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映画『夜明けの街で』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『夜明けの街で』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『夜明けの街で』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『夜明けの街で』の結末までのストーリー
  • 『夜明けの街で』を見た感想・レビュー
  • 『夜明けの街で』を見た人におすすめの映画5選

映画『夜明けの街で』の作品情報

夜明けの街で

製作年:2011年
上映時間:129分
ジャンル:ラブストーリー、サスペンス
監督:若松節朗
キャスト:岸谷五朗、深田恭子、木村多江、黄川田将也 etc

映画『夜明けの街で』の登場人物(キャスト)

渡部和也(岸谷五朗)
とある会社の設計部で働いている。課長。妻の有美子との間に、幼稚園に通う娘がいる。不倫のことは嫌っていたが、仲西秋葉と出会い恋に落ちてしまう。
仲西秋葉(深田恭子)
和也の会社で派遣社員として働いている。かつて実家で殺人事件が起こり、遺体の第一発見者となる。
新谷(石黒賢)
和也の親友。和也の遊び友達でもあり、良き相談相手でもある。昔は女性に気軽に声を掛けてナンパしていたが、結婚してからはそういうことをしなくなった。不倫に溺れていく和也を心配する。
仲西達彦(中村雅俊)
秋葉の父。秋葉の叔母の浜崎妙子と不倫関係にあった。そのことを隠すために、秘書の本条麗子を愛人に仕立て上げる。

映画『夜明けの街で』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『夜明けの街で』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『夜明けの街で』のあらすじ【起】

渡部和也と親友の新谷はバッティングセンターに出かけた。新谷はそこで、1人で来ている美しい女性を見かける。昔の新谷ならその女性を口説きに行っていたが、結婚している今は女性に声を掛けることもままならなかった。すると、その女性の顔を見た和也が、驚きの声を上げた。その女性は今週会社に入ってきたばかりの、派遣社員の仲西秋葉だった。

新谷は秋葉をカラオケに誘った。にも関わらず、秋葉が酔っ払うと、新谷は1人で勝手に帰ってしまう。和也は仕方なく秋葉を自宅まで送り届けた。だが、秋葉は和也の上着に吐いてしまう。秋葉は理性を取り戻すと、渡部に謝罪することなく自宅へと帰って行った。

和也は秋葉からお詫びをしたいとメールを貰い、スーツの仕立屋に連れて行かれる。秋葉は汚したジャケットの代わりをプレゼントするつもりだった。和也は素直に謝ればいいのに、金に物を言わせる秋葉のやり方が気に入らず怒ってしまう。秋葉は涙ながらに素直に謝ることができないのだと話した。女性の涙に弱い和也は、とりあえず突っ立っていてもしょうがないため秋葉をレストランに誘った。そこで、秋葉の趣味がサーフィンだと知り、前から興味があった和也は一緒にサーフィンに行く約束をした。

和也は妻の有美子に新谷とゴルフに行くと嘘を吐き、秋葉とサーフィンに出かけた。途中まで雨が降っていたため、和也は中止を申し出た。和也は自分が初心者だから高波は無理だと言っていたが、秋葉は自分が危険な海に出ないように止めてくれたことに気づいていた。秋葉は虹を見ながら、先日の謝罪とお礼を和也に伝えた。

和也と秋葉は、秋葉の叔母の浜崎妙子が経営するバーに飲みに行った。そこで、家族の話になり、和也はごく普通の平凡な家庭で育ったことを話した。だが、秋葉は和也を羨ましがり、自分の生い立ちについては何も話そうとはしなかった。その後、和也は秋葉を実家に送り届けた際、秋葉の父の達彦と鉢合わせした。秋葉は父と折り合いが悪いようで、険悪な空気が漂った。父が出て行った後、秋葉は和也を自宅に招いた。秋葉はこの家で人が殺されたことがあると話し、1人にしないでくれと和也に縋った。和也は振り払うことができず、秋葉と一晩ベッドを共にしてしまう。

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映画『夜明けの街で』のあらすじ【承】

次の日、和也が携帯を確認すると、有美子から着信が残っていた。和也は緊張した気持ちで自宅に帰り、飲み過ぎて終電で寝過ごしてしまったのだと嘘を吐いた。有美子は和也を疑わなかった。和也は一晩だけの関係だと言い聞かせるが、それからも秋葉と関係を続けてしまう。

和也の娘が熱を出して寝込んでしまう。和也は秋葉にそのことをメールで伝え、会えなくなったことを謝罪した。夜寝る前、和也は秋葉にメールを送ろうとするが、有美子に気づかれそうだったため断念した。有美子に求められるまま、和也は体を求め合った。次の日、会社に秋葉の姿はなかった。和也は秋葉を心配するあまり、仕事が手につかなくなってしまう。和也が会社を抜け出して秋葉の実家を訪ねると、秋葉が倒れ込んでいた。慌てて駆け寄ると、秋葉は酔って寝ていただけだった。

秋葉は和也に聞かれ、過去に起こった殺人事件の顛末を話し始めた。秋葉の実家で殺されたのは、本条麗子と言う名の達彦の秘書だった。本条はナイフで胸を一突きで殺されており、ほぼ即死の状態だった。部屋中の指紋は全て拭き取られており、犯人に繋がる証拠は見つからなかった。第一発見者は秋葉だった。その日、秋葉は2階で音楽を聴いていて、水を飲もうと下に降りてきたときに遺体を発見していた。秋葉はそのまま気絶してしまい、目が覚めたときにはベッドに寝かせられている状態だった。犯人はまだ見つかっておらず、来年の3月31日に時効を迎えるのだ。本条は父の愛人でもあった。母はそのことを苦に自殺しており、秋葉は本条に天罰が下ったのだと思うことで平静を保っていた。

映画『夜明けの街で』のあらすじ【転】

和也は秋葉の孤独に同情し、クリスマスイヴに一緒にいたいと思うようになる。新谷に事情を説明し、アリバイ作りを頼んだ。新谷は和也を止めるが、和也の決意は固く意思は変わらなかった。新谷は仕方なく和也に協力することを決める。和也は家族でクリスマスを祝った後、新谷と自分の恩師の通夜があると嘘を吐いて秋葉に会いに行った。次の日、新谷が目を覚ますと、横に秋葉の姿はもうなかった。秋葉は正月休みを友人と過ごすため、バンクーバーへと旅立っていた。

正月明け、和也は会社で秋葉と再会する。思わず笑顔が零れたとき、新谷が言っていた「家族は家族、愛人は愛人」と言う戒めが頭に響いた。和也が気持ちを正していると、秋葉が同僚の里村に言い寄られているのが見えた。和也は嫉妬するが、どうすることもできなかった。和也は結局妻と別れることも、秋葉と別れることも選べずにいた。

2月14日、秋葉は独身の同僚達と、越後湯沢へスノボに行くことが決まっていた。そこには、里村も参加する予定だった。和也は嫉妬するが、家族を放って秋葉に会いに行くことはできなかった。だがその日の夜、妻から両親の様子を見に行くために、新潟の実家に帰ってもいいか聞かれる。和也はこれ幸いと、妻と共に実家に帰り、スキー場で秋葉と落ち合うことにした。秋葉は急に会いに来たことを怒るが、和也は秋葉を抱き締め、会いたかったと告白した。秋葉は用意していたチョコを渡した。和也は長時間一緒にいては里村達に怪しまれるのではないかと気にするが、実は秋葉はスノボ旅行を断っていた。和也からメールで新潟に行くと教えられ、急いで後を追いかけたのだ。バンクーバーに行っていたのも嘘で、部屋にずっと閉じ籠って正月を過ごしていた。全て、和也に気を使わせないためについた嘘だった。和也は秋葉の行動に胸を打たれ、強く抱き締めた。

映画『夜明けの街で』の結末・ラスト(ネタバレ)

和也は達彦に会い、秋葉に不倫させてしまっていることを謝罪した。だが、達彦は秋葉がもう大人のため、余計な口出しをするつもりはなかった。ただ、達彦は双方の傷が浅い内に、何らかの決着をつけることを求めた。

和也は有美子と別れ、秋葉と一緒になりたい気持ちがあることを新谷に打ち明けた。だが、皆を不幸にする覚悟はあるのかと叱られてしまう。和也は自宅へと帰るが、部屋に入ることなく秋葉に会いに行った。そして、体を求め合った後、結婚したいから待っていて欲しいと頼んだ。秋葉は和也と一緒ならどんなことでも耐えられると受け入れるが、奥さんに話すのは3月31日まで待っていて欲しいと頼んだ。

3月30日、和也は有美子に明日話したいことがあると伝え、家を出た。その日の夜、和也が秋葉の実家で秋葉と会っていると、達彦と妙子が訪ねて来た。すると、秋葉は15年前の真実を話し始めた。15年前、秋葉は死ぬために睡眠薬を大量に飲み、部屋で意識を失っていた。しかし、結局死ぬことはできなかった。達彦と妙子は秋葉が本条を殺したと思い込み、遺体を見て気絶したと秋葉に言い聞かせ嘘を吐かせた。秋葉は本条の遺書を達彦に見せ、自殺したことを伝えた。

達彦の本当の不倫相手は妙子だった。2人の関係を隠すために、本条を愛人に仕立て上げたのだ。本条は達彦のことを愛していたため、それが耐えられなくて自殺したのだ。秋葉は達彦と妙子が、母が生きていた頃から関係があったことを知っていた。15年間この真実を秘密にしていたのは、達彦達を苦しめるためだった。秋葉が話し終えた後、0時の鐘の音が鳴り3月31日になった。

秋葉は3月31日に傍にいて欲しかったから利用したのだと、和也に伝えた。ついでに、不倫をする気持ちを知りたかったのだ。秋葉はまっさらな気持ちでスタートラインに立つために、あなたは要らないと和也を振った。だが、秋葉の目には涙が溜まっていた。和也は秋葉に手を伸ばすが、秋葉はそれを避け1人でタクシーに乗り込んだ。和也は呆然と立ち尽くし、秋葉は車の中で泣きじゃくった。

和也が家に帰ると、サンタの置物がまだ飾られていることに気づく。しまうために箱を開けると、握り潰れたサンタの置物が大量にあった。有美子は和也の不倫に気づいており、陰で鬱憤を晴らして、和也に対してはいつもと同じように優しく接していたのだ。次の日、有美子に不倫のことを仄めかされ責められるが、和也には何も言うことはできなかった。この地獄は、一生終わらないのだ。

映画『夜明けの街で』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

渡部和也と仲西秋葉の不倫関係がどうなるのかというのと同時に、仲西の実家で起こった殺人事件の真相が気になって、最後まで飽きることなく楽しめた作品だった。真面目な性格だった渡部が、どんどん仲西にのめり込んでいく様子がとてもリアルだった。

渡部の妻を木村多江が演じたのだが、不倫したことを知っていると、遠回しに夫にバラす場面がとても怖かった。それが映画のラストで登場するため、映画の内容を全部忘れそうになるほどの衝撃を受けた。(女性 20代)


不倫という地獄に一人どんどん引きずり込まれていく渡辺の姿は何とも見苦しいが、スキー場で秋葉と密会するところは不倫の一番楽しい時期を描いていて良かった。
渡辺の不倫に気付いていながらも変わらずに優しく接していた妻が、最後に不倫を仄めかす台詞を放つシーンはまさに怪演だった。
渡辺は秋葉に利用されていただけで振られ、妻からは逃げられなくて、それでも人生は続いていくことを悟って恐怖した。不倫は映画だけに留めたい。(女性 20代)


不倫ネタは誰も幸せにならないなと思いながら観ました。原作を読んでいたので、映画の中途半端感が否めず少し残念でした。
原作が東野圭吾なのでミステリアスな雰囲気はありますが、不倫を中心にした作品にしてはドロドロした感じが薄く、あっさりとした引き際だったように思います。
和也の妻が非常に印象的でした。木村多江さんの演技が特にすごくて、さいごの笑顔には鳥肌が立ちました。(女性 20代)


不倫とサスペンスを絡めた作品。近年の不倫映画といえば『昼顔』が人気だが、昼顔とは比べ物にならない程不倫に足を踏み入れてしまう過程がリアルに描かれていて、あまりいい気持ちで観ることは出来なかった。既婚者は明るい気持ちでは観られないだろう。家族には平然と嘘をついて出掛け、クリスマスにまで小さな子供を置いて愛人とホテルに宿泊。ラストの木村多江による静かな反撃は確かにゾットするが、正直もっと痛い目に遭わせてほしかったとすら思う。しかし、そんな不倫のせいで悲しい事件が起きてしまったというサスペンス的展開は観ていて面白かった。(女性 20代)


不倫という題材ながら、ただの恋愛ドラマではなく「罪と贖い」の物語として心に残った。渡部篤郎演じる仲西と深田恭子演じる秋葉の関係は、危うくも純粋で、だからこそ切ない。特に終盤、15年前の殺人事件の真相が明かされる場面は衝撃的で、秋葉の抱える“罪”の重さに息をのんだ。愛することの痛みと、信じることの難しさを描いた大人のドラマ。(40代 男性)


静かに進んでいく物語の中に、徐々に漂う緊張感。最初は不倫の恋愛劇かと思いきや、過去の事件の真相が絡むミステリーに変わる展開に引き込まれた。深田恭子の儚さと狂気が同居する演技が素晴らしい。彼女の「過去を消せない」表情が印象的で、観終わった後も余韻が残る。道ならぬ恋がただのロマンスではなく、人生の苦味として描かれていた。(30代 女性)


この作品は不倫を題材にしながらも、決して甘くない。渡部篤郎が演じるサラリーマンのリアルさに共感した。家庭を持ちながら、抑えられない感情に流されていく姿は痛々しいが人間的。事件の真相が明らかになったとき、恋愛の裏に潜む「人間の弱さ」が浮き彫りになる。愛することは罪なのか、観る者に問いを残す秀作。(50代 男性)


深田恭子の演技が本当に素晴らしい。可愛らしさの中に、どこか壊れそうな危うさがあり、彼女が抱える秘密に納得がいく。渡部篤郎との禁断の関係は決して美しくはないが、どこか純粋で哀しい。特にラスト、夜明けの光の中で見せる彼女の涙が忘れられない。愛と罪が共存する作品で、観るたびに心が締めつけられる。(20代 女性)


静かな映像と音楽が印象的で、全体に漂う「哀しみの空気」が美しい。物語の中盤で過去の事件に触れ始めたとき、ただの恋愛映画ではないと気づく。秋葉が抱える秘密、そしてそれを知ってもなお彼女を信じようとする仲西の姿が切ない。大人の恋愛映画として、心理描写の深さが際立つ。観終わった後の余韻が長く残った。(30代 男性)


「愛は赦しなのか、それとも罪の言い訳なのか」。この映画はその問いを突きつけてくる。不倫という禁断の関係が、やがて過去の殺人事件と結びついていく展開に緊張感があった。深田恭子の目の奥に宿る“闇”が印象的で、ただの恋愛映画にはない深さがある。夜明けのシーンで見せる光の演出も美しく、映像詩のようだった。(40代 女性)

映画『夜明けの街で』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『夜明けの街で』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

失楽園

この映画を一言で表すと?

禁断の愛が導く、官能と破滅の果てを描いた究極の不倫ドラマ。

どんな話?

妻子ある中年男性・久木と出版社で働く女性・凛子の情熱的な恋を描く。不倫関係を続けるうちに、二人の愛は次第に常軌を逸し、やがて破滅へと向かっていく。社会的地位や倫理を捨てても止められない愛の行方を、圧倒的なリアリティで描く衝撃作。

ここがおすすめ!

『夜明けの街で』と同様、“罪と愛”の狭間で揺れる人間の弱さを鋭く描く。黒木瞳と役所広司の熱演が、愛の美しさと恐ろしさを見事に体現している。観終わった後、愛とは何か、人生とは何かを深く考えさせられる名作。

秘密

この映画を一言で表すと?

愛する人の“魂”が入れ替わる、悲しくも美しいファンタジーラブストーリー。

どんな話?

交通事故で妻と娘を同時に失った男。しかし娘の体に妻の魂が宿っていた――。家族の愛と運命の残酷さを描く、東野圭吾原作の感動作。現実ではあり得ない設定ながら、登場人物の心の葛藤がリアルで胸を打つ。

ここがおすすめ!

『夜明けの街で』と同じく、愛の形や人間の倫理を深く問いかける作品。家族愛と恋愛の境界が曖昧になる中で、真実の愛とは何かを観客に突きつける。広末涼子と小林薫の名演が光る、涙なしでは見られない感動作。

愛の流刑地

この映画を一言で表すと?

愛の果てに「殺人」という結末を迎える、官能と心理のミステリードラマ。

どんな話?

作家の村野と人妻の冬香は、激しい不倫関係に溺れていく。しかし、ある夜、愛の行為の最中に冬香が命を落とす。村野は逮捕され、裁判で愛と罪の境界を問われる。果たして彼は殺人者なのか、それとも純粋な愛の犠牲者なのか――。

ここがおすすめ!

『夜明けの街で』のように、愛が理性を越えたとき人はどこへ向かうのかを描く。豊川悦司と寺島しのぶの緊張感ある演技が見どころで、激情と静寂が交錯する映像美が秀逸。愛の本質を問う、大人の心理劇。

昼顔

この映画を一言で表すと?

再会した二人の愛が、再び“禁断”の炎を燃やす切ない不倫ドラマ。

どんな話?

かつて不倫関係にあった笹本紗和と北野裕一郎が、数年後に偶然再会。理性で抑え込もうとするも、再び惹かれ合っていく。かつての罪を背負いながらも「それでも愛したい」と願う二人の姿が切なくも美しい。

ここがおすすめ!

テレビドラマ版の続編として描かれるこの映画は、『夜明けの街で』に通じる“再生と償い”のテーマが魅力。上戸彩と斎藤工の成熟した演技が心に響き、愛の痛みと儚さをリアルに伝える。静かな余韻が深く残る作品。

八日目の蝉

この映画を一言で表すと?

愛するがゆえに罪を犯した女と、その罪に翻弄される少女の再生の物語。

どんな話?

不倫相手の子どもを誘拐し、母として逃亡生活を送る女と、成長後に自分の過去を知る娘。二人の人生が交錯し、愛と罪、そして赦しが描かれていく。重くも繊細なテーマを丁寧に紡いだ人間ドラマ。

ここがおすすめ!

『夜明けの街で』と同じく、“罪を犯しても愛は愛なのか”という問いが物語の核心にある。井上真央と永作博美の圧巻の演技が、母性と贖罪の深さを見事に表現。観る者の心を静かに締めつける感動作。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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