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映画『焼肉ドラゴン』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『焼肉ドラゴン』の概要:大阪万博を目前に控えた頃、国有地に違法に暮らす在日韓国人の家族がいた。彼らは焼肉屋を経営しながら、貧しくも幸せな騒がしい日々を送っていた。だが、国有地が整理されることとなり、彼らに立ち退きの危機が迫ってくる。

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映画『焼肉ドラゴン』の作品情報

焼肉ドラゴン

製作年:2018年
上映時間:127分
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:鄭義信
キャスト:真木よう子、井上真央、大泉洋、桜庭ななみ etc

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映画『焼肉ドラゴン』の登場人物(キャスト)

龍吉(キム・サンホ)
焼肉ドラゴンの店主。三姉妹と時生の父親。戦争に駆り出され、左腕を失っている。物静かで理解力のある父親。日本に暮らす以上、日本の教育を受けることは必要不可欠だと思っている。英順とはお互いに再婚。
英順(イ・ジョンウン)
龍吉の妻。喧嘩をすると何かにつけて韓国に帰ると家を飛び出すことが多い。お節介で口やかましいが家族を愛すればこそ。
静花(真木よう子)
長女。龍吉の連れ子。少女時代に足を悪くしており、引きずって歩く。美人だが、そのことで貰い手がいないと思っている。韓国語は少しだけしか話せない。
梨花(井上真央)
次女。龍吉の連れ子。哲男を結婚したが、働かない哲男に苛立ちを募らせる。韓国語は全く話せないし理解できないが、のちに呉日白と出会い惹かれていく。
美花(桜庭ななみ)
三女。英順の連れ子。ナイトクラブで歌手として働いている。既婚男性の長谷川と不倫している。韓国語はペラペラ。
時生(大江晋平)
長男。龍吉と英順の子供。在日ということ学校でイジメを受け、それが原因で言葉をしゃべられなくなった。屋根に上って夕陽を眺めたり、漫画を読んだりすることが好き。
哲男(大泉洋)
梨花の恋人。梨花と結婚するが心の中では最初から静花を想っている。幼かった頃に静花に怪我をさせてしまい、それが原因で足を悪くしたため、罪悪感を持っている。

映画『焼肉ドラゴン』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『焼肉ドラゴン』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『焼肉ドラゴン』のあらすじ【起】

在日韓国人の龍吉は、同じく韓国人の英順と出会い結婚した。二人は同じような人たちが住みついた国有地の一角で“焼肉ドラゴン”という名の焼肉屋を始めた。二人には四人の子供たちがいた。龍吉の連れ子である静花と梨花、英順の連れ子の美花、そして二人の間に生まれた時生だ。

日本には高度成長の波が押し寄せていた。大阪万博も間近となり、空港の滑走路を増やすなど賑わいを見せていたが、彼らにはあまり関係のない話だった。龍吉たちは貧しかったが、それでも家族や仲間たちと暖かく幸せな日々を過ごしていた。

次女の梨花には哲男という恋人がおり、二人は結婚するつもりだった。だが、役所に婚姻届を出しに行った際、役人の対応が気に入らないからと哲男は婚姻届を破ってしまう。嫌なことがあるとすぐに不貞腐れてしまう哲男。そのせいでどの仕事も長続きせず、梨花は呆れていた。梨花の心配はそれだけではなかった。哲男は姉の静花と幼馴染で特別な感情を抱いており、そのことも悩みのタネだった。

静花は美しい娘だったが右足が悪く引きずって歩いていた。足が悪い自分などもらってくれる人などいないと自分を責める静花に、英順は、必ず素敵な人と巡り合えるからと言葉を掛けた。

ある日、仕事もせずに仲間と酒ばかり飲んでいる哲男を見た梨花は、静花も巻き込んで大喧嘩をしてしまう。悲しみに泣きながら一人で留守番をしていた梨花の所に呉日白がやってきた。彼はリアカーで運んできたうどん汁を全てこぼしてしまい、失意の中で泣き崩れていた。梨花は韓国語を理解できなかったが、彼の悲しみは十分に伝わってきた。日白に抱きしめられた梨花は彼の気持ちを察し、結婚している身でありながらも思わずキスしてしまった。

映画『焼肉ドラゴン』のあらすじ【承】

時生は有名私立に通っていたが在日ということでイジメにあっていた。韓国人用の学校に転校させてはと家族からは言われるが、龍吉は首を縦に振らない。自分たちはこれからも日本で生きていくのだから、日本の教育が必要不可欠だというのが理由だった。

美花はナイトクラブで歌手として働いていたが、社員の長谷川と不倫していた。長谷川の妻はナイトクラブのママ美根子。彼女は二人の関係に気がつき嫌がらせをしてきたが、美花はいつか長谷川と一緒になれると信じていた。

静花は韓国人の大樹と知り合いになり、彼のひたむきな優しさに触れて親しくなっていく。そんな中、梨花は見せつけるように日白に仕事から送ってもらい、哲男は苛立ちを募らせる。静花の足が悪くなってしまったのは哲男のせいで、幼かった頃に空港に忍び込んだのが原因だった。哲男は以前、静花にプロポーズしていたが彼女は断っていた。

静花が大樹と婚約することになり、焼肉ドラゴンでお祝いが開かれることになった。龍吉は立ち退きの話をするために席を外したが、入れ違いで酔っぱらった哲男たちがやってくる。祝いの席に乱入した彼らを英順は追い出すが、哲男は言うことを聞かずに、ずっと静花が好きだったと告白。以前から気がついてはいたものの梨花はショックを受け、怒った大樹は哲男と取っ組み合いに。二人の喧嘩を止めた静花に、北朝鮮に行くことにしたと告げる哲男。お前が必要だ、一緒に北朝鮮へ来てくれと泣いてすがりつく哲男の姿に、とうとう静花も素直になり、哲男の気持ちに応えることにした。

映画『焼肉ドラゴン』のあらすじ【転】

時生の通う中学から連絡があり顔を出した龍吉は、時生がほとんど登校していないことを知らされる。このままでは留年するが、公立に転校すれば留年は免れて卒業もできると説明された。だが、龍吉は留年を希望していた。父の判断にショックを受けた時生はイジメにも耐えられなくなり、橋から川に身を投げて亡くなってしまった。

70年代に入り大阪万博が開催され、町は人で溢れかえっていた。そんな時、長谷川が焼肉ドラゴンにやってくる。彼は妻と正式に離婚し、美花との結婚を許してもらおうと頭を下げた。更に、自分のお腹には二人の子供がいると美花が言う。英順は反対だったが、龍吉は二人とも大人だと妻を諭すと結婚を許可した。

龍吉は前の妻と静花、梨花を連れて故郷に帰るつもりだったが、その矢先に全財産を失って帰れなくなってしまった。彼の家族や友人が住む済州島では虐殺が起こり、戦争にも駆り出された。龍吉は戦地で左腕を失い、そのうち妻も亡くなってしまった。彼は生きるために働き続け、その中で英順と出会ったという。その後も龍吉は働き詰めだった。彼は、娘たちには幸せになってほしいと長谷川に告げると、よろしく頼むと頭を下げた。

映画『焼肉ドラゴン』の結末・ラスト(ネタバレ)

以前から龍吉のところには立ち退きの話が来ていたが、その話が避けられないものとなってくる。役所の職員は示談金を用意していたが、龍吉はこの土地は醤油屋から買ったものだと言って聞き入れない。だが、国有地を売り買いすることは不可能なため、その意見は却下されてしまう。自分から何もかも取り上げられていくことに龍吉は喚き、左腕を返せ、時生を返せと泣きじゃくった。だが、翌年には国有地の家屋は一斉に取り壊されるという厳しい現実が待っていた。

龍吉たちが住んでいた場所は整理され、公園になるのだという。家族は皆、バラバラの道に進んで行くことになった。静花は哲男と共に北朝鮮へ働きに行き、梨花は日白と一緒に韓国へと向かう。出産を控えた美花は長谷川と共に暮らすことになり、焼肉ドラゴンは閉店することとなった。

彼らは27年間、住み続けた我が家を名残惜しそうに眺め、別れを悲しんだ。去り際、英順は娘たちに、離れていても家族だということを忘れてはいけないよと叫んだ。残された龍吉と英順の頭上から、彼らの門出を祝うように桜の花びらが舞い落ちる。龍吉は呟いた。いい日だ、昨日がどんな日だったとしても、明日に希望を持てるいい日だ、と。二人は時生の写真を抱えると、リアカーと共に焼肉ドラゴンを後にしていった。

映画『焼肉ドラゴン』の感想・評価・レビュー

2008年に大ヒットした舞台劇を10年ぶりに映画化したことは、日韓の友好にも役立つのかもしれない。だが、映画として観てみると、良くも悪くも日本映画らしいグダグダが目についた。舞台ならこの間合いで良いのだと思うが、映画だと少し辛い。焼肉ドラゴンで起きたことは在日だからということはなく、ある意味で戦後の日本人たちと共通する苦労が描かれていたように思う。ただ、大陸を越えて生きているという部分だけは、日本人にはない強いメッセージを感じた。(MIHOシネマ編集部)

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