映画『20世紀少年』あらすじネタバレ結末と感想

20世紀少年の概要:『20世紀少年』は、浦沢直樹の同名漫画を原作とする三部作の映画の第一章。堤幸彦監督、唐沢寿明主演で、人類滅亡を目論む悪の組織に立ち向かう中年たちの姿を描く超大作。

20世紀少年 あらすじネタバレ

20世紀少年
映画『20世紀少年』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

20世紀少年 あらすじ【起・承】

小学生の頃ロック・スターを夢見ていたケンヂは、夢破れ、実家の酒屋からコンビニに変えた実家を継いでいた。黙って消えた姉の残した赤ん坊のカンナの世話をしながら、ケンヂは細々と暮らしていた。

大阪万博の前年、小学生の頃のケンヂは、仲間のユキジ、オッチョ、ヨシツネ、ドンキー、マルオ、モンチャン、フクベエらと秘密基地を作り、「よげんの書」という、悪の組織に立ち向かうヒーローの話を書いて遊んでいた。
小学校の同窓会に出たケンヂは久々に仲間と再会し、過去を思い出す。

そんな中、ケンヂの身の回りでさまざまな事件が起こる。ドンキーが突然死に、得意先の一家が失踪し、「ともだち」を教祖とする謎の教団が細菌テロを起こす。

ケンヂは、教団がシンボルマークにしているのが、かつて「よげんの書」に書いたマークであることに気付く。さらに、教団が起こしたテロもすべて「よげんの書」に書いたものだった。偶然にしてはできすぎている。「ともだち」は小学生の頃の仲間の1人なのだろうか。

20世紀少年 あらすじ【転・結】

テロに「よげんの書」が関わっている事実に気付いたケンヂは困惑するが、「神様」と呼ばれている老人に自分が事件に関わる人物であると告げられ、教団に立ち向かうことを決心する。

ケンヂらは世間で起こっている事件について調べていくが、教団の妨害に合う。実家のコンビニは焼かれ、家を失ってしまう。

また、世界を救おうとするケンヂらの意志とは裏腹に、世間は「ともだち」が流した嘘の情報によってケンヂをテロリストだと思い込み、ケンヂらは追われる羽目になる。
幼いカンナを守りながら、ケンヂは昔の仲間を集めて教団の計画を阻止するべく立ち上がる。

「よげんの書」どおりに行けば、2000年12月31日に人類は滅亡する。決戦の日、ケンヂと仲間たちはテロを防ぐためその時を待つ。

東京に原子力で動く巨大なロボットが出現した。ケンヂらの抵抗むなしく、東京の街には細菌がばら撒かれていく。

「ともだち」の正体はいったい何者なのか。今後世界はどうなってしまうのか――。

20世紀少年 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★★
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2008年
  • 上映時間:142分
  • ジャンル:SF、アドベンチャー、コメディ
  • 監督:堤幸彦
  • キャスト:唐沢寿明、豊川悦司、常盤貴子、香川照之 etc

20世紀少年 批評・レビュー

映画『20世紀少年』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

大ヒットコミックの実写映画化

私は浦沢直樹の原作コミックは未読なのだが、映画は限りなく原作に忠実に作られているようだ。キャストはよくこれだけ集められたなと思うほど豪華で、お金がかかっているのが分かる。妥協することなく原作の通りのキャラクターに仕上がっている。
公開前からものすごい評判の映画であったことを覚えている。
原作の再現にこだわった作品なので、特に原作ファンにとってはワクワクする映画だったのではないだろうか。

ノスタルジックな雰囲気がいい

過去の回想はもちろん昭和時代だが、現代の時代設定もやや古く2000年。メインの登場人物がほとんど中年ということもあってか、昭和の雰囲気を引きずりつつ現代まで来たという印象がある。
かつてロック・スターを夢見たケンヂがギター片手に歌うシーンが特に印象的だった。歌詞を見てみると、夕方どこからか漂ってくる晩御飯のカレーの匂いやコロッケの味など、なつかしくて切ない気分にさせられる。

何も解き明かされていない

三部作として作られているので仕方がないことではあるが、この第一章だけでは何の謎も解き明かされない。全体から見るとほんの序章に過ぎないのだろう。
原作を知っていれば、今どのあたりのストーリーなのか思い出しつつ楽しめるのだろうが、何も知らない人にとってはちんぷんかんぷん。
こんなところで終わるの?と驚くエンディングで、こんな起承転結が成り立っていない作品を独立した1本の映画としていいのだろうかと疑問に思った。

20世紀少年 感想まとめ

原作は20巻を越える壮大なストーリーの作品で、キャストも脇役まで豪華。原作のイメージがどれほど再現されているのかはわからないが、独特の雰囲気があっていい。今作はシリーズものの序章に過ぎないので映画としての評価はしにくいが、次作以降に期待できる作品になっていたと思う。
次作までに復讐して整理しておきたいのが、「ともだち」は一体誰なのか、彼の目的は何なのか、ケンヂたちは無事なのか、ということ。推理する楽しみがある。

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