映画『アーロと少年』あらすじネタバレ結末と感想

アーロと少年の概要:2015年アメリカ映画。ディズニー提供のピクサー制作の映画で、隕石がぶつかっていなかったらという設定の元、臆病な恐竜アーロと少年スポットの心の交流と冒険を描いたファンタジー作品。

アーロと少年 あらすじネタバレ

アーロと少年
映画『アーロと少年』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

アーロと少年 あらすじ【起・承】

今から6500万年昔のこと。
地球にぶつかるはずだった巨大な隕石は、何と通り過ぎてしまう。
その後恐竜たちは絶滅することなく暮らした。

これは、その後の物語である。
場所はギザギザ山のふもと、ここにアパトサウルスの家族が住んでいる。
パパと、ママ、そして三兄弟で一番小さいのがアーロ。
アーロは臆病でパパが教える畑仕事も上手に出来なかった。

ある日、パパはアーロに言った。
畑に植わっている食べ物を盗んでいる悪い奴を捕まえろと。
するとアーロは、罠にかかった小さな少年の姿を見つけた。

自分の姿とは違う生き物の姿にアーロは驚き、そして可愛そうにもなり逃がしてしまう。
そのことに怒ったパパはアーロを連れて少年を追う。
しかし激しい雨が降り始め、増水した川に落ちそうになったアーロの代わりにパパが濁流に飲まれてしまった。

パパがいなくなり、アーロはママを助けるため畑仕事を頑張っている。
すると少年が再び現れた。
アーロはパパが川に流されたのが少年のせいだと思っていたため彼を追うことに。
しかしその途中足が滑り、川に流されてしまう。

気がついた時、そこは知らない場所だった。
食べ物を探すも、アーロは足が岩の下敷きになり抜けない。

翌日、誰かが助けてくれたのか、足が動くようになっていた。
そしてあの少年が木の実を持ってきてくれた。
許せないアーロだったが、お腹が減って仕方なく彼のくれた木の実を食べる。

するとそこに大きな蛇が襲ってきた。
臆病なアーロは逃げ回るが、少年がアーロの盾となり蛇を追っ払ってくれた。
それを見ていたスティラコサウルスがアーロに、勇敢な彼が欲しいという。
名前をつけたら自分のものにするという彼に、アーロは咄嗟にスポットと少年を名付けた。

アーロと少年 あらすじ【転・結】

この日からアーロとスポットは共に旅を始める。
最初はわかり合えないと思っていた二人だったが、一緒にいるうちに何となくお互いの気持ちがわかるようになってきた。

アーロは家の帰り道を探す旅の途中、嵐に遭遇した。
臆病なアーロはテロダクティルの群れがいたため、助けてくれと頼む。
しかし彼らの目的はスポットだった。
アーロは急いでスポットを連れだした。

するとテロダクティルは気がつき追ってくるではないか。
その途中、Tレックスに出会った。
恐ろしい歯の持ち主である彼らもまた、アーロ達を狙っているのかと思いきや、テロダクティルを追い払ってくれる。
そしてアーロ達に帰り道を教えてくれた。

しばらくいくとギザギザ山が見えてきた。
しかしまたテロダクティルの一味が空から襲ってきた。
アーロはスポットを守るが、彼らはスポットを連れて行ってしまう。
必死で探すアーロだったが、雨で足がとられ山から転がってしまう。
そこにパパの姿を見たアーロ。
勇気を出すように言われて気がした。

アーロがスポットを見つけたとき、川の真ん中の木のところにいた。
テロダクティルを追い払ったは良いが、川が氾濫。
スポットは滝壺に向かい流されている。
アーロは勇気を出し川に飛び込みスポットの元へ急いだ。
滝壺に入った二人だったが無事に生還。

翌朝スポットを家族の元へ送り届け、別れを惜しんだ。
そして自分も家族が待つ場所へ帰るのだった。
畑仕事をしていたママはまるでパパが帰ってきたのかと思った。
アーロはこの旅で見違えたのだ。

アーロと少年 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2015年
  • 上映時間:93分
  • ジャンル:ファンタジー、アニメ
  • 監督:ピーター・ソーン
  • キャスト:レイモンド・オチョア、ジャック・ブライト、サム・エリオット、アンナ・パキン etc

アーロと少年 批評・レビュー

映画『アーロと少年』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

大人向けの映画

この映画は子供向けをウリにしているが、実際には大人が楽しむように作られている。
まず冒頭でいきなりパパが川に流されて死んでしまうことだ。
小さい子供にはまだこの意味はわからないだろう。

そしてパパが死んだのはスポットのせいだと思っていること。
人のせいにすることは弱いことだということを全編においてアーロは感じている。
だが行き場の無い気持ちをつい人のせいにしてしまうのだ。
しかし、旅をしていく上で強くなり、その思いは払拭していくのだがこの「パパが死んだ」という気持ちがこの物語の要である。

子供が見るよりも大人が見た方が親子の関係性をよりリアルに見ることができるため、じーんとくる。
そして人のせいにしないとやりきれない思い、それに対する弱さへの葛藤が痛いほど伝わってくるのだ。
ファンタジーではない、実は現実社会の厳しさを表現している。

思っている以上に恐竜映画

CMなどで目にする本作品の宣伝は、少年と恐竜アーロの友情である。
もちろんそれに間違いはないが、思っている以上に恐竜映画であることは想像しておいた方が良い。
頭から最後まで恐竜に妨害されながら、恐竜に助けられ、恐竜に襲われる。
まさにディズニー映画ダイナソーのピクサー版といった感じである。

臨場感溢れる映像

本作品の見所はピクサーが力を入れた背景の臨場感である。
恐竜の物語であるだけに、川やサバンナ、森に至るまでスケール感を出さなければならない。
それを見事にやってのけている。

特に最後のシーンで、川の真ん中に取り残されているスポットを助けに行くアーロが水に飛び込むシーンはリアルすぎて目を見張った。
水の粒や重い感じが細部に渡り表現されていて、滝壺に落ちてしまう恐怖感を感じることも出来た。

アーロと少年 感想まとめ

ピクサーの映画は凄い。
小さな子供を映像で夢中にし、大人をストーリーで夢中にする。
年齢層を問わず人気になるという本当の意味を教えてくれる作品が多い。

本作品は映像の綺麗さに力を入れたのだろう。
スポットとアーロが蛍に感激するシーンは印象深い。
今までのピクサーとはひと味違う、見た目のビジュアルの壮大さに力を入れた感がひしひしと伝わってくる。

それとは反対に物語の内容は現実的で、人のリアルな感情の動きを描いている。
幻想的なファンタジーかと思いきや、シビアで現実社会の厳しさを教えてくれるような作品である。

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