『0.5ミリ』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

わけありの老人の家に押しかけたヘルパーと、彼女と触れ合ううちに人生の輝きを取り戻して言う老人を描いたヒューマンドラマ。監督は『カケラ』の安藤桃子。安藤サクラ、柄本明、津川雅彦らの実力派俳優の演技にも注目。 

あらすじ

0.5ミリ』のあらすじを紹介します。

介護ヘルパーの山岸サワ(安藤サクラ)は、ある事件がきっかけですべてを失っってしまう。男からコートと車を貰ったサワは、自転車をマンクさせるのが趣味の茂(坂井利夫)や女子高生の写真集を万引きしてしまった義男(津川雅彦)など、町で謎の老人たちを見つけては強引に彼らのヘルパーになる。

老人たちははじめは自分の事を何も語らないサワを迷惑がるものの、サワの献身的な仕事と遠慮を知らない話術で次第に心を開くようになった。サワには孤独な老人の心を慰める不思議な力があるのだ。社会や家族から完全に孤立してしまった老人たちはサワと触れ合うことで人生の輝きを取り戻していく。

評価

  • 点数:50点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2014年11月8日
  • 上映時間:196分
  • ジャンル:ヒューマンドラマ
  • 監督:安藤桃子
  • キャスト:安藤サクラ、津川雅彦、柄本明、坂田利夫、草笛光子 etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『0.5ミリ』について、考察・解説します。※ネタバレあり

長えよ

本編3時間20分の本作……。長い。起伏のない話だから、退屈する。でも、時々俳優がキラリと光るものを見せてくれるから、寝るわけにはいかない。大変つらい映画鑑賞となりました。いくらなんでも長過ぎるよ。すべてのシーンが本当に必要なのか?サワが職を失うまでの時間はもっと短縮できただろうし、ジジイとサワの辛みだっていくらでも減らすことができたはず。

それができなかったのは、このお話が監督の安藤桃子の実体験をモデルにしているから。本作は監督の人生そのものだからです。だから余計に辛かった。強い意志のもとで制作されている映画は強いパワーを持っています。本作では安藤サクラがそれを体現する存在として話を引っ張り、アホの坂田と津川雅彦をリードする。確かにそのやりとりには驚かされる点もありました。坂井利夫って人、知らなかったけど結構演技上手いなぁと感心しましたし、プライドの塊であるはずの津川雅彦の惨めな演技もたっぷり堪能させていただいた。

しかし!196分という上映時間がすべてを無に返していると言わざるをえないのです!心臓が痛くなるほどのパワーを持っているんだから、せめて休憩時間をくれよ!2部作にしてもいいじゃないか!しんどかったわ!あなたのすべてを受け入れることはできなかったよ!この映画がDVDで販売されたら、絶対に買います。素晴らしい作品だった。けど、疲れる。かなりシンドいです。

まとめ

監督の安藤桃子と主演の安藤サクラは姉妹なんだそうです。だから、安藤サクラの姿は安藤桃子の生き写しなんでしょう。元々安藤サクラはかなりの実力派ですから、最も親しい存在から演出を受け、その人生を表現するとなれば力は倍増しますよね。恐れ入りました。

しかし、それにしても、なんといっても長過ぎる。デヴィッド・リーンじゃないんだから、もっとスマートにまとめて欲しかったです。同じ回の観客はみんな疲れきっていましたよ。そりゃそうだよね……。

そういえば、坂井利夫さんという俳優についての情報はネット上のどこにもありませんでした。何者なんでしょうか?私は映画サイトで名前を見た時、アホの坂田だと勘違いしてしまいました。

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