと向かった。シャープは会場付近の建物の上からドローンを操作し、リベラの動きを追跡していた。シャープはリベラが826号室に入ったことをジョンとザラに無線で伝え、ザラは825号室が空室であることをフロントで聞き出しジョンに伝えた。
映画『沈黙の激戦』のあらすじ【転】
825号室に入ったジョンはパソコンを開け、ザラはイスラム過激派のボスであるアヤンの姿を携帯で録画しジョンに送った。アヤンとリベラが密会しているところをシャープがドローンで録画し、ジョンはその内容を隣の部屋で見ていた。アヤンは外のドローンに気付き、リベラが録画していると勘違いをし怒り出した。怒っていたアヤンだったが、今夜リベラの屋敷で行われる頂上会議は継続して行うことを決定した。リベラはドローンを操作し、アヤンとの密会を邪魔した者を探し出せと部下に命令した。ジョンは会議の時間や自分たちのアジトを探し出し、後からメールで送るようザラに指示を出した。
シャープのドローンがリベラの部下に見つかってしまい、ジョンはリベラの車を発見した部下たちに襲われそうになったが、リベラの部下を刺し殺しアヤンの車の後を追った。ザラはリベラを尾行するためタクシーに乗り、リベラはザラを乗せたタクシーを追えと部下に命令した。ジョンはアランの声を利用し、リベラの車が自分を尾行しているとリベラを脅した。ジョンはアヤンの車を追い銃撃戦を行なったが、すぐに引き返した。ジョン、ザラ、シャープはザラが見つけ出したアジトに集まった。
映画『沈黙の激戦』の結末・ラスト(ネタバレ)
ジョンはベックに電話し、ベックから単独行動をとり、アヤンではない標的を殺せと命令された。標的は爆弾を扱い、飛行機の乗客200人近くを殺したラウフという男だった。リベラはラウフをアメリカ入国させる目的で、アヤンとの連携を取っていたのだ。ジョンはベックの命令には従わず、チームは解散しなかった。リベラはアラブ人に抗争を仕掛けられたと信じ、部下を殺されたのはジョンたちであることを知らなかった。
一晩眠り目覚めたザラはジョンが居ないことに気付き、後ろから男たちに殴り倒され注射を打たれて眠ってしまった。ジョンはザラが運ばれて行くのを上から見つめ、シャープにリベラの仕業だと話しアジトを爆発させた。
ジョンはラウフを捕まえるために、リベラの屋敷ではなくパレスホテルへ向かった。リベラはザラを拘束し、アヤンがザラをただの女だと言った瞬間、ザラはリベラの部下たちを撃ち殺していった。騙されたと感じたアヤンは屋敷から逃げ出し、そこに待機していた警察に殺された。リベラはザラを連れてパレスホテルへ向かった。
ジョンはラウフと対面し、アメリカ入国について話していた。ラウフはCIAの元で培った技術を発揮し、民間人を殺害した事実やCIAの内部を知り過ぎてしまったことを、ジョンは考え直してくれと話した。だがラウフは宗教の違いだと主張し、ジョンに撃ち殺された。後からきたシャープはリベラがパレスホテルへくることを予想し、リベラの手下の死角に隠れ撃ち殺していった。リベラと対面したジョンはリベラを秒殺し、ザラを助け出した。
映画『沈黙の激戦』の感想・評価・レビュー
即戦力としてチームに加わったシャープの能力が高く、チームとして最高の救いだと強く感じた。3人の個性も面白く、手強いリベラとアヤンに立ち向かう知識と才能も見られたため、目が離せなかった。激しい銃撃戦や素手で戦うシーンが圧倒され、敵の裏をついて先回りする行動も釘付けになっていた。ジョンとザラの関係も垣間見れ、アクションだけでなく冷静に考えるシーンも見所である。(MIHOシネマ編集部)
今作でスティーブン・セガールが演じるのは潜入捜査官。アクションゴリゴリの元特殊工作員みたいな役も良いですが、今作のようなちょっとスマートな雰囲気も悪くないですよね。
とはいえ、スマートなのは捜査官というキャラクターの雰囲気だけでセガールの鋼の肉体はかなりボリューミーになっていて正直、これではアクションシーンは演じられないだろうと思ってしまいました。
沈黙シリーズと言えばのキレキレのアクションは彼のお腹が少しへこむまで封印かもしれません。(女性 30代)
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