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映画『沈黙のテロリスト』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『沈黙のテロリスト』の概要:サンフランシスコ市警のフランクは、爆弾処理のスペシャリスト。ある日、平和な街に爆破事件が発生する。伝説の爆弾魔と呼ばれる犯人は、ある女の保釈を要求していた。街の平和を守るため、爆弾魔との壮絶な戦いが始まる。

映画『沈黙のテロリスト』の作品情報

沈黙のテロリスト

製作年: 2001年
上映時間:93分
ジャンル:アクション、サスペンス
監督:アルバート・ピュン
キャスト:スティーヴン・セガール、トム・サイズモア、デニス・ホッパー、ジョー・スパーノ etc

映画『沈黙のテロリスト』の登場人物(キャスト)

フランク・グラス(スティーヴン・セガール)
サンフランシスコ市警で爆弾処理班を指揮するスペシャリスト。冷静沈着でどんな状況でも落ち着いて対処し、処理できない爆弾はない。最強で無敵のオヤジである。
レイ・ネトルズ(トム・サイズモア)
サンフランシスコ市警、麻薬課の刑事。勝手な捜査で上司から度々注意を受けるはみ出し刑事である。爆弾魔スワンを逮捕するため、フランクと共に戦う。
アレックス・スワン(デニス・ホッパー)
元IRAで、「伝説の雇われ爆弾魔」という異名を持つ男。クレアを釈放させるため、大胆にも警察に爆破予告の電話をし、市内の至る場所で爆破を実行させる。
クレア・マニング(ジェイミー・プレスリー)
スワンの一味と思われる謎の美女。その指紋から、国防総省で核の研究開発をしていた技術者であることが判明する。ブランドンという名が刻まれた腕時計を大事にしている。

映画『沈黙のテロリスト』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『沈黙のテロリスト』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『沈黙のテロリスト』のあらすじ【起】

サンフランシスコ市警で爆弾処理班を指揮するフランク・グロスは、上院議員邸に仕掛けられた爆弾を処理するため、ヘリで現場に急行した。地下室で起爆装置を速やかに解除するが、仕掛けが簡単であったため、おとりの爆弾だと気付く。上の階ではテロリストと警察が交戦中だった。フランクは緊急退避を指示するが間に合わず、爆破によって多くの犠牲者を出すこととなった。

1年後。麻薬課刑事のレイ・ネトルズは相棒と捜査中に、倉庫で怪しい男女グループを目撃する。レイたちは襲われ、相棒は殺害されてしまう。3人の男に逃げられるが、謎めいた美女クレアを確保した。その3人組、スワンとその手下の正体は爆弾魔だった。しかもスワンは、自分が作る爆弾を「芸術」と呼ぶほどのナルシストである。彼らはある計画について、クレア不在のまま実行しようと話し合っていた。

一方、警察に捕まったクレアは口を割らなかった。レイは彼女の2点の所持品が気になった。ひとつは「ブランドンに捧げる」と刻印された腕時計、もうひとつは謎の素材でできたブレスレットだ。レイは爆弾処理班のフランクに鑑定を依頼。彼はブレスレットを見てすぐに、強力な爆弾を作る際に必要なセムテックという素材であると見抜く。

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映画『沈黙のテロリスト』のあらすじ【承】

スワンは大胆にも警察に電話をし、午後5時までにクレアを解放せよと要求する。応じなければ、大勢が死ぬことになると脅迫するのだった。レイはフランクに爆発を防いでくれと依頼するが、爆弾処理班の仕事は爆弾を見つけてから始まるものなので、爆弾が見つからなければ処理できない、とレイを追い返した。

一方、スワンは何食わぬ顔で街のバーを訪れ、地元の女性とたわいもない話をして出て行った。店に残したジュラルミンケースには爆弾が入っており、予告通り午後5時に大爆発を起こした。それはビルが瓦礫となるほどの威力。処理班が調べた結果、使われたのはセムテックを使った爆弾であることが分かった。

警察はクレアの指紋を調べ、彼女が国防総省に所属する核の研究開発者であると突き止めた。そこに再びスワンから連絡があり、次は2時間以内に彼女を解放せよと要求する。レイはクレアを聴取し、家族が爆弾で殺されたという自分の過去を告白することで、情報を引き出そうとした。すると彼女も亡き夫の話を始めた。彼女の夫ブランドンも科学者だったが、小学校の土地の毒物汚染を見抜いたことで、口封じに殺害されたと話す。しかし、スワンついては一切語らなかった。

映画『沈黙のテロリスト』のあらすじ【転】

捜査に行き詰まったレイは手掛かりを掴もうと、最初にスワンを目撃した倉庫へフランクを案内する。フランクはこれまでの経験から、犯人は想像を絶する爆破計画を立てていると推測。フランス製の吸い殻とジャズバーのマッチを発見し、2人はその店を訪れた。すると、偶然にもその店で、フランスの煙草を吸っているスワンの手下と遭遇する。男は客を人質に取ろうとしたためその場で射殺。フランクは男が所持していた爆弾を速やかに解除した。フランクは署に戻ると、レイに時限爆弾を理解させるため、腕時計の仕組みについて教えた。

レイは再びクレアの取り調べを行い、彼らが宿泊しているホテルの名前を聞き出した。レイはフランク率いる爆弾処理班と共にホテルに向かう。いきなり突入するのは危険であるため、フランクは遠隔操作で爆破処理ロボットを突入させた。するとロボットがドアを開けた瞬間、大爆発が起きた。

一方、スワンと手下は、大胆にも弁護士のフリをして堂々と警察署に入り、クレアのブレスレットを持ち去った。フランクは彼らが警察に爆弾を仕掛けようとしているのを阻止するが、スワンには逃げられる。その後、処理班がスワンの車両を調べている時、遠隔操作で車が爆破。フランクの部下が犠牲となってしまった。

映画『沈黙のテロリスト』の結末・ラスト(ネタバレ)

スワンは次に、1時間以内にクレアを引き渡すよう要求する。彼は街中で爆破を繰り返すが、警察は止めることができなかった。結局警察はクレアを釈放し、泳がせることにした。彼女は腕時計を手にして署を出ると、スワンの車に乗り込んだ。しばらく走った後、彼女はなぜかスワンを車に置き去りにして、車ごと爆破した。

爆破テロの真の首謀者は、クレアだったのだ。レイは市庁舎の爆破が彼女の最終目的だろうと推測。市庁舎ではクレアの指示で、テロリストが着々と地下と屋上に爆弾を設置していた。警察とテロリストとの戦いが始まった。フランクは素手でテロリストと格闘すると、あっという間に退治。屋上で爆発物の解除に専念した。

レイは地下室でクレアと爆弾を発見する。亡き夫の報復のためだと言う彼女を、レイは殴って気絶させる。レイはすぐに後悔した。なぜなら爆破時間まで10分しかないからだ。解除方法など知らないレイは、トランシーバーでフランクに解除を依頼する。しかし彼も屋上の爆弾処理で手一杯で、地下に降りるのは不可能だった。レイはトランシーバーで指示を受けながら解除を試みた。事前に勉強したおかげで落ち着いて作業を進め、解除に成功する。レイとフランクの活躍によって、時限爆弾は全て解除され、サンフランシスコに平和が戻るのであった。

映画『沈黙のテロリスト』の感想・評価・レビュー

無敵の最強オヤジ、スティーヴン・セガールが活躍する『沈黙 シリーズ』に括られる一作。地上波やCS放送でお馴染みのメニューだ。デニス・ホッパーやトム・サイズモアなど、共演者がかなり豪華である。

本作でのセガールの役は、解除できない爆弾はない爆弾処理のスペシャリストを演じるため、バトルシーンは比較的少なめだ。冒頭の上院議員邸の事件は何だったのか、よく分からないシーンも多々あるが、セガール作品は細部を気にしていたら楽しめない。悪人をやっつける無敵オヤジの活躍を楽しむなら、細かいことは抜きにして見るのが一番なのだ。(MIHOシネマ編集部)


セガールはW主演の1人?主演は違う方?と混乱する映画です。バディものなのでそこは珍しくて良いですね。
爆弾魔役のデニス・ホッパーは、『スピード』のイメージが強いのでもっと大物感のある悪役をやって欲しかったです。今作では彼を出したのはもったいなかった気がします。
そして、セガールが爆弾処理ばかりでアクションをしないのも消化不良です。彼の切れのあるアクションを期待して観るとガッカリします。肝心の爆弾処理シーンもツッコミどころが多いです。(女性 30代)


沈黙シリーズの中でもかなり豪華なキャストが揃っている今作。スティーブン・セガールにデニス・ホッパー、トム・サイズモアなど他の作品で印象的なキャラクターを演じてきた彼らが集まると、異様な迫力があります。
しかし、豪華なキャストが揃っているせいでセガールの主役感は薄め。彼メインのアクションやセガール拳を見たい方は他の沈黙シリーズを見た方が良いでしょう。
全体的に静かな作品なので、緊張感はありますがそこまで大きな盛り上がりはありませんでした。(女性 30代)

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