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映画『TOKYO TRIBE』あらすじ&ネタバレ感想

井上三太のHIPHOP漫画を原作に、鬼才園子温がメガホンを取った「HIPHOPミュージカル」。染谷将太、でんでん、窪塚洋介など園子温作品おなじみの面々をはじめ、鈴木亮平、佐藤隆太など実力派俳優が出演している。また、Youtubeを通して行われたオーディションに合格した主演のYOUNG DAISや、ヒロインに大抜擢された清野菜名の演技にも注目が集まる。

映画『TOKYO TRIBE』 作品情報

  • 製作年:2014年
  • 上映時間:116分
  • ジャンル:アクション
  • 監督:園子温
  • キャスト:鈴木亮平、YOUNG DAIS、清野菜名、大東駿介、石田卓也 etc…

映画『TOKYO TRIBE』 評価

  • 点数:90点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

[miho21]

映画『TOKYO TRIBE』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『TOKYO TRIBE』のあらすじを紹介します。

架空のトーキョーが舞台。各繁華街はトライブが支配し、まともには生きられない世界が広がっていた。唯一暴力的ではない街を作り上げているムサシノSARUのメンバー・海(YOUNG DAIS)は、池袋を支配するブクロWU-RONZのリーダー・メラ(鈴木亮平)に命を狙われていた。

ある夜、ブクロWU-RONZを影で支配する仏波一家が女漁りをした中にスンミ(清野菜名)とハシーム(石井勇気)がいた。二人は卓越した武術を誇っていたが、スンミは逃走に失敗し、海を罠にかけるために風俗店に連れて行かれてしまう……。

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映画『TOKYO TRIBE』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『TOKYO TRIBE』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

みんなバカ

映画の出来栄えに怒っているみなさん!園子温なんだから当然だろ!
HIPHOPを題材にした映画を制作するにあたって、鬼才はジャンルにアクションミュージカルを選択しました。これが見事にハマっています。「マッスルミュージカル」なんて相手にならないですよ。ムキムキの鈴木亮平が暴れまわる。キラキラ光る兜をかぶったバカが騒ぎ立てる。ヒロインはパンチラ連発で戦い続け、中盤ではおっぱいまで見せつける。しょこたんはブルース・リーの真似をしてるし、竹内力は「死んじゃうんじゃないか?」というテンションで怪演し、叶美香さんは鈴木亮平の股間をナデナデしてるんですよ。おまけに練マザファッカーが練マザファッカーとして出演してるんです。「リンカーン」で話題になったグループですよ。D.O.の「メーン」口調を覚えている人は多いはず。

こんなバカバカしい映画を誰が作れるんだ?バカバカしくも爆笑できてアクションもそこそこ。最高じゃないですか。こういう映画を見たかったんですよ。園子温やったね!清野菜名を脱がせるなんて凄すぎですよ。清野菜名の所属事務所は何考えてるんでしょうね?
HIPHOPと園子温が融合すれば、物語はめちゃくちゃになるに決まっています。そのめちゃくちゃ加減が面白いんだから良いんです。流石ですね。

ちなみに、最強の黒人は「戦うマスオさん芸人」ことベルナール・アッカですよ。懐かしいですね。彼が注目されるきっかけとなった「さんまのからくりTV」は終わっちゃいましたけど。

映画『TOKYO TRIBE』 まとめ

久々に素晴らしい映画を見ました。『シンドラーのリスト』とは全く違った意味での傑作だと思います。私はHIPHOPへの造詣が全くありませんので、染谷将太のラップが上手いのかどうかわかりません。しかし、暴力的過ぎる描写もラップもノイズになっていませんでした。世界観を露骨なまでに反映させていて、グッと引きこまれました。

私が最も評価するのは清野菜名の体当たり演技ですね。顔は吉瀬美智子に瓜二つですが、吉瀬美智子は白パンツを見せないし、おっぱいも見せないですよ。清野菜名は19歳ですからね。大人に上手いこと騙されてる感じもグッときました。

ジージャー・ヤーニンの妊娠にガッカリした世界中のアクションファンのみなさん、清野菜名はジージャーの後釜を狙える人材ですよ。今のうちに応援しておくと、ゲスな意味で箔がつくと思います!

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