『普通じゃない』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

格好悪い夢追い人の青年ロバートと容姿端麗・頭もキレて怒ると怖い社長令嬢セリーンのドタバタ誘拐劇。誘拐犯初心者のロバートはセリーンが納得する誘拐犯になれるのか。はたまた、男女の関係になっていくのか。コメディラブストーリー映画。

あらすじ

普通じゃない』のあらすじを紹介します。

ある日、突然掃除員の仕事を解雇されたロバートは、長年付き合ってきた彼女にも振られてしまう。
良いことなしのロバートは自暴自棄になり、雇用先の会社社長ネイヴィルに直談判しに行く。

解雇された自分の代わりにロボットが床を掃除すると聞いたロバート。目の前で動くお掃除ロボットを床に投げつけ、ロボットが壊れるところを見せつける!つもりが、ロボットはビクともしない…。まったく格好がつかないロバートに、駆けつけた警備員がのしかかる。目の前には警備員の拳銃があるけれど、ロバートの手にはあと一歩で届かない…。

そんな格好悪いロバートの姿を見ていた社長令嬢のセリーンは、なぜか拳銃をロバートに渡す。
無敵になったロバートは社長に銃口を向け、元の職場に復帰させろと要求する。決して玉を打つ気はなかったロバートであったが、セリーンの掛け声に思わず引き金を引いてしまい、社長の足に傷を負わせてしまう。「お前を絶対殺す」と喘ぐ社長を見て、セリーンを連れて逃げるロバート。

そんなこんなでロバートはセリーンを人質に誘拐犯となってしまった。
幼い頃に誘拐された経験があるセリーンにとって2回目の誘拐犯はなんとも頼りのない不完全な誘拐犯。身代金の要求・脅迫状の作成・銀行強盗などなど誘拐犯のあるべき姿をロバートに説いていく。

セリーンに喝を入れられるたびに落ち込んでいくロバート。あげくの果てに、セリーンに求婚したことのある歯科医師とセリーンの姿を見て苛立ちを隠せなくなっていく。
実はこの二人の出会いは偶然ではなく、天界の命令によってオライリーとジャクソンという2人の天使によって企てられたのである。2人を恋仲にするためにオライリーとジャクソンは誘拐犯を追いロバートを殺す約束を社長と交わし、全力で2人を見守る。
果たして2人は恋愛関係になるのか。ロバートはいったいどうなるのか注目。

評価

  • 点数:90点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:1988年6月27日
  • 上映時間:103分
  • ジャンル:コメディ、ラブストーリー
  • 監督:ダニー・ボイル
  • キャスト:ユアン・マクレガー、キャメロン・ディアス、ホリー・ハンター、デルロイ・リンドー、イアン・ホルム etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『普通じゃない』について、3つ考察・解説します。※ネタバレあり

美しき世界の女優

ヒロイン役を務めるのは世界の女優キャメロン・ディアス。本作品は1997年公開であり、当時彼女は25歳。この作品の前に「The Last Supper」(1995)、「Feeling Minnesota」(1996)、「Head Above Water」(1996)の単館系映画に出演しているのだが、これらの作品がいずれも個性的な役であり、この3年を使って役者としての腕を磨いたと言っている。
そして、鍛錬後の作品が「My Best Friend’s Wedding」(1997)であり、本作品の前作にあたる。

じつは今回の作品、セリーン役にはジュリア・ロバーツに依頼するか悩んでいたようだが、彼女の3年の努力があったからかジュリアを押しのけてヒロインを手にすることができたのである。

この後、代表作「メリーに首ったけ」に出演し、一役世界の女優に。ちなみに「メリーに首ったけ」でのキャメロンの収入は推定200万ドルと言われている。本作品では果たしていくらだったのだろうか。現在、キャメロン・ディアスは42歳。劇中の愛らしい笑顔はいまでも健在している。

こんなところに隠れガブリエル?!

メイヒューがオレイリーとジャクソンの頭部を狙って射殺するシーンがある。このシーンの終わり頃にメイヒューの肩の辺りを見ていただくと、なんとガブリエルの写真が飾ってあることにきづくであろう。隠れミッキーならぬ隠れガブリエル!もしかすると他のシーンにも居るかもしれません…

脚本家の粋な計らい

セリーンとオレイリーが読んでいる甘美で官能的でロマンチックな本が出てくるが、作者名は「Jennifer Hodge」という設定である。実はこの名前は脚本家の「John Hodge」の実妻の名前である!作品中に奥さんの名前を使うなんて、なんてロマンチストな脚本家でしょう。よっぽど愛妻家なのか、奥さんに脅されて名前を出演させることになったのかは分かりませんが、本にも負けないくらい心が温かくなるストーリーです。

まとめ

主役のロバートが何をやっても上手くいかないダメダメの青年なのだが、どこか憎めず応援したくなる雰囲気があり見ていて愉快だった。また、ヒロインのセリーンの美しいスタイル・可愛らしい笑顔にスクリーンを通してでも恋をしてしまいそうになる。本作品は天使の目論みによって、ロバートとセリーンを恋仲にしようとするのであるが、ロバートはなかなか恋に落ちない。中盤でセリーンに詩を送るシーンでも、自分の恋心に気付いていないロバートは「自分の詩ではない」と言い張り、喜ぶセリーンの気持ちを台無しにしてしまう。とことん、気の利かない男というか、空気の読めない男なのであるが、そういったバカなほど素直でまっすぐな性格のロバートであったからセリーンも恋に落ちたのかもしれない。

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