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映画『宇宙戦争(2005)』あらすじネタバレ結末と感想

映画『宇宙戦争(2005)』の概要:スティーブン・スピルバーグ監督と、トム・クルーズがタッグを組んだ作品。同名のSFスペクタクル小説を原作とする。他、ジャスティン・チャットウィン、ダコタ・ファニングがトムの息子と娘役を務めた。

映画『宇宙戦争』 作品情報

宇宙戦争

  • 製作年:2005年
  • 上映時間:114分
  • ジャンル:SF
  • 監督:スティーヴン・スピルバーグ
  • キャスト:トム・クルーズ、ダコタ・ファニング、ティム・ロビンス、ジャスティン・チャットウィン etc

映画『宇宙戦争』 評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★☆☆

[miho21]

映画『宇宙戦争』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)

映画『宇宙戦争(2005)』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『宇宙戦争』 あらすじ【起・承】

アメリカのニュージャージー州に住むレイ・フェリエは、ある日離婚した元妻から息子ロビーと娘レイチェルを一時的に預けられる。しかし、子供二人とレイの関係はよくなく、ロビーは父を軽視しており、レイチェルは幼いながらも反抗的な態度。そんな二人に手を焼いていたレイだが、突然晴天だった空が急激に暗くなり、何度も雷が落ちた。レイが確認しに行くと、道路は陥没してあたりの電気系統が何もかもショートしている。いぶかしむ間もなく、陥没したところから未知の物体が現れ、周囲の人々を一瞬にして消していった。文字通り、粉砕するのだ。茫然とするレイは、命からがら家に帰り、ロビーとレイチェルを連れて逃げ出した。

泣き喚くレイチェルや、こんな状況でもなかなか父に従わないロビーを連れて、レイは元妻の家へと向かったが、誰もいない。仕方なく地下に潜んで妻の帰りを待つ三人。その間にも、避難する人々を乗せた飛行機が落とされ、人々は未知の船に攻撃され次々と命を落としていく。ここにはいられないと判断したレイは、子供二人を連れて妻がいるはずのボストンを目指す。途中で軍隊とすれ違い、ロビーが加わって自分も戦うというが、レイは許さなかった。

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映画『宇宙戦争』 結末・ラスト(ネタバレ)

自らが生き延びることに必死な人々から、子供を守るために疑心暗鬼になるレイ。避難したある民家でも、ロビーは軍につくといって聞かず、レイの制止を振り切って一人去って行ってしまった。残ったレイチェルとともに、民家に潜むが、そこにもエイリアンの触手が伸びてくる。外では次々と人が宇宙船へと連れ去られたり、触手によって惨殺されていくなかで、レイは知恵をこらしてレイチェルを守り抜く。しかし、民家に招いてくれた男がレイチェルに対しただならぬ雰囲気を発しているのを感じたレイは、娘を守るために男を殺した。

その後、触手や宇宙船の攻撃から逃れながらなんとかボストンにたどり着いた二人は、避難所に身を寄せた。そこで、カラスが宇宙船から現れる物体をつついているのを見て、宇宙船を守り、軍を苦しめていたシールドが消えていることに気が付いたレイは、それを群舞に伝えた。軍は一斉に総攻撃をかけ、宇宙船を一気に撃退。実は、地球に生息する微生物が、宇宙船やエイリアンにとっては毒となってしまい、自滅したのだった。

その後、レイは元妻と、生き残っていたロビーと再会を果たすことができた。

映画『宇宙戦争』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『宇宙戦争(2005)』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

トム・クルーズと映像はすごい

さすがトム・クルーズ、ダメな感じの父親が、言うことを聞かないけれど自分の子供のために孤軍奮闘するさまを好演している。鍛え抜かれた人がかっこよくエイリアンと戦うというよりは、本当に一般的な父親が、ひいひい言いながらがんばっている姿がしっかりと描かれていた。そのあたりの演じ分けはさすがとしか言いようがない。もちろん主人公マジックはあるが。映像もまた、スピルバーグ監督なだけあって、ど迫力だった。宇宙船も然り、人々が惨殺されるシーンも、未知の生命体によって意味が分からない殺し方をされている、という恐怖がしっかり描かれていた。特に触手に飲み込まれるシーンは見ていてふつうに吐き気がするレベルだった。

子供たちにイライラする

トムが父親役を熱演していただけあって、子供二人にはずっとイライラしっぱなしだった。ずっと泣いてばかりのレイチェルに、勝手なことを言って父親を困らせるだけのロビー。特にロビーが最後生きていた時は「なんでだ!」となんとなくずっこけてしまった。あまり感動の再会とは感じられなかったのが残念である。

オチは仕方ないのか

これはもう人それぞれの感じ方なのだろうけれど、あそこまで猛烈な脅威をふるっておいて「微生物にやられました」というオチはどうなのだろう、とあまりしっくりこなかった。確かにかっこよく軍が倒すような映画ではなく、どちらかというと一人の父親が子供のためにがんばる映画なので、『インデペンデンス・デイ』風にはできないのだろうけれど、なんとなく尻すぼみ感があったのは残念。恐らくナレーションで「微生物には勝てなかったのだ」的なことを言って終わりだったから余計かもしれない。


公開当時、映画館で鑑賞した今作。初デートでこの映画をチョイスするのはどうなんだろう…なんて思いながら見ていましたが、あまりのつまらなさと想像と違った展開に途中で寝てしまったのを思い出しました。映画にも多少詳しくなり、沢山の知識を得た今現在見ても、やはり私には合わない作品でした。
そもそも、トム・クルーズとスピルバーグという組み合わせに期待しすぎていたのだと思いますが、ずっとうるさい子供たちにはイライラするし、結末も驚くほどお粗末なもので久しぶりに時間を返して欲しいと思う作品に当たってしまいました。(女性 30代)


序盤の稲妻、地割れの迫力に圧倒され、背筋が凍るような思いがしました。トライポッドは夢に出てきそうなほど、悍ましいです。また、バックミラー越しに倒れていく人々が映し出される等、細部までとことん丁寧に作られています。戦わないトム・クルーズも素敵です。若い父親を熱演しており、素朴さや人間臭さを上手く表現しています。本気で逃げ回る姿が颯爽としていて、流石だと感じます。ダコタ・ファニングの大絶叫が本気すぎて、自分も叫びたい気持ちに駆られました。(女性 30代)

映画『宇宙戦争』 まとめ

トム・クルーズはさすが。映像もさすが。パニックになった人たちの狂気や、命の危機だからこそ欲望むき出しの男の人が現れる点などは非常に現実的だったし、エイリアンによる殺戮が「いきなり粉末にされる」とか「飲み込まれてどうなるかわからない」といったように意味不明だからこそのリアリティがあった。総じて未知の生命体に強襲されるといった世界観としてはよくできていた。ただ、オチはもしかするとすんなり納得がいく人とそうでない人に二分されるのではないかと思う。

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