この記事では、映画『沈黙のパレード』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『沈黙のパレード』の作品情報
出典：https://video.unext.jp/title/SID0078173
| 製作年 | 2022年 |
|---|---|
| 上映時間 | 130分 |
| ジャンル | ミステリー サスペンス |
| 監督 | 西谷弘 |
| キャスト | 福山雅治 柴咲コウ 北村一輝 |
| 製作国 | 日本 |
映画『沈黙のパレード』の登場人物（キャスト）
- 湯川学（福山雅治）
- 帝都大学の教授で、天才物理学者だが変人。草薙刑事と同級生であったことから捜査協力を求められる。
- 内海薫（柴咲コウ）
- 警視庁捜査一課の刑事で草薙の部下。草薙から湯川を紹介され、湯川に捜査協力を依頼するようになってからは、湯川のバディ的存在。正義感が強く、感情的になりやすい。
- 草薙俊平（北村一輝）
- 警視庁捜査一課の刑事。湯川とは同じ大学の出身。変人と呼ばれる湯川の、数少ない理解者の一人。
- 並木佐織（川床明日香）
- 「なみき食堂」の看板娘。容姿端麗で歌が上手く、食堂に集まるたくさんの仲間に愛されていたが、3年前に失踪した。
- 並木祐太郎（飯尾和樹）
- 「なみき食堂」店主。妻の真智子とともに食堂を切り盛りする。人情味に溢れ、穏やかな性格。
- 戸島修作（田口浩正）
- 冷凍食品会社「トジマ屋フーズ」の経営者。祐太郎の幼馴染で親友。佐織を娘のように可愛がっていた。
- 新倉直紀（椎名桔平）
- 音楽プロデューサー。町ののど自慢大会で佐織の歌声を聴き、その才能を見出して、佐織を歌手デビューさせるために尽力する。
- 新倉留美（壇れい）
- 直紀の妻で元歌手。細やかな配慮で佐織のデビューを応援する。
- 高垣智也（岡山天音）
- 佐織の恋人。佐織の気持ちにいつも寄り添い、彼女の夢である歌手デビューを応援していた。
- 蓮沼寛一（村上淳）
- 15年前、少女殺害事件で完全黙秘を貫き無罪となった過去がある。佐織の殺害および死体遺棄の容疑をかけられる。
映画『沈黙のパレード』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『沈黙のパレード』のあらすじ【起】
なみきや食堂を営む祐太郎と真智子夫婦には、高校生の娘・佐織がいる。
佐織は、容姿端麗で歌が上手く、町の人気者だ。
町ののど自慢大会で審査員を務めていたプロデューサーの新倉直紀と妻の留美は、佐織の才能を見出し、声をかける。
佐織は、新倉家に通い、歌手デビューに向けてレッスンを受ける中、高垣という彼氏もでき、前途洋々だった。
そんなある日、佐織が突然失踪する。
3年後、静岡県で民家が焼失し、中からは家の主である蓮沼芳恵の遺体と、頭蓋骨の陥没した遺体が発見された。
やがて頭蓋骨の陥没した遺体が佐織であることと、芳恵の息子・寛一が15年前の少女殺害事件で逮捕されたものの黙秘を続け、無罪となったことが判明した。
今回の事件の担当となった草薙警部は、過去に少女殺害事件を担当し、蓮沼を起訴できなかったトラウマに苦しむ。
内海刑事は湯川にこの事件の捜査協力を依頼した。
快諾とはいかなかったものの、事件に興味を持った湯川は捜査に協力することにし、内海とともになみきや食堂を訪れる。
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映画『沈黙のパレード』のあらすじ【承】
湯川が、なみきや食堂の常連客たちと交流を深める中、ある日蓮沼が食堂を訪れた。
今回の事件の容疑者であった蓮沼は逮捕されたが、黙秘を突き通して釈放され、祐太郎に賠償金を請求しにやって来たのだ。
その場に居合わせた湯川は、佐織を寵愛していた常連客たちが、蓮沼に敵意を剝き出しにするのを傍観した。
食堂に集まる面々が、町の恒例イベントであるパレードに参加すると聞き、湯川もパレードを見に行く。
そしてパレードを鑑賞している湯川のもとに、蓮沼が殺害されたという知らせが入る。
草薙、内海とともに捜査に乗り出した湯川は、蓮沼の元同僚・増村の家の一室で窒息死した蓮沼の遺体や現場の状況から、犯人が蓮沼に睡眠薬を飲ませて部屋に閉じ込め、小さな穴から液体窒素を送り込んだという仮説を立てた。
祐太郎の親友である戸島の工場の液体窒素を、高垣が運んだという事実を突き止め、高垣はこれを認めたが、殺意はなく、蓮沼を懲らしめるだけの計画だったと話す。
今回の事件は、15年前の少女殺害事件と関係があると湯川は考え、草薙に関連性の調査を依頼した。
映画『沈黙のパレード』のあらすじ【転】
草薙は、増村が15年前の少女殺害事件の被害者が、増村の姪であることを突き止めた。
一方、湯川は食堂を訪れ、祐太郎から事実を聞き出そうとする。
祐太郎は事件当日、蓮沼のもとを訪れるはずだったが、食堂内で急病人が出たため、計画を実行できなかったと話した。
湯川は祐太郎に、新倉直紀が自首したことを告げた。
直紀は液体窒素をパレードの大道具の中に隠す役割を担っていたが、計画中止を聞いて自分が蓮沼のもとに駆けつけ、計画を実行したという。
直紀は湯川に「蓮沼は最後に、佐織を公園でさらって殺したと自供した」と話した。
湯川は、直紀が公園の情報を知っていたのではないかと考えた。
留美を訪ねた湯川は「佐織を公園で殺した真犯人がその場を去った後、蓮沼が佐織の遺体を静岡の実家に隠し、死体遺棄罪の時効が成立したタイミングで実家に放火。彼が佐織の血の付いた自分の服をわざとみつかるように残したのは、真犯人へのメッセージではないか」と話し、留美は湯川の推理通り、佐織を殺害した真犯人は自分だと話した。
映画『沈黙のパレード』の結末・ラスト（ネタバレ）
デビューを目前に控えた佐織は留美を公園に呼び出し「高垣の子供を妊娠したから歌手になるのをやめた」と留美に話した。
直紀のためにも、歌手デビューしてほしいと訴える留美に、佐織は「あなたの夢を押し付けないで」と言い、留美は自分に嫉妬していると指摘した。
その言葉にカッとなった留美は佐織を突き飛ばし、資材に頭をぶつけた佐織が動かなくなったことに動揺してその場を逃げ出した。
留美が電車に飛び込もうとしたものの、思いとどまって公園に戻ったとき、佐織の遺体はなく、佐織のバレッタが落ちていた。
佐織の遺体が見つかった後、蓮沼は留美を脅迫し、留美は直紀に事実を告白した。
直紀は留美を庇うために、自身の手で蓮沼を殺害する決意をした。
パレードの日、食堂で体調を崩した客は直紀が雇った女性だった。
湯川は、佐織の頭蓋骨の陥没の状態から、佐織の致命傷は留美が突き飛ばしたときのものではないと推測。
佐織のバレッタを証拠に、蓮沼の車の中で目を覚ました佐織が、蓮沼に頭部を強打されて絶命したことを証明した。
直紀は殺人罪で起訴され、留美と増村も送検された。
映画『沈黙のパレード』の感想・評価・レビュー
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映画『沈黙のパレード』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『沈黙のパレード』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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