映画『天使の処刑人 バイオレット&デイジー』の概要:趣味も興味も、何ら他の子と変わらない十代のバイオレットとデイジー。実は彼女たちは殺し屋という、もう一つの顔を持っていた。ある日、彼女たちは新作のドレスを買う金を稼ぐため、とある男の暗殺を請け負うが……。
映画『天使の処刑人 バイオレット&デイジー』の作品情報
上映時間:88分
ジャンル:アクション
監督:ジェフリー・フレッチャー
キャスト:シアーシャ・ローナン、アレクシス・ブレデル、ジェームズ・ガンドルフィーニ、ダニー・トレホ etc
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映画『天使の処刑人 バイオレット&デイジー』の登場人物(キャスト)
- デイジー(シアーシャ・ローナン)
- 18歳になったばかりの少女。バイオレットと組んで殺し屋を営んでいる。
- バイオレット(アレクシス・ブレデル)
- デイジーのパートナー。殺し屋としては、先輩にあたる。
映画『天使の処刑人 バイオレット&デイジー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『天使の処刑人 バイオレット&デイジー』のあらすじ【起】
女はバービーサンデーというショーが中止されるという告知ポスターを見上げていた。そこに、もう一人の女が現れる。二人は壁のポスターを見上げながら、これからのことを相談した。
シスターが二人、ピザの箱を抱えて、ホテルのとある一室を訪ねた。チャイムを鳴らすと、利用者が鍵を開けた。シスターたちの抱えたピザの箱には銃が仕込まれていて、扉が開いた途端、シスターは室内に向かって銃を掃射した。中に捕えられていたホテルの使用人を救助すると、シスターたちは生き残りを始末した。
ホテルを出た二人はシスターの服をゴミ箱に脱ぎ捨てた。そして、一般の通行人を装い、警察が集まってきた路地を脱出した。
二人の名前はデイジーとバイオレット。その日はデイジーの18歳の誕生日だった。これからは逮捕されたときに成人として処罰されるとバイオレットは警告した。それから二人は、年相応に誕生日パーティーを楽しんだ。
明くる朝、起きたばかりの二人のもとに仕事の依頼がきた。初めは断ろうとした二人だが、定期購読していたファッション誌を見て、考えを変える。新しいドレスを買う金を捻出するため、二人は仕事を引き受けることにした。
映画『天使の処刑人 バイオレット&デイジー』のあらすじ【承】
待ち合わせ場所の公園にやってくると、老人が仕事の話を始めた。ターゲットは、彼女たちの顧客から盗みを働いた男。男は香水を積んだトラックや金が詰まった袋を盗んだ。そればかりか、男は窃盗を認め、挑発までしてきたという。デイジーとバイオレットは男の屋敷に忍び込み、戻ってきた男を始末するよう指示された。二人は早速仕事に取りかかった。
二人は清掃作業員に紛争して、改築を控えたアパートに潜入した。銃を構えながら、部屋を点検していく。特に異変がないことを確かめた直後、部屋の電話が鳴った。女性の声で、もう二度と何も送りつけてくるなという警告が留守番電話に吹き込まれた。二人はソファに座って、ターゲットが来るのを待った。
ターゲットは帰宅した。そこで寝入っているデイジーとバイオレットを見つけたターゲットの男は、二人にタオルケットをかけてやると、向かいの椅子に座って新聞を読み始めた。
目を覚ましたデイジーとバイオレットは驚いた。目の前の椅子で、ターゲットが居眠りをしていたのだ。慌てて銃を構えた二人だが、ターゲットは動じず、二人を食事に誘った。殺しに来たというデイジーとバイオレットに対し、ターゲットの男は想定していたことだと言う。デイジーとバイオレットは動揺し、どうすべきか相談した。ドレスのために、ターゲットを殺さねばならない。しかし、ターゲットの気の良さの手前、二人は躊躇った。目を瞑って銃を撃てば気後れしないと考えた二人は実行した。銃を撃ち尽くした二人が目を開けると、そこにターゲットの男はいなかった。キッチンでクッキーを焼いていたのだ。
映画『天使の処刑人 バイオレット&デイジー』のあらすじ【転】
二人はターゲットの男に命を狙われた事情を尋ねようとした。しかし、男は何も語らず、さっさと殺すよう、デイジーとバイオレットに言う。再度相談しようとするデイジーとバイオレットに対し、男は、今度は動かないでいてやると宣言した。
バイオレットが予備の銃弾を買いに行っている間、デイジーはターゲットの男に留守電の話を教えた。留守電を聞いた男は、酷く落ち込んだ。電話の相手は娘からだった。
この後、客が来るから、早く殺して欲しいと訴えるターゲット。客の正体は明かさなかったが、他でも恨みを買ったのだと漏らした。更に話を聞けば、これから男を殺しに来るのは彼女たちと敵対している者たちということらしい。
銃弾の調達に、武器屋を訪れたバイオレットだが、そこで、ターゲットを狙う別グループの男たちと遭遇してしまった。バイオレットは男たちに脅され、店から逃げた。
デイジーと男がバイオレットの帰りを待っていると、別グループの男たちが部屋に押し入ってきた。デイジーは言葉巧みに、男たちに銃を降ろさせる。それからデイジーは男たちと会話を続けて、時間稼ぎをした。男たちの背後からバイオレットが忍び寄り、銃で一掃した。刺客を倒したことで、三人は安堵した。しかし、それも束の間のこと。戸を叩く音がした。ターゲットの男は自分が出ると言って、戸を開けた。戸を叩いていたのは、アパートの管理人だった。
映画『天使の処刑人 バイオレット&デイジー』の結末・ラスト(ネタバレ)
バイオレットは男が眠っている内に殺そうとデイジーに持ちかける。しかし、デイジーは乗り気ではなかった。彼は癌で先がなく、愛してくれる人もいない。自分たちが看取ってやるべきだと主張した。バイオレットは他の組織の連中に拷問されることのないよう、自分たちが始末してやるべきだと反論する。結局、二人は男の処遇を決めかけた。
デイジーは妻と別れた理由や、娘が怒っている理由を問い質した。自分がいい夫ではなかったばかりに、妻は浮気し、その浮気相手と共に交通事故で死んだ。娘は妻の浮気のことを知らず、事故は男が妻に離婚を言い渡したせいだと思い込んでいる。娘に妻を恨んでほしくなかった男は、真実を告げられずにいた。その話を聞いたデイジーは、やり切れなさを嘆いて部屋を出ていった。
ターゲットを始末しないデイジーとバイオレットの前に、彼女たちのボスが現れた。任務を果たさない者は始末する。そう言って、ボスは二人に警告した。
男の家で一晩を明かしたデイジーとバイオレット。二人が眠っている間に、男は彼女たちのプレゼントを買ってきていた。デイジーにはドレスを、バイオレットにはカメラを。デイジーは喜び、バイオレットは困惑した。それから男は娘に手紙を書こうとした。しかし、病に侵された身体ではペンも持てず、バイオレッドが代筆を申し出た。バイオレッドが手紙を認めると、男は二人に感謝を述べた。それからベッドに横たわった男は、そのときを待った。デイジーが男に銃を向ける。デイジーは目を開いたまま引き金に指をかけた。名前も知らぬ男の死を、二人は悲しんだ。
受け取った報酬で、二人は念願のドレスを買った。デイジーはそのドレスを手に、男の娘に会いに向かった。良い父親だった。娘にそう伝えたデイジーは、父からの贈り物だと言って、買ったばかりのドレスを娘に贈った。
映画『天使の処刑人 バイオレット&デイジー』の感想・評価・レビュー
十代女子・青春・殺し屋という異色の要素が絡んだヒューマンドラマです。プロフェッショナルから遠くかけ離れた殺し屋女子の言動がいちいち面白く可愛らしい。ドレスが欲しいから仕事を引き受けたり、待ち伏せ中に居眠りしたり、死体の上で踊ってキャッキャしたり、一つ次元の上を行く”世間知らずな若人”を見せてくれます。全く理解できないのに、青春してるなぁと思ってしまいました。緩めの映画と思いきやラストはしっかり締まっていてそれも良かったです。(男性 20代)
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