映画『按摩と女』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「按摩と女」のネタバレあらすじ結末

按摩と女の概要:盲目の按摩と東京から来た女が温泉地で繰り広げるほのかな恋の物語。美しい映像と俳優陣が見せる仕草の一つ一つが感動を呼ぶ。「山のあなた〜徳市の恋〜」としてリメイクもされた名作。

按摩と女の作品概要

按摩と女

公開日:1938年
上映時間:66分
ジャンル:ラブストーリー
監督:清水宏
キャスト:高峰三枝子、徳大寺伸、日守新一、爆弾小僧 etc

按摩と女の登場人物(キャスト)

三沢徳市(徳大寺伸)
瞽の按摩。温泉地を主な仕事の場としている。感性が鋭く、そばを通るだけで人の素性を言い当てることができる。温泉地で出会った美千穂に惹かれていく。負けず嫌いで頑固。
三沢美千穂(高峰三枝子)
東京で男の妾をしていたが、疲れて温泉地へと逃げ出してきた女。そこで出会った眞太郎や徳市と束の間の時間を楽しむ。美しいが悩みを抱える影のある女。
大村眞太郎(佐分利信)
東京から親戚の子供を連れて温泉地へやってきた男。道中で会った美千穂に惹かれるも、確信を持てずにいた為に黙って東京へと帰ってしまう。
三沢福市(日守新一)
徳市と共に温泉地では有名な按摩。徳市とは違い感性が鈍い。鈍感な男。

按摩と女のネタバレあらすじ

映画『按摩と女』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

按摩と女のあらすじ【起】

按摩である徳市と福市は仕事の為に山の温泉地を訪れていた。道中、目の見える人を何人抜いたかで自慢し合う二人。二人は盲目だったのだ。徳市は、瞽は杖なんかには頼らずに勘をもっと働かせないとダメだと福市に言う。徳市は、たった今前方からくる子供達は何人いるのか当ててみろと言う。8人だと答える福市に、8人と半分だと答える徳市。その集団には赤ん坊がいるのだった。

徳市は負けず嫌いな性格だった。先程徳市達を抜いて行ったハイキングの集団を追い抜いてやりたいと早足で温泉へと向かう。無理だと言う福市に徳市は、同じ二本足なのだから無理じゃないと言い張る。途中、馬車が二人の間を通る。勘の鋭い徳市は、乗っていたのが東京から来たいい女だと言う。

徳市達の間を通って行った馬車の運転手は、あれは徳市と福市という名前の有名な按摩だとお客に説明する。彼らは瞽で、いつも目の見える人を何人抜いたかで楽しんでいるのだと笑って話すのだった。

按摩と女のあらすじ【承】

温泉地へ着いた徳市と福市。それぞれが違うお客に呼ばれて仕事に向かう。いつもの宿に挨拶を済ますと、女中達が親しげに徳市に話しかけてくる。徳市は、姿が見えなくても声と気配で誰が誰だか分かるのだ。

徳市の呼ばれた部屋には道中で馬車に乗っていた東京の女がいた。三沢美千穂というその女にマッサージを始める徳市。美千穂に色々と質問する徳市だが、美千穂はあまり多くを語らない。肩が凝っている美千穂に、何か悩み事があるのではないかと悟るのだった。

次に呼ばれた部屋には、徳市達を抜いたハイキングの集団がいた。徳市は憂さ晴らしにハイキングが出来ない位強くマッサージするのだった。

一方の福市の方では、若い娘集団に、福市達に抜かれまいと早く歩いたのが原因で足が凝ったのだから安くしろとせがまれていた。

按摩の休憩所で仲間達と会話をする徳市。最近は女の按摩が多いのだと言う。そのおかげで男の按摩が失業してしまうのではと危惧している。

按摩と女のあらすじ【転】

再び美千穂に呼ばれた徳市。しかし、道中で美千穂の気配を感じる徳市。そこには美千穂の姿があった。美千穂は徳市を呼び出しておきながら部屋を出て、どこかへ行ってしまうのだった。按摩達の間で、美千穂は変な女だという噂が流れる。

その頃、美千穂の隣のハイキング集団の部屋で盗難事件が発生する。番頭はその頃部屋にいた美千穂を少し疑うのだった。

徳市はなぜか仕事の依頼を断って別の按摩に振る。美千穂からの依頼を待っていたのだ。しかし、美千穂は馬車で同席していた大村眞太郎という男のもとを訪れていた。結局この日は美千穂からの依頼は来なかった。

翌日、再び盗難事件が発生する。その宿には美千穂もいた。徳市は、二つの事件の時に居合わせた美千穂を疑い始めるのだった。それと同時に、美千穂に惹かれている事にも気づくのだった。

眞太郎は東京へ帰ると美千穂に言う。もう少しのんびりするという美千穂を眞太郎は羨ましがるが、美千穂は悩み事があるだけだと言う。仲良く話す美千穂と眞太郎に、眞太郎が連れてきた親戚の子供は嫉妬する。二人はお互いに意識し始める。部屋に戻った眞太郎は、もう少し滞在しようかと言い出すのだった。

按摩と女のあらすじ【結】

再び眞太郎と会う美千穂。もう東京へは戻らないかもしれないと美千穂は言う。そして、二人の間を徳市が通り過ぎる。

もう一日滞在することに決めた眞太郎。眞太郎が連れてきた子供と仲良くなった徳市は二人で川に泳ぎに行く。そこに美千穂が現れる。なぜ昨夜無視したのかと聞く美千穂。気を使ったのだと答える徳市に美千穂は、そんな関係ではないと返すのだった。結局、眞太郎は何も言わずに美千穂のもとを去って行く。

再び盗難事件が起こる。警察は宿泊客が犯人ではないかと疑い、一斉調査を始めるという噂が流れる。徳市は美千穂を犯人だと思い込み、急いで美千穂を逃がす。逃げた先で徳市は、美千穂が何かに怯えているのを感じていたと言い出す。美千穂は、徳市が勘違いをしていると言う。そして、美千穂は温泉地に来た理由を語り出す。東京である男の妾だった美千穂はそれが嫌になって来たのだった。徳市が感じていたのは、その男が追ってくるのではないかという美千穂の怯えだったのだ。

翌日、美千穂は馬車に乗りどこかへと去って行ってしまうのだった。

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