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映画『ウォリアーズ』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ウォリアーズ』の概要:ニューヨーク、コニーアイランドを縄張りにしているギャングチーム、ウォリアーズは、ニューヨーク最大のギャングチーム、リフスが開催する集会に参加するが、リフスのリーダーサイラスを殺害した濡れ衣を着せられることになる。

映画『ウォリアーズ』の作品情報

ウォリアーズ

製作年:1979年
上映時間:93分
ジャンル:アクション、フィルムノワール
監督:ウォルター・ヒル
キャスト:マイケル・ベック、ジェームズ・レマー、トーマス・ウェイツ、ドーシー・ライト etc

映画『ウォリアーズ』の登場人物(キャスト)

スワン(マイケル・ベック)
ウォリアーズのメンバーでクリオンと離れ離れになったウィリアーズを率いる。なかなか意見がまとまらないメンバーを上手く統率し、無事にコニーアイランドまで連れて帰る。
マーシー(デボラ・ヴァン・フォルケンバーグ)
ギャングたちに追われていたウォリアーズに声をかけた女性。初めは人質にされていたが、次第にスワンに惹かれ、彼と共にコニーアイランドに行くことを決める。
フォックス(トーマス・G・ウェイツ)
ウォリアーズのメンバーでスワンの右腕。口が達者で、自分たちを襲おうとしたギャングたちの説得を試みた。
エイジャックス(ジェームズ・レマー)
ウォリアーズのメンバーで喧嘩が強い反面、女性にだらしない。女癖の悪さが原因で、警察の囮捜査にひっかかり逮捕される。
クリオン(ドーシー・ライト)
ウォリアーズのリーダー。メンバーを連れて集会に参加するものの、サイラス殺害の犯人に仕立て上げられ、その場にいたギャングたちにリンチされる。
サイラス(ロジャー・ヒル)
ニューヨーク最大のギャングチームのリーダー。高いカリスマ性があり、数あるニューヨークのギャングチームを結束させようとしていたが、演説中何者かに射殺される。

映画『ウォリアーズ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ウォリアーズ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ウォリアーズ』のあらすじ【起】

とある夏の夜、ニューヨークの町ではギャングたちがブロンクスに集結していた。

ニューヨークで数あるギャングの中でも知らぬ者はいないギャングチーム、リフスのリーダー、サイラスによってニューヨーク中のギャングたちに召集がかかったのだ。

ニューヨーク、コニーアイランドを縄張りとするギャングチーム、ウォリアーズたちもブロンクスで開かれる会合に参加する。

この会合では銃や刃物などの武器は一切持ち込み禁止で、チーム同士の争い事が起きないよう参加するメンバーは9人のみで、平和協定が結ばれていた。

今までにない規模の集会に不安がるメンバーを宥めブロンクスにたどり着いたウォリアーズのリーダー、クリオンは集会に集まったギャングたちの数に少し動揺したものの、他のチームに舐められないよう気丈に振る舞う。

サイラスによる演説が始まると、彼の巧みな演説によって集まったギャングたちは熱狂する。

すると次の瞬間、何者かの発砲によって、サイラスが銃撃され死亡。集会は大混乱に陥り、駆けつけてきた警察官たちによって逮捕される者も出てくる。

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映画『ウォリアーズ』のあらすじ【承】

ウォリアーズの一行が混乱に乗じて逃亡を謀っていると、ギャングチーム、ローグスのリーダー、ルーサーの告発によってウォリアーズにサイラス殺害の嫌疑が掛かる。

これによって他のメンバーたちから離れたところにいたクリオンはリンチされてしまうが、残りのメンバーはなんとかその場から逃亡し、警察の追跡を避けながら縄張りであるコニーアイランドを目指すことに。

一方、リーダーであるサイラスが殺されたリフスは、ニューヨークのチーム全体を上げてウォリアーズを捕らえようと躍起になる。

駅についたウィリアーズ一行は、駅で待ち伏せしていたギャングたちを振り切り、なんとか電車に乗り込む。

これで一安心だと思っていた矢先、次の駅の火災事故が原因で電車が急停止。一行は止むなく電車を降りるが、その地域を縄張りにするギャングたちと遭遇する。

新しくリーダーになったスワンと彼の右腕であるフォックスは説得を試みるが失敗。再び逃亡を余儀なくされる。

映画『ウォリアーズ』のあらすじ【転】

彼らを振り切り、ギャングの恋人であるマーシーを人質として、無事に列車に乗り込んだ一行だったが96丁目駅で列車が停止してしまい、今度は警察に追われることになる。

警察との揉み合いでフォックスがホームから転落し、残りのメンバーも引き裂かれてしまう。

スワンは腕っ節が自慢のエイジャックスらを連れ待ち伏せしていたギャングたちから逃亡するが追い付かれてしまう。

エイジャックスの奮闘で彼らを撃退した一行は駅を目指し再び移動を始める。

スワンは、一人でベンチに座る女性を口説こうとしたエイジャックスを置いて先に駅へと向かうが、これは警察の囮捜査だったのだ。

警察の罠にハマってしまったエイジャックスが逮捕された一方、先に駅にたどり着いたスワンはマーシーと合流するが、警察官に囲まれてしまい、線路を走ることに。

逃走する中で、最初はマーシーを毛嫌いしていたスワンは、彼女の生き方が気に食わないと言い捨て、自分の家に帰るよう忠告する。

映画『ウォリアーズ』の結末・ラスト(ネタバレ)

一方、96丁目駅で離れ離れになったウォリアーズのメンバーはユニオンスクエア駅を目指し、移動していた。

マーシーと別れ、単独で移動していたスワンはユニオンスクエア駅に到着すると、待ち伏せしていたギャングたちに襲われそうになるが、先に駅についていたメンバーと合流し、彼らを撃退。

その後、彼の後を追ってきていたマーシーを連れて電車に乗り込んだ一行は疲労困憊。

電車で眠ってしまった一行が目覚めると、そこはスティルウェルアベニュー駅だった。ここはローグスの縄張りであるため、スワンたちは気を引き締める。

道中武器を整えた一行は、ローグスたちとの最終決戦に向け彼らを待ち伏せる。

彼らの前に現れたローグスのリーダー、ルーサーは彼らを殺すため銃を構える。しかし、これを先読みしていたスワンは投げナイフで彼の腕を刺す。

その場に駆けつけたリフスのメンバーは、自分たちが追われる理由を尋ねるスワンにサイラス殺しの容疑がかけられていたこと伝えるが、真犯人はルーサーであることに気づいていたため、ウォリアーズの健闘を称える。

こうして晴れて自由の身になったウォリアーズのメンバーは、朝日に照らされながら縄張りへと帰っていくのだった。

映画『ウォリアーズ』の感想・評価・レビュー

ブロンクスで開かれた集会にギャングたちが集結したシーンで、それぞれのギャングたちの服装がその当時の流行を反映しており興味深かった。

また、人種的な偏りがある他のギャングチームと異なり、白人と黒人両方によって構成されているウォリアーズが印象的だった。

度重なる喧嘩に疲れたウォリアーズが列車で眠ってしまい、乗り込んできた乗客とウォリアーズを比較して見せるシーンがあったが、服装や話し方などの面で貧富の差を表現しており、当時のアメリカの経済格差が窺えた。(MIHOシネマ編集部)


ものすごく濃くて激しい一晩のお話。ニューヨークのコニーアイランドを縄張りにしているギャングチーム「ウォリアーズ」。彼らはギャングたちが集まるニューヨーク最大の集会に参加するが、そこである濡れ衣を着せられ追われる身になってしまいます。
ギャングたちの熱い仲間意識や絆、激しい対立がものすごい熱量で描かれていて見ていてハラハラドキドキしました。
ちょっと昔のギャングの雰囲気がものすごくかっこよかったです。(女性 30代)

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