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映画『アンロック 陰謀のコード』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『アンロック 陰謀のコード』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『アンロック 陰謀のコード』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『アンロック 陰謀のコード』の結末までのストーリー
  • 『アンロック 陰謀のコード』を見た感想・レビュー
  • 『アンロック 陰謀のコード』を見た人におすすめの映画5選

映画『アンロック 陰謀のコード』の作品情報

アンロック 陰謀のコード

製作年:2017年
上映時間:98分
ジャンル:サスペンス、アクション
監督:マイケル・アプテッド
キャスト:ノオミ・ラパス、オーランド・ブルーム、トニ・コレット、ジョン・マルコヴィッチ etc

映画『アンロック 陰謀のコード』の登場人物(キャスト)

アリス(ノオミ・ラパス)
CIA捜査官。とても優秀な尋問官だったが、今はロンドンの地区センターで潜伏する犯罪者を探すおとり捜査をしている。
ラッシュ(マイケル・ダグラス)
アリスの同僚。CIAロンドン支局勤務。アリスを前線に戻したいと思っている。
ボブ・ハンター(ジョン・マルコビッチ)
CIAヨーロッパ部門長。アリスの身に起きたことを調べ、被疑者の一人として彼女を追っていく。
ジャック・オルコット(オーランド・ブルーム)
元海兵隊員。盗みを働いていたところをアリスと遭遇する。彼女の状況を知り協力を申し出る。

映画『アンロック 陰謀のコード』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『アンロック 陰謀のコード』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『アンロック 陰謀のコード』のあらすじ【起】

CIAで尋問官の職に就いていたアリス。彼女は優秀だったが、パリでのテロ事件の時に尋問が間に合わず子供を含めた24名が爆死するという事態が発生。彼女に非は無かったがアリスは自分を責め、今は前線から退き、ロンドンの地区センターを隠れ蓑に潜伏犯を探し出すおとり捜査をしていた。

ある時、彼女の元にフランク・サッターと名乗るCIA捜査官が訪れ、尋問を依頼してくる。第一候補の尋問官が殺されたことでアリスに白羽の矢が立ったのだ。尋問する相手は若いモロッコ人の男性ラティーフ。彼はイスラム教指導者ハリルの指示により、マーサーという男に伝言を託されていた。マーサーはバイオテロを計画しており、CIAは一刻も早く情報を聞き出したかった。

ブランクはあってもアリスの尋問テクニックはずば抜けていた。巧みにラティーフの感情を揺さぶり、伝言である秘密の暗号“アリーによる言葉”について聞き出すことに成功。アリーの言葉についてアリスが説明しようとした時、母親から電話が入り、彼女はバスルームへと場所を替えた。

だが、その電話は母親ではなくCIAからのものだった。電話の相手は、尋問してほしい者がいるからすぐに来てほしいと言う。詳しく尋ねたアリスは、その相手がたった今尋問しているラティーフだと気がつく。今、この場に集まっているCIAが偽物だと気がついたアリスは、彼らをうまく誘導し、銃を奪ってラティーフと共に逃亡を図る。だが、その途中でラティーフは彼らに射殺されてしまった。

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映画『アンロック 陰謀のコード』のあらすじ【承】

アリスは旧友でCIAロンドン支局に勤めるラッシュの家に避難し、自分がハメられたことを告げた。ラッシュは内通者がいるのではないかと疑問を投げかける。だが、そこに銃を持った男たちが現れた。妻のために用意した別宅へ逃げろとラッシュは言ったが、その直後に射殺されてしまう。

男たちから逃げたアリスはラッシュの別宅へ到着。そこにはちょうど盗みを働いている男がいた。その男は元海兵隊のジャック・オルコットという人物でイラクにも行ったことがあるという。アリスは彼を銃で脅すと身柄を拘束した。

CIAもアリスの身に起きたことを感づき始めた。アリスはCIAに電話を掛け、ヨーロッパ部門長のボブ・ハンターと話をする。アリスは今までに起きたこと、ハリルの暗号の情報を流してしまったこと、内通者がいる可能性を告げた。しばらくして、ハンターが差し向けた突撃隊が現れた。アリスは逃げたが、スタンガンで動けなくされてしまう。そこにジャックが現れ、彼女を助けてくれた。

アリスとハンターの会話を盗み聞きしていたジャックは協力を申し出た。アリスは少し不安だったが同行を許可する。地区センターで知り合ったアムジャドという男に、ハリルが食事をするトルコ料理店の場所を調べてもらい、三人はそこへ向かった。

ハリルと会うことができたアリスは状況を説明。ハリルがラティーフに託したメッセージが何者かによって変えられ、別のことをしようとしているのだとアリスは言った。ハリルから詳細を聞いたアリスは、彼がバイオテロを決行しようとしていたのではなく、中止しようとしていることを知る。どうやらハリルとは逆に、バイオテロを引き起こしたい人物がいるようだ。

映画『アンロック 陰謀のコード』のあらすじ【転】

アリスの友人でMI5の捜査官エミリーから連絡があった。彼女はマーサーが使者と落ち合う場所を調べ上げていた。ジャックと共にそこに向かおうとしたが、彼のふとした発言により、アリスは彼が嘘をついていることに気がつく。正体がバレたジャックはアリスに襲い掛かってきた。アリスはピンチに陥ったが、異変に気付いたアムジャドの助けで窮地を脱する。

エミリーと合流したアリスとアムジャド。アムジャドに使者のふりをしてもらうとエミリーは提案したが、アリスは気が進まなかった。三人のスナイパーを監視に付け、待ち合わせの桟橋に向かったアムジャドの前にマーサーが現れた。だが、それはマーサーではなくサッターと一緒にいた仲間だった。アムジャドは彼に撃たれて死亡してしまう。

スナイパーの一人もマーサーの一味だった。彼はエミリーたちを裏切り、アリスを撃ち殺そうと狙った。だが、エミリーの機転によってそれは回避され、スナイパーは逃走していった。しかし、使者のふりをしたサッターの仲間によってマーサーにバイオテロを実行するように指示を出されてしまう。

アリスは桟橋で仲間がサッターと落ち合う場所を盗み聞きしていた。そこに向かった彼女は真の黒幕を知ることになる。全てはラッシュの仕業だった。彼はハリルからの伝言でテロを行っていたが、彼がテロをやめようとしていることに気がつき暴走したのだ。アリスを騙すために自分の死を偽装し、ジャックを送り込んで暗号を聞き出そうとしていた。

アリスが防げなかったパリの爆破テロにも彼が関わっていた。アリスの尋問によりテロは防げたはずだったが、裏切り者のCIAを殺すために作為的に情報を遅らせて爆破させたのだ。バイオテロのターゲット場所を知りたいアリスはラッシュをわざと逃がし、後を追っていった。

映画『アンロック 陰謀のコード』の結末・ラスト(ネタバレ)

ラッシュの狙いはロンドンでのアメフト大会が行われるスタジアムだった。そこのエレベータにバイオ兵器が仕掛けられていた。兵器を仕掛けたスナイパーと合流したラッシュが受け取ったのは5分後にタイマーがセットされた起爆装置だった。

後をつけたアリスはラッシュに銃を突きつけると、なぜこんなことをするのか尋ねた。ラッシュが言うには、これはアメリカの防衛力を高めるための行為だという。アメリカは事が重大になってからでないと行動を起こさない。今回はバイオテロに対する危機感を強め、それに対応できるだけの防衛力を付けさせるためのデモンストレーションだと言う。

アリスはラッシュの暴挙を止めようと起爆装置を奪おうとするが、高台から落下しそうになり身動きが取れなくなってしまう。だが、彼女を落とそうと近づいてきたラッシュを捕まえると、起爆装置を奪って代わりに彼を突き落とし、バイオテロは寸前のところで回避された。

ハンターからの電話でマーサーが行方をくらませたことを知ったアリス。彼が逃げた先を分析した彼女はマーサーを倒すためにチェコのプラハへと向かった。マーサーはイスラム教の過激派と合流するところだったが、その前にアリスに発見されて殺されてしまった。ハンターと合流した彼女は、満を持してCIAの前線へと復帰を果たしたのだった。

映画『アンロック 陰謀のコード』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

誰が黒幕かという推理部分については、すぐに分かってしまう。爆破テロを止められず子供の命も犠牲になったことで落ち込むアリスだが、アムジャドの死がさらっと終わってしまうのも少し不自然。このタイトルならば、最後は自白を引き出す展開で締めたら面白かったかもしれない。ただ、アリスのキャスティングに関しては完璧で、ノオミ・ラパスが演じたことにより凄腕尋問官の説得力がすごく生まれており、魅力的なキャラクターに仕上がっている。(MIHOシネマ編集部)


尋問のスペシャリスト、アリスを演じるのは『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』で一躍有名になったノオミ・ラパス。なかなか口を割らない容疑者への尋問はとても緊張感があり、張り詰めた空気を感じます。騙しや裏切りが当たり前で、ラストまで誰が仲間なのか分からず常に疑いながら進むストーリー。観ていてとても疲れますが、観終わった後の爽快感はたまりません。
オーランド・ブルームやマイケル・ダグラスが作品に厚みを持たせていて、作品全体が引き締まります。
先入観を持たずに観ることをおすすめします。(女性 30代)


序盤、アリスが青年を尋問している途中で携帯電話が鳴り、通話するシーンから一気に引き込まれました。この尋問は罠なんだと気づいたとき、手に汗を握っていました。内通者は誰なのか考えるのが面白いです。思ったより裏切りが多く、誰も信じられなくなりそうでしたが。展開が程よい速さで、あっけなく終わってしまう点も好きです。また、ノオミ・ラパスが魅力的でした。彼女は一見、地味なのですがアクションシーンになるとキレが鋭く、逞しく奮闘します。(女性 30代)


CIAの尋問官アリスが、テロを未然に防ぐために奔走する本作。ノオミ・ラパスの冷静沈着な演技が光り、序盤から緊張感が張り詰める展開に引き込まれました。裏切り者の正体が明かされる中盤以降の展開は、やや予想できたものの、それでも十分にスリリング。CIAやMI5の権力闘争がリアルに描かれ、エンタメと社会的テーマのバランスが絶妙でした。(30代 男性)


スパイ映画としてのテンプレートはしっかり押さえつつ、女性主人公アリスの強さと苦悩がリアルに描かれていて共感できました。ノオミ・ラパスの存在感は圧倒的で、アクションも自然。ラストの真相暴露には驚きつつも、やや駆け足だったのが惜しいです。ただ、アリスの過去と向き合う姿に、希望も感じられる作品でした。(40代 女性)


物語全体が非常にテンポよく進み、息をつく暇もない展開にハラハラしっぱなしでした。脇を固めるオーランド・ブルームやマイケル・ダグラスも豪華で、演技合戦も見ごたえあり。特に後半、味方かと思っていた人物の裏切りが明らかになるシーンは、王道ながらもゾクッとしました。スパイ映画好きにはおすすめの一作です。(20代 男性)


スパイものにあまり詳しくない私でも楽しめました。特に女性が中心となって国家の危機を防ぐというプロットは、最近の流れを感じます。アリスの過去のトラウマや、信じるべき相手が次々と裏切っていく展開は、精神的にもハード。でも最後にはしっかりカタルシスがあって、見て良かったと思える映画でした。(50代 女性)


序盤は少し情報量が多くてついていくのが大変でしたが、中盤から一気に面白くなります。ノオミ・ラパス演じるアリスのプロフェッショナルぶりがかっこよくて、同性として憧れました。裏切り、信頼、任務、どれもテーマがしっかり描かれていて、単なるアクション映画ではない深みがあります。(30代 女性)


全体として「地味だが堅実なスパイサスペンス」という印象。ド派手な爆破シーンやCGよりも、情報戦・心理戦が中心なので、静かな緊張感が楽しめます。アリスの苦悩や再起のドラマが軸になっているので、スパイ映画にありがちな無機質さがなく、感情移入しやすかったです。特に彼女の最後の選択が印象的でした。(40代 男性)


ノオミ・ラパスが主役というだけで期待していましたが、その期待を裏切らないクオリティでした。ストーリーの中盤、CIAの内部陰謀が浮き彫りになるあたりから一気に引き込まれました。アリスが再び尋問の現場に戻るまでの過程も丁寧に描かれており、彼女の葛藤がリアルに伝わってきました。余韻のあるエンディングも良い。(20代 女性)

映画『アンロック 陰謀のコード』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『アンロック 陰謀のコード』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

ボーン・アイデンティティー

この映画を一言で表すと?

記憶を失った元CIAの男が、己の正体と陰謀に迫るノンストップ・スパイアクション。

どんな話?

地中海で記憶を失った男ジェイソン・ボーン。彼の体には謎の口座番号が埋め込まれ、追手が次々と襲いかかる。自分が誰なのか、なぜ狙われるのかを追いながら、CIAが仕掛けた壮大な陰謀に巻き込まれていくスリリングな物語。

ここがおすすめ!

リアル志向のアクション、緻密な脚本、そして何よりも記憶を失った男が次第に“自分”を取り戻す過程が胸を打ちます。『アンロック』のようなスパイものが好きな方には、スリルと感情の両方を味わえる傑作です。

裏切りのサーカス

この映画を一言で表すと?

静かに緊張が張り詰める、知性派スパイ映画の最高峰。

どんな話?

冷戦時代のイギリス。MI6に潜む“二重スパイ”の存在が発覚し、引退していた諜報員スマイリーが復職。仲間を疑い、裏切りの正体を突き止めるため、複雑に絡み合う人間関係と心理戦に挑む重厚なスパイサスペンス。

ここがおすすめ!

アクションに頼らず、緻密な人間関係と台詞で魅せるスタイルは、真のスパイ映画ファン向け。派手さはないが、登場人物の一挙手一投足に緊張感が漂う。重厚で知的な雰囲気を求める方にぴったりの逸品です。

ソルト

この映画を一言で表すと?

正体を疑われたCIA女性諜報員が、世界を揺るがす陰謀に挑むサスペンスアクション。

どんな話?

CIAの諜報員イヴリン・ソルトは、ロシアのスパイだと告発され、追われる身に。果たして彼女は本当にスパイなのか?逃亡と真実の追求を続けながら、世界規模の陰謀に立ち向かう彼女の運命が描かれる。

ここがおすすめ!

アンジェリーナ・ジョリーが演じるソルトの、強く美しくも謎めいたキャラクターが魅力。テンポの良い展開、意外などんでん返し、そして最後まで揺さぶられる正体の行方に目が離せません。『アンロック』好きには刺さる作品。

ブリッジ・オブ・スパイ

この映画を一言で表すと?

実話に基づく、知性と信念で戦う男の冷戦スパイドラマ。

どんな話?

冷戦下、ソ連のスパイとして逮捕された男と、捕虜となったアメリカ人パイロットの交換交渉がテーマ。弁護士ドノヴァンが国と信念の板挟みにあいながらも、人道と法の力で真実を追求していく姿を描く。

ここがおすすめ!

銃撃や爆破ではなく“言葉”と“正義”で戦うスタイルは知的で心に残ります。スピルバーグ監督&トム・ハンクス主演の重厚さと、緊迫感ある交渉劇が絶妙に融合。現実味あるスパイ映画を求める方におすすめ。

スパイ・ゲーム

この映画を一言で表すと?

信頼と裏切りが交錯する、緊迫のCIAインサイドストーリー。

どんな話?

引退間近のCIA工作員ミュア(ロバート・レッドフォード)は、かつての部下ビショップ(ブラッド・ピット)が中国で拘束されたことを知り、組織を出し抜いて彼を救出しようとする。過去と現在を行き来しながら、深い絆と裏の駆け引きを描く。

ここがおすすめ!

テンポの良い編集、重層的な構成、そして“命を救う価値”を問うドラマが秀逸。人を信じることの難しさと美しさを教えてくれる作品で、『アンロック』のように人間関係のスリルが好きな方には特におすすめです。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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