この記事では、映画『ホーンテッドマンション』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ホーンテッドマンション』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『ホーンテッドマンション』の作品情報

上映時間:98分
ジャンル:ホラー、SF、ラブストーリー
監督:ロブ・ミンコフ
キャスト:エディ・マーフィ、ジェニファー・ティリー、テレンス・スタンプ、ナサニエル・パーカー etc
映画『ホーンテッドマンション』の登場人物(キャスト)
- ジム・エヴァース(エディ・マーフィ)
- エヴァース一家の大黒柱。妻サラと共に不動産業を営んでいる。家族を愛しているが、ついつい仕事に熱中しがち。
- サラ・エヴァース(マーシャ・トマソン)
- エヴァースの妻。とある女性と瓜二つの外見をしていたために大きな事件に巻き込まれていく。
- マイケル(マーク・ジョン・ジェフリーズ)
- エヴァース家の長男。メーガンとは違い臆病な性格。
- メーガン(アリー・デイヴィス)
- エヴァース家の長女。マイケルとは違い勝気な性格をしている。
- エドワード・グレイシー(ナサニエル・パーカー)
- 巨大な屋敷の主。エリザベスをこよなく愛していた。
- ラムズリー(テレンス・スタンプ)
- グレイシー邸につとめる執事。
- エリザベス・ヘンショウ(マーシャ・トマソン)
- エドワードの恋人だった女性。ある日不可解な死を遂げる。
映画『ホーンテッドマンション』のネタバレあらすじ(起承転結)
映画『ホーンテッドマンション』のあらすじ【起】
舞台は19世紀のアメリカ、ニューオーリンズ。その地にはかつて栄光を誇った巨大な屋敷が聳えたっていた。そしてその屋敷では、ある夜盛大な舞踏会が行われていた。しかしその夜、その屋敷の主人に不幸が訪れるのだった。
そして時は現在へと移り変わる。ジムは愛しい妻サラと臆病でクモが何よりも嫌いな息子のマイケル、そして強気でわがままな娘のメーガンに囲まれて幸せな日々を送っていた。しかしサラと共に不動産業を営んでいたジムは、勿論家族を心の底から愛していたもののついつい仕事ばかりの日々を送りがちだった。
そして、そんなジムにある大きな仕事が舞い込んでくる。それはエドワード・グレイシー邸という大きな館の執事、ラムズリーからの電話だった。ラムズリーはなんと、その巨大な屋敷をジムに売りたいと連絡をしてきたのだった。大きな仕事に舞い上がるジム、しかしラムズリーに指定された日はジムが久々に家族と旅行の約束をいれている日でもあった。

映画『ホーンテッドマンション』のあらすじ【承】
サラは愛する子供たちのため、今回は旅行を優先させようとジムに提案するが、ジムはどうしてもそのチャンスを手放すことができなかった。そしてジムは、旅行のついでにその屋敷も見ようと家族に言い訳をして結局エドワード邸へと向かうのであった。
そして、しばらく車を走らせたジムはとうとうエドワード邸にたどり着く。その屋敷は人里から離れた場所にそびえたっており、その外見はジムが想像していたよりも更に豪華なものだった。ジムは待ち受ける大きなビジネスに期待で胸を膨らませながら屋敷へと入っていく。そして屋敷を見学したジムたちだったが、突然屋敷の外が凄まじい豪雨に襲われてしまったのだ。
この嵐の中では車を走らせることはできないと判断した一家は、屋敷の主、エドワードのすすめもあってその日はこの屋敷で止まる決断をするのであった。そして子供たちにも部屋があてがわれる。あてがわれた部屋で、メーガンとマイケルは古いオルゴールを見つけるのだった。
映画『ホーンテッドマンション』のあらすじ【転】
子供たちは何となく、そのオルゴールのふたを開けてみた。すると何かがそのオルゴールから飛び出してきたのである。そしてそれは、死者の魂、いわゆる人魂だった。実はこの屋敷は、幽霊が多く住み着く幽霊屋敷だったのだ。そんな幽霊の影響で屋敷には次々と不思議な出来事が生じていく。
そして、実はその騒ぎの中、とある人物に危険が迫っていた。それはジムの妻、サラである。元々今回の依頼の際、サラが一人でくる様にと注文があった。しかしそこに仕事に目が眩んだジムもついてきたのである。何故サラが狙われているか、それはサラがエリザベスという人物に瓜二つだったからである。エリザベスというのは、かつて存在した美しい女性である。
そして舞台は19世紀に再び戻る。エリザベスは屋敷の主、エドワード・グレイシーが何よりも愛した恋人だった。しかしあの舞踏会の夜、エリザベスが突然書斎で毒入りワインを口にして命を絶ってしまったのだ。「愛しいあなたへ 永遠にあなたの・・・」という置手紙を残して。
映画『ホーンテッドマンション』の結末・ラスト(ネタバレ)
突然の最愛の人の死に耐えかねたエドワード・グレイシーも、自ら首をつり彼女のあとを追った。つまり、ジムたちが屋敷で見たエドワードは今もなお屋敷に魂を残した幽霊の姿だったのである。エドワードはエリザベスと瓜二つの外見をしたサラをエリザベスと勘違いする。
そして、サラはラムズリーの策略にはめられエドワードと結婚させられそうになっていた。子供たちの命を人質にとられたサラはそれを断ることができない。しかし、結婚式の最中ジムが何とか間に合い、その結婚に待ったをかける。しかし一足遅く、サラは毒が入った誓いの杯に口をつけてしまったのだった。
そしてここで衝撃の事実が明らかになる。実はあの夜、エリザベスは自ら命を絶ったのではなく、ラムズリーによって殺されていたのだ。ラムズリーは彼女がエドワードにふさわしくなかったと弁明するが、ラムズリーは暖炉に吸い込まれ帰らぬ人となる。
そして毒の影響で、サラはその場に倒れてしまう。しかしそんなサラの身体に、あの人魂が入っていった。そして何と、その人魂は亡きエリザベスのものだったのだ。エリザベスはエドワードに「真実を知ってもらえてよかった」と告げる。そして二人はそろって天国へと旅立っていくのだった。
映画『ホーンテッドマンション』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)
執事のラムズリーや館主のエドワードが生きていた時代は、19世紀なので、まだ奴隷制度があるか、もう少しで終わるかという時代です。ラムズリーが人種差別的な思考を持ち、何よりも階級を重視しているのは、そういう時代で過ごしたからなのではと感じました。しかし、そんな時代で生きていても、エドワードは人種差別的な思考は持たず、エリザベスを深く愛していました。
偏見や差別が厳しかった時代でも尚、愛し合っていた二人の関係性は、純粋で非常にロマンチックです。エヴァース一家の活躍によって、二人の長年の恋は実り、共に天国へ旅立つラストは、感動で満ちています。(女性 20代)
かの有名テーマパークにあるホーンテッドマンションに焦点を当てた映画である。主演がエディマーフィという時点でちょっとコメディ感を感じてしてしまうのはさておき、題材の割にはあまり注目を浴びなかったイメージではある。内容的には確かにホラー要素もあり、しっかりとハッピーエンドでまとまっており、アトラクションで誰もが見た事のある水晶の人もちゃんと登場するのだが、あまりアトラクション自体とストーリーの関連性が無く、この映画を見た後に実際のアトラクションへ行く楽しみが増えるかと言えば、そこまでにはならないのが少し残念といえば残念ではある。(男性 30代)
ディズニーランドのアトラクション「ホーンテッド・マンション」を映画化、幽霊屋敷に閉じ込められた4人の家族たちが恐怖の一夜を過ごすことになる。ホラーというよりはコメディー色が強く、エディー・マーフィーの演技も可笑しく、幽霊たちも怖面白く可愛らしいので子供から大人まで楽しめる。家族愛がテーマとなっているので是非、家族皆で見て欲しい。さすがディズニー映画、間違いなしに楽しめ、もちろんラストも超ハッピーエンドなので安心して楽しめる。(女性 30代)
ディズニーランドのアトラクションを題材に作られた作品。一応ホラー作品なのだがコメディ要素の方が強いと感じる。もう少しホラーに寄っていた方が、評価も高かったのではないだろうか。
アトラクションを題材にしたのだから、もう少し繋がりが欲しかった。正直舞台がホーンテッドマンションというだけで、内容はそこまでアトラクションと繋がっていない。そのような点を踏まえるとかもなく不可もなくといったような作品だった。(男性 20代)
大好きすぎるこの作品。ディズニーのアトラクションを映画化した作品にはハズレがありません。東京ディズニーランドにある「ホーンテッドマンション」ここは999人の亡霊が暮らすお屋敷。この作品の舞台はそんな亡霊が暮らすお屋敷です。エディ・マーフィ演じるジム・エヴァンスは不動産屋を経営するお仕事第一パパ。家族みんなで旅行に向かう時にも、つい依頼主の元へ寄り道してしまいます。その依頼主がこのホーンテッドマンションの持ち主。もうかなり危ない展開ですよね。お屋敷の中は、まさにあのアトラクションそのまま。不気味な世界観が本当に忠実に再現されています。
お屋敷での冒険を通して成長していく姉弟がすごく可愛くて応援したくなる作品です。(女性 30代)
ディズニーらしいホラーコメディで、怖さと笑いのバランスが絶妙。特にエディ・マーフィー演じる父親のリアクションが最高で、怖がりながらも家族を守る姿が微笑ましい。幽霊たちが抱える悲しい過去が明かされる終盤は意外と感動的。ホーンテッドマンションの世界観を実写でここまで再現したのはお見事。(30代 男性)
子どものころにディズニーランドで乗った「ホーンテッドマンション」を思い出して観ました。幽霊屋敷の不気味さとコミカルな雰囲気がうまく融合していて楽しい!幽霊の背後にある悲恋のストーリーにはちょっと泣けました。怖さは控えめなので、ホラーが苦手な人にもおすすめです。(20代 女性)
家族で観るにはちょうどいいホラー映画。ドタバタ感満載で、特に子どもたちの活躍がかわいい。最後に母親が幽霊に乗り移られそうになるシーンはハラハラしましたが、家族の絆で乗り越える展開が良かったです。もっとホラー寄りでもよかったかもと思うけど、ディズニーらしい温かさが魅力。(40代 女性)
エディ・マーフィーの持ち味がしっかり生かされた映画。恐怖より笑いが勝っていて、テンポも良い。ストーリーは予想通りの展開だけど、ヴィジュアルの豪華さやセットの美しさに圧倒されました。ディズニーのアトラクション映画としては安定の出来。家族で安心して観られます。(50代 男性)
幽霊屋敷に閉じ込められる家族という設定はありがちですが、そこに“愛”の要素を入れてくるのがディズニー。亡霊エリザベスとグレイスンの悲しい恋が物語に深みを与えています。エディ・マーフィーのコメディ演技もさすがですが、意外にもラストで少し泣かされました。(30代 女性)
映画『ホーンテッドマンション』を見た人におすすめの映画5選
ゴーストバスターズ(Ghostbusters/1984)
この映画を一言で表すと?
科学で幽霊を退治する、笑えてスリルもある超名作ホラーコメディ!
どんな話?
ニューヨークを舞台に、超常現象の研究者たちがゴースト退治ビジネスを始める。奇妙な幽霊たちが次々と現れ、街は大混乱。科学とユーモアを武器に、彼らが街の平和を守るために奮闘する姿を描いたコメディアクション。
ここがおすすめ!
ホラーとコメディの絶妙なバランスが『ホーンテッドマンション』と通じる部分。個性的なキャラクターたちの掛け合い、名曲「Ghostbusters」のテーマ曲、そして80年代らしい特撮が楽しい。世代を超えて愛される傑作です。
ナイト・アット・ザ・ミュージアム(Night at the Museum/2006)
この映画を一言で表すと?
夜になると博物館の展示物が動き出す!奇想天外な冒険ファンタジー。
どんな話?
博物館の夜警員になったラリーは、夜になると展示物たちが命を持ち動き出すという大騒動に巻き込まれる。恐竜、歴史上の人物、動物たちが入り乱れる中、彼は博物館の秘密を解き明かそうと奮闘する。
ここがおすすめ!
『ホーンテッドマンション』のような「命を持つ建物」というワクワク感が魅力。CGと実写が融合した華やかな世界観、コミカルな展開、そして家族愛の物語も楽しめます。子どもから大人まで夢中になれるファンタジー。
アダムス・ファミリー(The Addams Family/1991)
この映画を一言で表すと?
不気味でキュートな“普通じゃない家族”のブラックコメディ!
どんな話?
世間とは一線を画す奇妙な一家・アダムス家。そこへ一族の財産を狙う詐欺師が現れ、騒動が巻き起こる。ホラーな見た目とは裏腹に、愛情あふれる家族たちの奇妙で温かい日常が描かれる。
ここがおすすめ!
ホラーの雰囲気を持ちながらも、ユーモアと家族愛が根底にある点が『ホーンテッドマンション』に通じる。キャラクター造形が魅力的で、少しブラックだけど笑える世界観がクセになる。続編も必見です。
カリブの海賊/パイレーツ・オブ・カリビアン(Pirates of the Caribbean: The Curse of the Black Pearl/2003)
この映画を一言で表すと?
海賊、呪い、冒険!ディズニーが贈る最高のアドベンチャー・エンタメ。
どんな話?
奇抜な海賊ジャック・スパロウが、呪われた海賊たちと財宝を巡って壮大な冒険を繰り広げる。剣と魔法とロマンが詰まった、海を舞台にした大冒険ファンタジー。
ここがおすすめ!
『ホーンテッドマンション』と同じく、ディズニーのアトラクションを基にした映画。スリルと笑い、そして美しい映像美が融合。ジョニー・デップ演じるジャック・スパロウの魅力は圧倒的で、何度見ても飽きません。
モンスターズ・インク(Monsters, Inc./2001)
この映画を一言で表すと?
怖がらせ屋のモンスターたちが見せる、優しさと感動の友情物語。
どんな話?
子どもを怖がらせることでエネルギーを集める会社“モンスターズ・インク”。しかし、ある日人間の少女がモンスターの世界に迷い込み、彼らの日常が一変する。モンスターたちは少女を守るため奮闘する。
ここがおすすめ!
“怖い存在にも優しさがある”というテーマが『ホーンテッドマンション』と共通。ピクサーらしい温かさと感動、そしてコミカルな展開が魅力。怖さよりも心温まるストーリーで、幅広い世代におすすめです。






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