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映画『愛情萬歳』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『愛情萬歳』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『愛情萬歳』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0075379

製作年 1994年
上映時間 118分
ジャンル 青春
ヒューマンドラマ
監督 ツァイ・ミンリャン
キャスト ヤン・クイメイ
リー・カンション
チェン・チャオロン
ミャオ・ティエン
製作国 台湾

映画『愛情萬歳』の登場人物(キャスト)

メイ(ヤン・クイメイ)
不動産会社で営業をしている女性従業員。不景気で物件が売れず、毎日街の至るところに宣伝の貼り紙をして回っている。そんな日々の疲れを癒すために、夜の街で男を漁り、愛のないセックスをして心の隙間を埋めている。
シャオカン(リー・カンション)
ロッカー式納骨堂を売っている会社のセールスマン。極度の人見知りで会社の同僚たちの輪に入れず孤立している。日々の仕事といえば、納骨堂のパンフレットをひたすらポスティングするだけの退屈な作業。ある日、偶然見つけた高級マンションの空き部屋の鍵を盗んで忍び込み、疲れを癒すために通うようになる。
アーロン(チェン・チャオロン)
路上で洋服を売って生計を立てている露天商の若者。夜の街で誘ってきたメイとゆきずりの関係になり、マンションの空き部屋でセックスをする。その時、メイから鍵を盗んで合鍵を作り、密かに部屋に入り浸るようになる。部屋でシャオカンと鉢合わせてしまったことから奇妙な友情が芽生える。

映画『愛情萬歳』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『愛情萬歳』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『愛情萬歳』のあらすじ【起】

台北でロッカー式納骨堂のセールスマンをしているシャオカン。彼はある高級マンションへ営業に行った際、同じ階に鍵が差さったままになっている部屋を発見。彼は人目を盗んで素早く鍵を抜き取り、エレベーターに乗ってその場を立ち去った。

夜、再びマンションに戻って来たシャオカンは、周りを気にしながら、昼間盗んだ鍵で部屋に忍び込んだ。空き物件らしく部屋はがらんとしており、一室にマットレスが置かれているだけだった。電気や水道は通っているようで、彼は勝手に風呂を沸かして入浴。その後思い詰めた表情でナイフを取り出し、手首を切って自殺を図るが、死に切れなかった。

同じ頃、道端で服を売っている露天商のアーロンは、夜の街でコーヒーをすすりながら休憩していた。すると、隣の席に不動産屋の女性販売員メイが座ってきた。彼女は目配せしてアーロンを誘っているようだった。

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映画『愛情萬歳』のあらすじ【承】

シャオカンが手首の血を洗い流していると、玄関に人の気配を感じて慌てて近くの部屋に隠れる。やって来たのはメイとアーロンだった。メイはこの部屋を担当しており、会社に内緒で私的に使っていた。メイとアーロンは部屋に入るなり、言葉を交わすでもなくおもむろに服を脱いでセックスに興じ始めた。シャオカンは隣の部屋に隠れて、その様子をじっと覗き見るのであった。

シャオカンは内向的な性格で周囲に馴染めず、会社では完全に孤立していた。セールスにも向いていないので、納骨堂のチラシを手当たり次第ポストというポストにひたすら投函するだけのつまらない毎日。シャオカンは、そんな仕事にも人生にもほとほと嫌気がさし、終わりにしたいと思っていた。

それからというもの、シャオカンは癒しを求めてマンションの部屋に出入りするようになる。ジャグジーでくつろいだり、部屋にあった女ものの服を着て女装したりしているうちに、ひとときの安らぎを感じるようになる。

映画『愛情萬歳』のあらすじ【転】

一方、メイもまた毎日に疲れ果てていた。不景気のせいで物件の成約が全く取れず、街中に宣伝の貼り紙をしたり、セールスの電話をしたりするだけの日々。そんな自分の疲れを癒すため、マンションの部屋を勝手に使い、見ず知らずの男を連れ込んでいたのだった。そして、アーロンも部屋の鍵を密かに盗んで合鍵を作り、日常を忘れるため部屋に入り浸るようになっていた。

ある日、シャオカンとアーロンが、ついに部屋で鉢合わせしてしまう。互いに素性も分からず、警戒し合う二人。しかし、そこへメイがやってきたため、二人はそっと部屋を抜け出す。それからというもの二人は打ち解け、一緒にドライブを楽しんだり、シャオカンの会社の納骨堂を見学したり、鍋をつついたりするようになって友情を深めていく。

映画『愛情萬歳』の結末・ラスト(ネタバレ)

ある日、アーロンはメイに電話をかけて誘うが、彼女はアーロンのことを覚えておらず話が通じなかった。しばらくして、メイを見かけたアーロンは、シャオカンを部屋に残して彼女の後を追う。一人取り残されたシャオカンがベッドの上で自慰行為を始めると、アーロンがメイを連れて戻って来た。慌ててベッドの下に隠れたシャオカンは、二人が激しく愛し合う声と、ベッドの軋む音を聞きながら自らも果ててしまう。

そして翌朝。実は同性愛者だったシャオカンは、アーロンの寝顔を見て居ても立ってもいられなくなり、ついキスをしてしまう。眠ったままの二人を起こさないように、静かに部屋を後にするシャオカン。

しばらくして目を覚ましたメイは、好きでもない見ず知らずの男と二度もセックスしてしまったことに激しい自己嫌悪を覚える。マンションを出たメイは泣きながら夢遊病のように街をさまよい歩く。造成中の公園に入った彼女は、ベンチに腰掛けて煙草に火をつけた。すると、溜め込んでいた感情が一気にあふれ出し、どうしようもなく嗚咽し続けるのだった。

映画『愛情萬歳』の感想・評価・レビュー

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映画『愛情萬歳』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『愛情萬歳』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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