この記事では、映画『海よりもまだ深く』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『海よりもまだ深く』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0027203
製作年 | 2016年 |
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上映時間 | 117分 |
ジャンル | ヒューマンドラマ |
監督 | 是枝裕和 |
キャスト | 阿部寛 樹木希林 真木よう子 リリー・フランキー |
製作国 | 日本 |
映画『海よりもまだ深く』の登場人物(キャスト)
- 良多(阿部寛)
- 作家崩れの探偵。ギャンブル好きで養育費を払えない。元妻に未練があり、息子・真悟に月に一回会えるのを楽しみにしている。
- 篠田淑子(樹木希林)
- 良多の母。半年前に夫を突然亡くし、一人暮らし。子供に甘い。
- 白石響子(真木よう子)
- 良多の元妻。不動産会社で働くシングルマザー。義母の淑子と仲がいい。
- 白石慎吾(吉澤太陽)
- 良多の息子。小学生。少年野球のチームに入っている。祖母を尊敬している。
- 中島千奈津(小林聡美)
- 良多の姉。和菓子店で働いている。夫と二人の娘と四人暮らし。
- 町田健斗(池松壮亮)
- 良多の部下。良多に借りがあると言い、良多の金策に付き合う。
映画『海よりもまだ深く』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『海よりもまだ深く』のあらすじ【起】
淑子と娘の千奈津が団地の1室で会話をしている。ラジオからは台風が近づいている情報が流れている。2人は死んだ父の話を始める。借金をして淑子を困らせたこと、字を書くのがうまかったことなどを話す。
それから、間もなくして、淑子の部屋に息子の良多が訪ねてくる。15年前に賞を取った元小説家である良多は今では金に困っていた。敏子の留守の間に部屋の中を漁り回る。父が残した遺品を売り払って金に変えようと言う魂胆だった。やがて帰宅した淑子に形見が欲しいなどと言い出してみるが、父親のものは全部捨てられていた。
電話でお金の入金について言い訳をしている良多。淑子には興信所の仕事のことだと説明する。そんな仕事をしているなんてと嫌がる淑子に「小説を書く取材のためにやっている」とごまかす。見栄を張って1万円を渡すと淑子は喜ぶ。
その足で淑子の部屋で見つけたカメラを質屋に持ち込む。たいした金額にはならず、逆に父親もよく金を借りに来たという話を聞かされる。
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映画『海よりもまだ深く』のあらすじ【承】
良多と後輩の町田は興信所の情報を調査対象の女に売りつけ、金を手に入れる。その金を倍にすると言って、競輪につぎ込み全部すってしまう。離れて暮らす息子・真悟にグローブを買う金が必要なのに。
良多は離婚した妻・響子に未練がある。真悟の野球の試合を遠くで眺め、応援している響子と新恋人を苦々しく思う。新恋人にグローブは先に買われていた。スパイクを買ってやることにする。
良多は出版社に呼ばれてギャンブルものの原作を書かないかと話を持ちかけられるが、小説家のプライドが邪魔をして断ってしまう。
とにかく養育費とスパイクのお金が必要で、良多は姉・千奈津の職場に借金を頼みに行く。またここでも父親がよく金を借りに来たと聞かされた。話の流れで母親のへそくりの隠し場所を聞き出す。
良多は再び、興信所の調査対象の高校生を脅して現金を手にいれる。そんな良多でも町田は「借りがある」と言い、一緒に付き合う。
映画『海よりもまだ深く』のあらすじ【転】
月に一度の面会日がやってきた。台風が近づいているがまだ晴れている。響子に養育費は後で払うと嘘を言って、真悟と一緒に過ごせることになった。真悟にミズノのスパイクや宝くじを買ってやる。
養育費を作るために、真悟を連れて淑子のもとを訪ねることにする。公園のすべり台で台風の夜に父とお菓子を食べた話をしながら、団地へ向かった。真悟を迎えにきた響子を交え、みんなで食事をして良多は喜んだ。淑子の頼みで泊まることになり、良多と響子は、近況を話す。話題はいつしか響子の恋人の話になる。良多はあせり、響子にせまる。怒った響子は養育費を払わないと次はないと言い捨てる。
みんなが寝静まった後、良多は淑子のへそくりを見つけ出すが、姉のいたずらだった。その後も物色し、新聞紙に包まれたすずりを見つけ出した。起きてきた淑子と死んだ父の話になる。ラジオからテレサテンの「別れの予感」が流れていた。淑子は「なんで男は今を愛せないのか。幸せってのは、何かをあきらめないと手にできないもの。」と語る。「海より深く人を好きになったことはないけど、楽しく暮らしている」と。
映画『海よりもまだ深く』の結末・ラスト(ネタバレ)
トイレに起きてきた真悟を誘って、良多はすべり台へ行く。
物音に起き出してきた響子に淑子は「もうだめなの?あなたたち」と問いかける。響子は「あの人は家庭に向かない」と答える。よりを戻して欲しかった淑子は落胆する。
台風が吹き荒れる公園のすべり台の中で、真悟の将来の夢を聞く。「公務員」と答える真悟に「なれたかどうかは問題ではないんだ。そういう気持ちを持っていることが大切なんだ」と話す。響子もやってきて、雨の中、真悟が落とした宝くじを3人で探す。7枚を見つけ出した。
翌朝、台風一過の晴天の中3人は淑子の部屋を後にした。途中、すずりを質屋に見せると30万の値打ちがあると言われ喜ぶ。しかし、死んだ父が良多の本を喜んでみんなに配っていたと聞かされて、売るのをやめる。3人で電車に乗り、響子と真悟の暮らす街に戻る。「また来月」というと「養育費15万。3か月分」と返され、「大丈夫だよ」と答えた。立ち去る2人を見送って良多もまた歩み去った。
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映画『海よりもまだ深く』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『海よりもまだ深く』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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