映画『バーチュオシティ』の概要:仮想空間の住人であるシドが、不死身の肉体を与えられ、現実世界に現れた。犯罪者の人格を集合してできた彼は数々の事件を引き起こす。彼を止めるために、警察はバーンズを頼ることにした。
映画『バーチュオシティ』の作品情報
上映時間:106分
ジャンル:SF、アクション
監督:ブレット・レナード
キャスト:デンゼル・ワシントン、ケリー・リンチ、ラッセル・クロウ、スティーヴン・スピネラ etc
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映画『バーチュオシティ』の登場人物(キャスト)
- バーンズ(デンゼル・ワシントン)
- 元警察官。長年追っていた政治テロリストに妻子を殺されてしまう。その復讐の際、民間人を巻き込んでしまったため収監される。
- シド6.7(ラッセル・クロウ)
- 警察訓練用の仮想空間で犯人役を務める人工知能。ガラス製の再生可能な肉体を与えられ、現実世界に現れる。
映画『バーチュオシティ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『バーチュオシティ』のあらすじ【起】
駅に降りたバーンズとドノバンの二人は、人混みを駆け抜け、凶悪犯を追跡した。空間の歪みを辿って行くと、日本食の店にやってきた。二人は客室の一つ一つを検めていく。犯人が潜む部屋に辿り着いたが、相手は銃で反撃してきた。不意を突かれたドノバンは犯人に殴られ、気を失ってしまう。相棒を失ったバーンズだが、彼は諦めることなく犯人を追いつめた。しかし、店員を人質に取られ、敗北してしまう。
それは、機械によるシミュレーションだった。二人は警察ではなく、囚人だった。警官の身を守るための仮想空間による訓練。二人が繋がれていたのはそのための装置だった。犯人に敗北したバーンズとドノバンは機械から接続を解除される。だが、ドノバンの発作が収まらない。救命処置が施されたが、その甲斐なくドノバンは心肺停止してしまった。査察に来ていた役員はドノバンの死を問題視した。実験が終わるとバーンズは再び刑務所に収監された。囚人服に着替えると他の囚人がバーンズに言いがかりをつけてきた。喧嘩をしかけてきたその囚人をバーンズは容易く返り討ちにした。
映画『バーチュオシティ』のあらすじ【承】
警察技術研究所局長は、仮想空間の住人で犯人役だったシドに語りかけた。ドノバンを死なせたのはシドが神経感度の設定を弄ったからだと見抜いたからだ。局長は暴走を続ければシミュレーション装置が使えなくなると警告した。
局長はアンドロイド製作の技術者を招いてシドの人格を保存する肉体を作らせた。ガラスさえあればどんな損傷を受けてもすぐに再生する身体を与えられ、シドは現実世界に現れた。生まれたばかりのシドは技術者を殺す。それを見た局長は慌ててその場から逃げ出した。
暴走を始めたシドを止めるため、唯一彼を追い詰めることができたバーンズに白羽の矢が立てられた。特赦と引き換えにシドの逮捕を依頼されたバーンズは渋々引き受ける。
凶悪犯を真似て殺人を繰り返すシド。一方、バーンズは失踪した局長の家宅を捜索していた。局長のコンピュータからシドの原型となるプログラムが見つかる。そのプログラムを解析した結果、シドは幾つもの人格の集合体で、サンプルとなった人格の中にはバーンズの妻子を殺した犯罪者も含まれていることが解った。
映画『バーチュオシティ』のあらすじ【転】
シドがライブ会場で人質を取って立てこもった。彼は会場のシンセサイザーを使って客の悲鳴を録音し、コンサートと称した。駆け付けたバーンズは背後からシドに銃弾を浴びせる。しかし、不死身のシドは無数の銃弾を浴びながら逃げ出した。カーチェイスと銃撃戦の末、シドは橋から飛び降り姿を消した。
シドの身体には自分の妻子を殺した犯人の魂が宿っている。バーンズは警察にそう訴えた。
上機嫌で町を歩いていたシドは電気屋のテレビで自分が起こした事件のニュースを目撃した。彼は上機嫌で店のテレビのチャンネルをニュースに切り替えようとした。その最中、プロレスの中継番組を見つけたシドは次の計画を思いつく。
リングの中で大暴れしたシドはバーンズの姿を見つけると一目散に逃げ出した。シドは電車に逃げ込む。人質を盾にしたシドはバーンズを挑発した。バーンズが銃を構えるとシドは人質を撃ち殺し、駅のホームに転がした。駅にいた他の客はバーンズが撃ったのだと誤解し、彼は警察に捕えられてしまう。
バーンズを刑務所に護送していた車が急停車した。運転手が殺され、シドが姿を現す。警察はお前が犯人だと思って追い駆けてくるだろうとバーンズに言う。シドはバーンズを挑発すると、手錠の鍵を渡してその場を去った。
映画『バーチュオシティ』の結末・ラスト(ネタバレ)
護送車の襲撃が警察に知らされる。シドの思惑通り、嫌疑はバーンズにかけられた。捜索隊が結成され、バーンズは追われる身となった。バーンズは妻子が眠る墓に立ち寄り、シドを捕えることを二人の墓標に誓った。
シドはテレビ局を占拠した。デスTVと称した映像を流し、それから視聴者からの殺人の映像を募集した。バーンズはテレビスタジオへの潜入を試みる。しかし、彼を追って警察もやって来た。バーンズは警察の銃撃をかわしながらシドの下に向う。視聴率が上昇し続けていることに上機嫌なシド。しかし、バーンズによって電話線を切られたことで視聴者の反応が解らなくなってしまう。動揺したシドの隙を突いて、バーンズは銃撃を仕掛ける。シドはテレビ局の上階へと逃げ出した。バーンズは後を追うが、彼を追って警察のヘリもやってきた。格闘の末、バーンズはシドの人格が収められた記憶媒体をアンドロイドの肉体から取り出すことに成功する。シドの記憶媒体は破壊され、バーンズは自由の身になった。
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