『ボーン・コレクター』あらすじとネタバレ映画批評・評価

ボーン・コレクターの概要:原作は同名小説の1999年アメリカ映画。デンゼル・ワシントンとアンジェリーナ・ジョリー主演で脊柱不随となった主役が相棒と共に難事件を解決していく。

ボーン・コレクター

ボーン・コレクター あらすじ

映画『ボーン・コレクター』のあらすじを紹介します。

4年前、殺人事件の被害者検証の最中に頭上から鉄の塊が落ちてきたせいでライム刑事(デンゼル・ワシントン)の四肢は麻痺し、体で動かせるところは首から上と左手の薬指一本だけ。そんな絶望の毎日を生きている彼は、友人の弁護士に安楽死をさせてもらうことを約束していた。

ある時、不動産王の夫婦が早朝に空港から自宅に向かおうとタクシーに乗り込んだ。そのタクシーは黄色いキャブでバックミラーに不気味な人形を吊っている車だった。しかしその後ある少年からの通報で、不動産王の夫は惨殺死体で発見され妻は連れ去られていることが判明。2人の刑事はライムの病室を訪れこの難事件の解決の協力を仰ぎに行く。それはライムが事件前は犯罪と鑑識のスペシャリストだったからだった。

最初は断っていたライムだが段々と捜査に興味を持ち、現場を最初に見た女性刑事アメリア(アンジェリーナ・ジョリー)に協力するよう要請する。

その後まだ生きていた不動産王の妻が殺害され、デート帰りの男性がタクシーに連れ去られた後死体が発見されるなど連続殺人事件に発展。どれも殺害の仕方が猟奇的であった。
アメリアにベッドの上から指示し捜査させるライム、だが捜査はうまくいかない。
そんな時猟奇的殺人に注目したライムは、1900年代に書かれた猟奇犯罪の本通りに殺害計画が実行されていることに気がついた。

そして最後の殺害計画のターゲットがライム自身であることがわかってしまう。
そして来たるクライマックスはベッドの上でしか動けないライムがついに襲われてしまう。犯人は心電図技師のリチャードであった。

彼はライムに個人的に恨みを抱いておりこの殺害計画に至ったと告白する。
そしてリチャードがライムの胸にナイフを突き刺そうとしたその時、アメリアが銃を構え病室に入ってきた。
アメリアのおかげでライムは助かり、その後お互いいつのまにか大切な存在となっていたのだろう。アメリアと仲間の警察官に囲まれたクリスマスのその後が描かれている。

ボーン・コレクター 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2000年
  • 上映時間:117分
  • ジャンル:サスペンス
  • 監督:フィリップ・ノイス
  • キャスト:デンゼル・ワシントン、アンジェリーナ・ジョリー、クイーン・ラティファ、マイケル・ルーカー、マイク・マッグローン etc…

ボーン・コレクター 批評 ※ネタバレ

映画『ボーン・コレクター』について、3つ批評します。※ネタバレあり

恐怖が身近な映画

映画自体は良く出来ている。
原作が小説というだけあってストーリー構成もうまく、鑑賞者が徐々に物語の恐怖を感じるように出来ている。
最初は他人事であったタクシーの殺人事件も、身近なことのように思えてくる描写がこの映画の魅力だろう。そして次の殺人事件がまるで自分に身に起きたかのような錯覚に陥り、被害者の無事を本気で願ってしまう。
惨殺されるシーンは酷く目を覆いたくなるほど、しかし同じような種類の映画よりもリアルで撮影技術の高さがうかがえる。

そして舞台はNYではあるが、タクシーは今や世界共通のもの。タクシーでこんな事態に巻き込まれたらと想像するだけでぞっとする。
この誰でも乗ることが出来る手軽な乗り物がより一層恐怖感を煽るのである。

キャストのチョイスが見事

デンゼル・ワシントンを主役に起用したのが成功につながったのでは。
彼の実力は世界が認めるほどで、このようなシリアスな役をやらせるのには適役である。
特に体を全く動かすことができないため、表情とセリフで見せなくてはいけない難役を違和感を感じさせず演じきったのはさすが。
この映画で彼の映画をちゃんと見たという人も多いのではないだろうか?

鑑賞するタイミングで感想が変わる映画

原作も映画も面白くキャストも問題ない。
しかしこの映画は他の作品より感想が二分化しやすいのが特徴である。
鑑賞したタイミングによるのではないだろうかと思う。

公開当時に劇場で見た人はこの映画に驚き、印象に残る映画になったという人は多いに違いない。
しかし、時間が経過した後鑑賞した人は「よくある映画だ」という感想を持つひとが多い。
2000年以降は映画の技術がより発展し、ミステリーやサイコサスペンスといったジャンルがより人気となった。
この種類の映画に慣れてしまっているとなんて地味で全体的に暗い映画だろうと思う人もいるはず。

まとめ

猟奇的なサスペンスは何故かいつの時代も人気がある。
ハンニバルが良い例で、サイコ的な要素は映画好きを魅了するポイントなのか
もしれない。
またこのようなただのサイコパス映画ではなく、主人公のバックグラウンドもしっかり描けている刑事ものは特に人気がある。
この刑事の苦悩がしっかり描けているからこそリアルで魅力的なのだ。
また相棒が女性刑事という設定も色々な展開を期待する楽しみがある。この先のロマンスもそのひとつ。
実際この映画のラストは2人の幸せな今後の人生を想像させるようになっていて、「やっぱり」と思わず嬉しくなってしまう。
最初に主人公の絶望的な人生を描いているからこその繋がるラストであるだろう。

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