『美女と野獣(1991)』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

フランスの民話を元に製作されたディズニー・アニメ。アニメ映画史上初のアカデミー賞作品賞にノミネートされた作品である。監督はのゲーリー・トゥルースデイル、脚本は『ライオン・キング』のリンダ・ウールヴァートン。

あらすじ

美女と野獣(1991)』のあらすじを紹介します。

森の城に住む王子は、性格が悪く、傲慢だった。夜中に訪ねてきた老女の頼みを断ったことで呪いをかけられてしまい、醜い姿(野獣)に変えられてしまった。女性との「真実の愛」を見つけなければ、呪いは解けない。
それから十数年が過ぎ、発明家の娘、ベルは街一番の美貌を持ちながらも平凡な暮らしに満足できず、ガストンというイケメンに求婚されることに辟易していた。
そんなある日、ベルは愛馬フィリップが父・モーリスを乗せずに帰ってきたことに不安を覚え、父を探すために森の奥の城へやってきた。彼は野獣によって捉えられていた。ベルは野獣に自身と引き換えに父を引き渡すよう要求し、野獣はそれを受け入れた……。

評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:1992年9月23日
  • 上映時間:84分
  • ジャンル:ファンタジー
  • 監督:ゲイリー・トルースデール、カーク・ワイズ
  • キャスト:ペイジ・オハラ、ロビー・ベンソン、リチャード・ホワイト、レックス・エバーハート、ジェリー・オーバック etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『美女と野獣(1991)』について、2つ考察・解説します。※ネタバレあり

短い上映時間にテンポの良い演出=名作

最近の映画は上映時間がムダに長過ぎる!どうでもいいドラマパートがダラダラダラダラと続く映画ばかりでウンザリしてしまいますが、『美女と野獣』の上映時間はたったの88分。ディズニーの卓越した演出によってとてもテンポの良い映画に仕上がっています。これだけでも高評価できますね。
名匠はムダなシーンを作りません。本作の監督は本作以降監督を務めた映画がないので、製作陣が非常に優れていたということなのでしょう。ムダの少ないストーリーテリングは爽快感があり、もっと見たい!と思わせてくれます。
「面白かった!もっと見たい!」と思わせてくれる映画こそ名作。「面白かったけど、もういい」と思わせるトランスフォーマーシリーズとは真逆ですね!

強いヒロインの元祖

前作『リトルマーメイド』の結末が批判を読んだため、本作のヒロイン・ベルは自分の意志で行動するタイプの女性です。ディズニーヒロインは受け身受け身で魅力にかける事が多かったのですが、本作以降は強いヒロインがメインとなり、作品に面白みが増しています。
さらに、本作のテーマは「見た目だけが全てじゃない」ということ。これは多くの人を救ってくれるテーマですよね。広く支持されるのは当然だろう、というアプローチ。素晴らしい映画だと思います。

まとめ

ディズニー映画の中でトップレベルの作品です。受け身ヒロインに飽き飽きしていた観客を興奮させたベルの決断。さすがディズニーは同じことばかり繰り返さない!マイケル・ベイとは違う!
とはいえ、ディズニーですらステレオタイプのヒロイン像を50年以上続けてきたのですから、不思議ですね。それだけ女の子たちに受けが良かったんでしょうけど、つまらんだろ、受け身のキャラクターは。物語を引っ張れないキャラクターが物語の中心にいながらある程度の作品を生産し続けてきたディズニーはやっぱり凄いですね。
近年、再びディズニーがヒット作を連発するようになってきていますけど、強いヒロインばかりですよ。本作が成功したおかげです。今後も続けて欲しいですね。ある程度突き詰めてから、別のヒロイン像を探していただきたいです。

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