映画『UFO学園の秘密』の概要:幸福の科学出版制作のSF映画。男女共学の全寮制高等学校、ナスカ学園に起こるミステリー。学校で過ごしていた生徒達に不可解な事件が起こる。宇宙人の謎や、行動を生徒達が力を合わせて解明していく。2015年劇場公開作品。
映画『UFO学園の秘密』の作品情報
上映時間:125分
ジャンル:SF、アニメ
監督:今掛勇
キャスト:逢坂良太、瀬戸麻沙美、柿原徹也、金元寿子 etc
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映画『UFO学園の秘密』の登場人物(キャスト)
- レイ / 天城零(逢坂良太)
- ナスカ学園の2年生。ハキハキした性格で、ときどき周りを振り回す。チーム・フューチャーのリーダー。
- アンナ / 水瀬アンナ(瀬戸麻沙美)
- レイと同じ、高校2年生。クラスも一緒。学園では生徒会副会長を務める。幼い頃に父親を亡くしている。
- タイラ / 日下部大空(柿原徹也)
- チーム・フューチャーの1人。レイやアンナと同じクラス。学内の成績が良い。イケメン。
- ハルカ / 森下春花(金元寿子)
- 大空(タイラ)の彼女。2つ下の妹がいる。タイラと同じく頭が良く、成績優秀。
- エイスケ / 風間永介(羽多野渉)
- レイたちのクラスメート。天真爛漫な性格。学校に密かに秘密基地を作っている。
- ナツミ / 森下夏実(千菅春香)
- ハルの妹。中学3年生。成績が上がらず、勉強ができる姉に対して少し嫌悪感を持っている。
- 夜明優(浪川大輔)
- 大学教授。アンナの昔の家庭教師。宇宙科学で数々の研究成果を上げる。催眠術も行える。
映画『UFO学園の秘密』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『UFO学園の秘密』のあらすじ【起】
ある女生徒が学園の敷地内の茂みを1人で歩いている。するとそこに、不可解な紫色の光が彼女を包み込む。
ナスカ学園の朝が始まる。生徒達は全寮制で、一緒に朝食を済ます。天城零は仲の良い日下部大空と、競うように食べる。するとそこに水瀬アンナがやってくる。だらしない行動をレイに注意していると、遠くで悲鳴が上がる。女子生徒が1人倒れていた。倒れた生徒は、冒頭で不可解な光に包まれた森下夏実であった。姉のハルカが駆け寄り解放して、そのまま保健室へと連れていく。タイラもハルカについていき、2人一緒に教室に戻る。タイラは付き添いに関係ないとして、教師から怒られる。それに便乗してクラスメートが2人をからかう。2人は付き合っていた。するとそこに友達の風間永介が現れる。エイスケは自分が遅刻したことを茶化す。怒った教師は連帯責任として、エイスケたちを放課後の掃除をさせる罰を与える。教師は伝達事項として、学園外への無断外出と塾へ通うことは禁止していることを告げる。罰を受けたエイスケと、タイラ、ハルカに加えてアンナとレイも掃除に参加した。5人は課題でチームを組んでいて、研究課題を何にするかの話し合いを始める。それと同時にハルカの妹、ナツミの心配をするレイたち。ハルカは中学3年生になったナツミは勉強に忙しくて体調が良くないことを話す。空気が重くなったところでエイスケが天才塾の話を始める。エイスケによると、上級生がトイレで天才塾と呼ばれる塾に通うと勉強しなくても学力が上がるという話をしていたという。盗み聞きしたことをレイたちに話すエイスケだったが、笑われてしまう。しかしアンナは、今朝教師が話していた塾のことはそのことかもしれないと話す。
休日になり、申請をした生徒達がバスに乗って学校外へと遊びに行く。レイとタイラは外に出かけずに校内の購買で昼食を買っていた。アンナとハルカもやってきて、ナツミのことを話し始める。妹が倒れて心配だったハルカは、妹に事情を聞くとナツミは天才塾に行ってしまったことを打ち明ける。ナツミは、エイスケが噂してた通りに成績は上がるものの、体調不良や気づいたら外に抜け出していたりとおかしな行動が出てしまう。心配したハルカはどうにかならないか、みんなに相談する。心当たりがあるアンナはある人を助っ人に呼ぶ。
エイスケが学園内に秘密基地を作っていた。1人で授業をサボったとき用の部屋だと言い、いつもの5人はそこに集まる。ハルカは妹のナツミを連れていき、助っ人を待つ。アンナが連れてきたのは、小学生のとき家庭教師をしてくれた先生という人物。ナツミを座らして、何個か質問を始める。エイスケによると先生が始めたのは退行催眠という催眠術だった。催眠術が始まると天才塾に行ったときのことを話す。ナツミは天才塾の中で白い光に包まれて上空へと連れていかれる。UFOの中でベッドのようなとこに寝かせられ手術をされたと話す。先生はナツミがアブダクションという宇宙人に攫われたと見解する。頭の中にチップを埋め込まれて人間のデータを収集しているという。しかし、ナツミの場合は手術が途中で中断してしまったことが分かる。
翌日、全校集会で宇宙に関する講演が始まる。講演者は学校の卒業生でもあり、ナスカユニバーシティ宇宙科学部教授の、夜明優という人物が講演者として舞台に立つ。昨日のことを考えていたレイは、講演者に驚く。話し始めたのは昨日ナツミの話を聞き出した先生だった。夜明教授は宇宙について、ある確信に至ると話す。全ての物事には意味があり、願いが込められている、意思のようなものがあると話す。人間の知能を超えた意思が働いてると話したところで、レイは咄嗟に立ち上がる。それは宇宙人のことかと問うと、学園の生徒から失笑される。しかし、夜明教授は茶化すことなく、宇宙人に関する説を話す。夜明教授の講演に感銘を受けたレイは、研究課題のテーマをUFOと宇宙人の実在を見つけることにする。同じチームの5人はチーム名をチーム・フューチャーと名づける。
映画『UFO学園の秘密』のあらすじ【承】
職員会議では、チーム・フューチャーに関する話し合いが行われていた。学園では文化祭で研究の発表をすることになっている。しかし、非現実的な研究を発表をすることは勉学には逸れるとし、厳しい意見を述べる校長先生。しかし、探究創造科の研究テーマは自由ということになっており、それに基づいて学園側がルールを曲げてはいけない。そのため、今回の研究は通ることになった。
夏休みに入って、家へ帰省する生徒たち。しかし、レイたちは学園に残っていた。夜の校庭で夢を語り出すレイとタイラ。翌日から課題の研究が始まる。5人は外出し、天才塾へと向かう。外観だけは普通の天才塾を写真に収め、せっかくの外出を楽しむ5人。学園に戻ったエイスケはまたもやトイレで盗み聞きをする。上級生が夜中に抜け出し、密会をする情報を手に入れる。トイレを出すとタイラもそれを聞いていた。盗み聞きした情報を頼りにタイラは1人で上級生の後を追う。途中で用務員のおじさんに声をかけられ、チーム・フューチャーへのエールを貰う。嬉しがるタイラだったが、そのおかげで上級生を見逃してしまう。1人で探していると、上空から白い光に包まれタイラはアブダクションされてしまう。翌日、ベッドで目を覚ましたタイラはチーム・フューチャーに起きた出来事を話す。UFOの中には金髪の美女がいて、彼女はプレアデスから来たということ。彼女とテレパシーを使い脳内で会話をしたということ。彼女によると宇宙人に悪い者ではないということ。しかし、それらの話を聞いたレイたちは怪しいと疑う。しかし、宇宙人はチーム・フューチャーを応援しているとタイラは告げる。ナツミをアブダクションした宇宙人は悪い宇宙人で、名はレプタリアンと明かす。その名を聞いたハルカが反応する。昨晩、ハルカもアブダクションされたことを話す。タイラとは別の、猿みたいな宇宙人だったが、話された内容はほとんど同じだった。ハルカは猿のような宇宙人に、レプタリアンと呼ばれる宇宙人は人間の姿をして、すでにナスカ学園に侵入していることを明かされる。その夜、レイはおかしな行動を起こす教師と、身の回りの異変を感じる。
学園は文化祭当日を迎える。会場の裏ではレイが出番の準備をしていた。研究成果を発表する出番が迫っている時に、問題が起きる。エイスケがまとめたPCでのデータが全て消えてしまっていた。バックアップも取り、事前に準備をしていたにも関わらずデータが消えてしまった話を聞いたレイは、身の回りで起きた異変と結びつける。データが消えてしまったまま、レイは1人で舞台に上がり、口頭で研究の発表をする。しかし、口先だけの根拠のない発表に会場は笑いに包まれる。それでも真剣に訴えかけるレイに、校長先生が話を遮り、注意する。そのとき、白い光がレイと校長先生を照らし、連れ去られてしまう。
宇宙人にアブダクションされた2人はUFOの中にいた。中にいたのは金髪の美女でも猿のような宇宙人ではなく、獣のような正装した宇宙人だった。宇宙人は月の裏側に基地を作り、惑星連合として活動していることを話す。宇宙人は驚く校長先生に月の石を渡す。本物の月の石に感動する校長先生をよそに、レイはレプタリアンとは何なのか宇宙人に聞く。すると、宇宙人は人間の心の波長と同調することができると話す。レプタリアンは悪い心と同調し、地球を乗っ取ろうとしていることが分かる。しかし、人間が良い心を持っていれば、レプタリアンは同調できなくなり地球を救えると話す。そして、良い心を持てば惑星連合と同調して、新しい宇宙時代を築くことができると打ち明ける。そのとき、レイたちが乗っていたUFOがレプタリアンに攻撃される。宇宙人に地球に戻るよう言われ、2人は会場に戻った。
チーム・フューチャーの5人とナツミは集まってレイの話を聞く。レイは証拠として月の石を持って帰っており、みんなに見せる。それを見たタイラたちは翌日に夜明教授に見せることにする。翌日、校長室に呼ばれる5人。校長先生は宇宙人にアブダクションされたことにより、チーム・フューチャーを支持すると告げる。証拠を見せるために、校長先生と夜明教授をエイスケの秘密基地に連れていく。そこで、月の石を隠した宝物ボックスを開ける。しかし、そこには隠したはずの月の石が無くなっていた。慌てるレイたちだったが、校長先生と夜明教授は落胆してその場から去ってしまう。タイラは月の石が盗まれたと推測する。すると、ナツミが泣きだして自分が盗んだのかもしれないと話す。レプタリアンにチップを埋め込まれそうになったナツミが、操られて盗んでしまったと遠回しに推測したタイラにアンナとハルカは激怒し、その場から去ってしまう。このことによりタイラとレイも喧嘩してしまう。
映画『UFO学園の秘密』のあらすじ【転】
翌日、チーム・フューチャーは夜明教授に呼ばれ、秘密基地に集合する。夜明教授は宇宙人と心の波長を増長させる機械を作り上げていた。試作として、5人を使い宇宙人と交信を試みる。結果は成功し、5人は地球の上空にいるUFOに乗り込む。そこは、エイスケと同調していた宇宙人のUFOだった。宇宙人は5人をプレアデスへと連れて行く。そこでは地球と同じように学校が建てられ、宇宙人が様々なことを学んでいた。宇宙人が人間と同じように学ぶ姿に感銘を受けたエイスケはやりたいことを見つける。宇宙人にお礼を言うと、帰りのUFOがやってくる。新しいUFOに乗ると今度は別の星へ連れて行かれる。そこでは、アンナの子供の頃の姿をした宇宙人が待っていた。驚いてる5人に、それぞれの子供の頃の姿をした宇宙人が現れる。宇宙人たちは霊界の話をする。人生は輪廻転生して、本当の自分に気づかないことを告げる。本当の自分とは何なのか問いかけるアンナ。宇宙人たちはそれぞれに本当の自分を見せる。タイラは宇宙に行くためのUFOを作ることを宣言する。アンナは子供のときに見た映画に影響されたことを思い出し、映画を作る夢を見つける。エイスケは学校の先生になる将来の夢を語る。ハルカは世界中の人々が仲良くなれるように宗教の勉強をすることを宣言する。レイは真実を探求したいと告げる。それぞれの将来の道を見つけた5人は学園へ戻る。
学園に戻った5人は夜明教授から、レプタリアンが動き出したことを告げる。急いで校庭へ戻ると、生徒たちが集まっていた。ナツミを中心とした、天才塾へ行ってしまった人たちがレプタリアンのUFOを呼び出す。チーム・フューチャーは止めるべく、演説をしている天才塾の人たちの輪の中に飛び込む。ナツミを含めた天才塾の人たちに本当の自分を見つけるように諭す。その中に校長先生も入り込み、操られてしまった生徒達を呼び止める。レイたちの本当の自分を見つけた力は、操られていた人たちの力を退ける。無事に呼び出されたUFOを追い返すことに成功する。喜ぶ5人たちの前に、レイたちをアブダクションした惑星連合の宇宙人が現れる。チーム・フューチャーのおかげで、ナスカ学園と惑星連合は協定を結ぶ。新しい宇宙時代を築くことを約束する宇宙人とレイたち。
映画『UFO学園の秘密』の結末・ラスト(ネタバレ)
しかし、そこに月の石を持った用務員のおじさんが現れる。その正体はレプタリアンであり、人間の姿をしていた。仮の姿を解き、化け物の姿となるレプタリアン。レイたちは宇宙連合に助けを求める。しかし、規定により宇宙連合は手を出せない。レプタリアンは学園内に印をつけ、学園を覆うほどの巨大なUFOを呼び出す。UFOが巨大なビームを放つ。放った先の森は一瞬にして裏宇宙へと呼ばれる場所へ消えてしまう。このままでは地球が滅んでしまうことに不安を覚える5人は、ビームに飲み込まれてしまう。
飲み込まれた先は、天才塾の前だった。どうなっているのか不思議に思っていると、タイラが歩いている人にぶつかる。ぶつかった人は人の姿をしたレプタリアンで、街中の人々は次々にレプタリアンへと姿を変える。レプタリアンに襲われるレイたちだったが、本当の自分を思い出したレイは屈強な宇宙人へと変貌する。次々にレプタリアンをなぎ倒す。しかし、1人だけでは倒しきれずにレイはピンチを迎える。そこに1匹のドラゴンが現れ、5人を救う。ドラゴンの正体は教師で、レイたちに神を信じるように言う。祈るように手を合わせて神を信じる5人。彼らは神と交信することに成功し、宇宙の真理を見る。地球に対する進行が神に通じ、見事レプタリアンを一掃することに成功する。学園に戻った5人を待っていたのは夜明教授と、先生だった。彼らは地球の神を信仰して改心したレプタリアンだった。
5人は生きていくことの大切さと地球を大事にすることを胸に誓う。文化祭の終わりを告げる花火が空に上がり、ナスカ学園は平和を取り戻した。
映画『UFO学園の秘密』の感想・評価・レビュー
物語がよく作り込まれていて、楽しめる作品だった。アニメーションも自然で見やすい。高校生ならではの悩みや葛藤も描かれていて、若者向けだと感じた。 宇宙人との交信や、実際に起こりそうな表現が含まれていて見終わったあとに宇宙人の存在が気になった。
大川隆法が監修しているので宗教色は強かったが、一般のアニメーション作品としても十分楽しめると思った。最後の展開が詰め込まれているので、終わるまで退屈しなかった。(MIHOシネマ編集部)
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