『アバター(2009)』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

世界興行収入歴代1位を記録した特大ヒット作。3D映画の魁として大いに注目を集めた。監督は『タイタニック』のジェームズ・キャメロン、脚本はジェームズ・キャメロン、そして彼と『タイタニック』でタッグを組んだジョン・ランドー。

あらすじ

アバター(2009)』のあらすじを紹介します。

惑星ポリフェマスの衛星パンドラが舞台となる。熱帯雨林のような密林に覆われ、磁力の影響で神秘的な地形と美しさを持つ星の地下には、アンオブタニウムという希少な鉱物が眠っていた。人類は地球のエネルギー枯渇問題解決の鍵としてアンオブタニウムを狙い、パンドラへ進出する。
パンドラにはナヴィという生物が先住しており、人類の提案に全く耳を貸さなかった。人類は人類とナヴィのDNAを組み合わせた人工生命体を創造し、アバターとしてナヴィとの接触をはかった。これをアバター計画という。

しかし、ナヴィは全く耳をかさない。現状の生活に満足している彼らは、アバターの提案を聞き入れる理由がなかった。
ある日、元海軍兵のジェイクは、アバター計画への参加を誘われる。彼の死んだ兄はアバターの捜査員だった。兄とは一卵性双生児のためDNAが一致し、今すぐにでもアバターを操作することが可能だったのだ……。

評価

  • 点数:50点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★★★
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★★★

作品概要

  • 公開日:2009年12月23日
  • 上映時間:162分
  • ジャンル:SF
  • 監督:ジェームズ・キャメロン
  • キャスト:サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガニー・ウィーバー、スティーブン・ラング、ミシェル・ロドリゲス etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『アバター(2009)』について、考察・解説します。※ネタバレあり

いま見てもしょうがねえ

本作は映画における3D技術を世界中に見せつけるために製作された映画です。だから、3D搭載型テレビを所有している人以外は見てもしょうがないよこんなもの!
というのが本音です。確かに物語も面白いけど、狙いは3Dの普及にあったわけですからね。今や携帯型ゲーム機も3Dだ、テレビも3Dだという時代に突入しています。テレビの3Dはコケましたけど、本作が残した功績は計り知れません。

娯楽作の天才ジェームズ・キャメロンだからこそ実現した3D技術のテクニックやそれに適した物語の設計がなければ、3D技術の進歩は遅くなっていたかもしれません。
だから、もう3Dが溢れかえっている世の中で本作を見る場合、二葉亭四迷・山田美妙・尾崎紅葉の言文一致の試みを温かい目で読み返すような気分で見なければいけません。物語自体は傑作といえるほど面白く無いんだから、ここに注目して見ましょうよ。
3D環境のない人は、「あっ、ここ3Dだと面白そう!」とか考えながら見ないと、何のために時間を浪費しているのかわからなくなります。

本作は普通の映画ではありません。特定の楽しみ方を押し付けられた映画なんです。コスプレして、一緒に歌って踊りながら大騒ぎする楽しみ方が推奨される『ロッキー・ホラー・ショー』みたいなもんですよ。

まとめ

作品自体は大したことはない!『タイタニック』とどっこいのレベルだ!と思っています。近年のジェームズ・キャメロンはあまり好きではないんですよね。マイケル・ベイほどではありませんが。

『エイリアン2』みたいな手に汗握る超娯楽作なら、3000億円みたいなケチな興行収入じゃなくて、もっともっと増えたかもしれないのに、と思うとやるせなくなります。技術進歩は気に喰わないけど、話は面白そうだから見に行くかなぁ……という層も呼び込めたのに。
本作を今見てもしょうがありませんよ。ブルーレイで見てもしょうがない。映像美ではなく、飛び出す映像がウリだったんですから。飛び出す絵本の平面版を見るようなもんです。だから、『エイリアン2』を見ましょうよ。ジェームズ・キャメロンの大傑作です。

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