映画『レア・セドゥのいつわり』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『レア・セドゥのいつわり』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『レア・セドゥのいつわり』の作品情報
映画『レア・セドゥのいつわり』の登場人物（キャスト）
映画『レア・セドゥのいつわり』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『レア・セドゥのいつわり』の感想・評価・レビュー
映画『レア・セドゥのいつわり』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

映画『レア・セドゥのいつわり』の作品情報

出典：https://video.unext.jp/title/SID0068597

製作年	2021年
上映時間	102分
ジャンル	ドラマ
監督	アルノー・デプレシャン
キャスト	レア・セドゥドゥニ・ボダリデスアヌーク・グランベールエマニュエル・ドゥヴォス
製作国	フランス

映画『レア・セドゥのいつわり』の登場人物（キャスト）

人妻のイギリス人女性（レア・セドゥ）: フィリップのメモに登場する女性。子どもが一人おり、夫との関係に不満を感じており、時折、フィリップの仕事部屋を訪れていた。
フィリップ（ドゥニ・ポダリデス）: 執筆家。妻との夫婦関係に不満を感じている。言葉に対して執着心を持っている。自宅とは別の仕事部屋を持っており、そこで人との会話をメモに残している。
フィリップの妻（アヌーク・グランベール）: 献身的に働くフィリップを支えている。夫婦関係では、最近落ち着きがなく、どこか上の空のフィリップを心配している。
ロザリー（エマニュエル・ドゥヴォス）: フィリップの旧友。ニューヨークで癌の闘病生活をするため、入院をしている。フィリップとは時々電話をしている。

映画『レア・セドゥのいつわり』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）

映画『レア・セドゥのいつわり』のストーリー（あらすじ）を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『レア・セドゥのいつわり』のあらすじ【起】

時は1987年。とある女性の独白から始まる。イギリスのユダヤ系アメリカ人作家のフィリップとの関係について話し出す。女は、夫との結婚生活に不満があり、女は、度々フィリップの仕事場を訪れていた。フィリップの職場には、ユダヤ人関係の書物や文献で溢れていた。日々の生活をメモに取って、それを振り返ることを日課としていた。

59歳のフィリップは、ロンドンで妻と暮らしていた。妻との関係は順調であったが、夫婦関係にどこか足りないと感じていた。妻に気を遣いながらの生活を送りながら、どこか不満を抱えていたのである。フィリップは、別のワンルーム・アパートメントで働きながら、執筆活動をしていた。

惹かれ合った女と、フィリップはフィリップの仕事場で人生、宗教、愛、社会､互いの夫婦生活について語り合い、そしてセックスをするのであった。

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映画『レア・セドゥのいつわり』のあらすじ【承】

フィリップには、チェコ人の元愛人がいた。戦争中に彼女は、チェコから亡命してきて、たまたまフィリップと出会った。フィリップは、当時ユダヤ人ということで警察からの監視対象であったため、レストランに行くと近くに警察官が座ったのである。彼女は、ロンドンに亡命してきたが、戸籍を得るためイギリス人と愛の無い結婚生活を送っていた。ロンドンに居場所がないと感じていた。

現代では、女とフィリップが死生観や子どもについての話をしていた。フィリップの部屋だけでなく、公園のベンチで二人は話をしていた。出産直後の女性がイギリスの法律では違法行為をしても無罪になるという女の話から、フィリップは女に自殺したいことはあるかと尋ねる。女は何度もあると答えるが、生きたいため、いい人生にしたいため、もう少し生きようと自殺をとどまったのである。

映画『レア・セドゥのいつわり』のあらすじ【転】

フィリップは他人と会話をする時には、聞き役に徹していた。言葉を聞くことで喜びや興奮を覚えるという。

フィリップは、旧友のロザリーに電話をかけていた。女性は、病院の病室にいた。年内の命と医者から言われていたのだが、癌の症状が奇跡的に回復したという。フィリップは、女性からの報告に喜び、こういった奇跡を「総督の恩赦」と女は呼んだ。

イギリス人の女とバーで合流するフィリップ。二人は、いつものようにフィリップの仕事場へ向かう。フィリップは、自身の誕生日会があることを嘆いていた。59歳という年齢に対して、「人生の終盤」のような気持ちになっていたのである。もうすぐで死ぬということを感じ、悲しんでいた。イギリス人の女は、そんなフィリップを見つめるのであった。翌朝、フィリップは、かつてチェコを訪れた際に起きた出来事をイギリス人の女に話す。チェコ人の友人の冗談に魅了された話をすると、女も笑っていた。続けて、フィリップは、イギリスでは女に魅了されたと言った。

映画『レア・セドゥのいつわり』の結末・ラスト（ネタバレ）

フィリップは、自分自身が死んだ後の、イギリス人の女の行動に興味を示していた。葬式に出るのか、フィリップの本についてどんなコメントをするのか女に様々なことを尋ねていた。女は、それについて冗談っぽく答えるのであった。

フィリップは、ニューヨークの旧友ロザリーを尋ねていた。病院での旧友は、症状が悪化しているようであった。闘病生活で弱音を吐く旧友に対して、フィリップは涙ながらに励ますのであった。

フィリップの書いたメモが妻に読まれてしまう。妻は、女性との会話を中心としたメモに泣きながら悲しんでいた。フィリップはメモの内容は全て創作だと主張するが、妻は信じようとしない。二人の会話は、最近の夫婦関係まで発展する。フィリップはメモを見せながら、内容を説明するのだが、妻から出版の際に名前など一部変更することを提案される。提案に対してフィリップはひどく憤慨する。フィリップは結局本を出版し、サイン会にはイギリス人の女が訪れるのであった。新作を読んだ感想をフィリップに伝える女。二人は、久しぶりの会話を楽しむのであった。

映画『レア・セドゥのいつわり』の感想・評価・レビュー

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