この記事では、映画『トンネル 9000メートルの闘い』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『トンネル 9000メートルの闘い』の作品情報
出典：https://www.amazon.com/Tunnel-English-Dub-Thorbj%C3%B8rn-Harr/dp/B08YMWJGSG
| 製作年 | 2019年 |
|---|---|
| 上映時間 | 103分 |
| ジャンル | アクション パニック スリラー |
| 監督 | ポール・オイエ |
| キャスト | ソービョルン・ハール リサ・カーレヘド ミケル・ブラット・シルセット イルバ・フグレルッド |
| 製作国 | ノルウェー |
映画『トンネル 9000メートルの闘い』の登場人物（キャスト）
- スタイン（ソービョルン・ハール）
- ノルウェーのベテラン除雪救助隊員。3年前に妻を亡くし、娘と2人暮らし。イングリッドと再婚したいと思っている。
- エリゼ（イルヴァ・フグレルッド
- スタインの娘。亡き母を思い、父の再婚には反対している。行動力のある少女。
- イングリッド（リサ・カーレヘド）
- スタインの恋人。カフェの経営者で、優しく責任感のある女性。
- イヴァル（ミケル・ブラット・シルセット）
- スタインの後輩。除雪救助隊として働く。適当な性格ではあるが、スタインを尊敬している。
映画『トンネル 9000メートルの闘い』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『トンネル 9000メートルの闘い』のあらすじ【起】
「ノルウェーのトンネルは、避難経路が少なく非常時は運転手の自己責任とする」
クリスマス目前の雪深いノルウェー。除雪救助隊のスタインは、吹雪のなか除雪車でトンネルに向かっていた。すると、横から猛スピードを出した乗用車が除雪車を追い抜き、雪に突っ込む事故を起こしてしまう。それを見たスタインはレッカーを呼び、トンネル東側にいた同僚のイヴァルにあとを任せ、娘との待ち合わせ場所に向かっていった。
トンネルの西側にあるイングリットのカフェで、スタインは「クリスマスは、イングリッドと3人で過ごそう」と、娘エリゼに提案した。しかしエリゼは、3年前に亡くなった母を思い「パパ、もう再婚するつもりなの？」と反対。そして、泣きながらカフェを出ていくと、エリゼは高速バスに乗り、トンネルのなかへと入っていったのだった。
そのころ、タンクローリーを運転するトムが、トンネルに進入していた。そして、車内に落ちた無線機を取ろうと体をかがめたトムは、ハンドル操作を誤り、トンネルの壁にタンクローリーを衝突させてしまったのだった。
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映画『トンネル 9000メートルの闘い』のあらすじ【承】
タンクローリーは、完全に道をふさいだ状態で停まっていた。トムは、慌てて交通管理センターに事故の連絡をしたが、トンネル内の電波は不安定で、その電話は途中で切れてしまう。事故の連絡をうけた交通管理センターは、各方面に救助要請をした。しかし、猛吹雪で消防隊もすぐには到着できず、レッカーの対応をしていた東側の救助隊も、現場に向かうことができないという。そして、スタインに救助要請がかかると、スタインはイヴァンとともにトンネルに急行したのだった。
トンネル内にカメラはなく、はっきりとした事故の位置がわからなかった。管理センターのアンドレアはトンネルを封鎖したが、その直前、事故を知らない4人家族の乗る車がトンネルのなかに入っていった。
トンネルには長い渋滞が発生し、エリゼの乗った高速バスも渋滞の列に停まったままだった。長く暗いトンネルのなかでは、前方の様子を知ることが出来ない。前後の車の人たちも「何事か？」と、次々と車から降りはじめ、エリゼも乗っていた高速バスから降りた。
そのとき事故現場では、トムが車体を調べていた。すると突然タンクローリーが大爆発し、トンネル内に爆発音が響きわたる。そして、あっという間に黒煙が噴き出し、トンネル内の人々を襲った。必死に黒煙から逃げたエリゼは、ふたたび高速バスに乗り込んだのだった。
映画『トンネル 9000メートルの闘い』のあらすじ【転】
トンネル事故のニュースを見たイングリッドは、映像の中にエリゼの姿を見つけた。そして「トンネルの中にエリゼがいる」とスタインに電話すると、スタインは単身トンネルのなかに入っていったのだった。
4人家族の車もまた、トンネルのなかで黒煙につつまれていた。そのとき家族は、火だるまになった人が目の前で倒れる姿を目撃する。家族はトンネルを出ようと決意し、幼い姉妹を連れ、真っ暗なトンネルを歩いて出口を目指した。すると、猛スピードで避難する車に、父親が轢かれてしまう。残された母親と姉妹は泣き叫び、姉妹に「ここで待っていて」と伝えると、母親は父親のもとへ駆け寄っていった。
エリゼの乗るバスの乗客たちも、パニックになっていた。しかし、スタインと何度もこのトンネルに来たことがあったエリゼは、乗客たちをトンネル内の「洞窟」と呼ばれる技術室へ案内した。そして、少しでも煙から逃れようと、洞窟奥にある通気ダクトのなかに避難したのだった。
一方、イングリッドもトンネルの前に来ていた。そしてイヴァンに、スタインはエリゼを助けるため1人でトンネルに入っていったと聞いた。
そのころ管理センターでは、母親とはぐれたという姉妹からの通報がはいった。アンドレアは、姉妹を落ち着かせようと優しく語りかけたが、やはり電話は途中で切れてしまったのだった。
映画『トンネル 9000メートルの闘い』の結末・ラスト（ネタバレ）
スタインは洞窟にエリゼがいると信じていた。そして、洞窟の通気ダクトのなかにいたエリゼを発見すると、2人は抱き合って再会を喜んだ。スタインが、エリゼたちに酸素マスクをかぶせ、避難のため車に乗せているとき、管理センターから無線が入った。そして「まだ、幼い姉妹が残っているはずだ」と言われ、スタインはふたたび捜索に戻ったのだった。
一方、トンネルの外で待機していたイングリッドたちは、すすだらけでトンネルから出てきた母親を救助していた。母親は「娘たちがいない」と泣き叫び「わたしが待つように言ったからだ」とその場に泣き崩れた。
エリゼは「先に避難しろ」と言った父の言うことを聞かず、姉妹の捜索に行ったスタインを追いかけた。そのころスタインは、姉妹を見つけていた。しかし、残りの酸素マスクを少女たちに渡したため、スタインは酸欠になり倒れてしまう。瀕死のスタインを見つけたエリゼは、無線で助けを求めた。すると、いてもたってもいられなくなったイングリッドとイヴァンは、トンネルのなかへと車を走らせたのだった。
スタインのもとに到着したイングリッドとイヴァンは、そばにいた姉妹とエリゼを車に乗せた。そして、倒れていたスタインを抱え、イヴァンも車に向かおうとしたとき、トンネル上部についていた送風機がイヴァンたちの頭上に落ちてきたのだった。エリゼとイングリッドは、瓦礫をかきわけスタインを救出するが、イヴァンは絶命していた。そして黒煙のなか、車の間をぬけ、スタインたちはトンネルを脱出したのだった。
その後、スタイン、エリゼ、イングリッドの3人は、そろって亡き母のお墓を訪ねていた。
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映画『トンネル 9000メートルの闘い』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『トンネル 9000メートルの闘い』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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