『デイ・ウォッチ』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

2006年のロシア映画、日本では2008年に公開された。光と闇の異種(アザーズ)の攻防を描いた「ナイトウォッチ」の続編。監督は前作に続きティムール・ベクマンベトフ。

あらすじ

デイ・ウォッチ』のあらすじを紹介します。

“いつか夜が昼を凌ぐ時新しい偉大な異種が現れ世界は闇に沈む、唯一世界を救えるのは不思議な運命のチョーク”そのチョークは難攻不落の砦にあった。砦は迷路になっていて中に侵入することができても迷路の中で迷い死んでしまうのだという。

ある時名将ティムールが中に入ろうとしていた。どう攻めようかと迷路が書かれた紙を指でなぞっていて穴を開けてしまう。それを見て突如ひらめいたティムールは砦に侵攻し見事にチョークを手に入れるのだった。

2006年アントンの息子イゴールは闇の側につき、災いを招く乙女スヴェトラーナ・ナザロワは光の側についていた。ナザロワはアントンの下で「ナイトウォッチ」としての訓練を受けていた。

その頃人間の老女が何者かに連続して襲われる事件が起こっていた。事件発生の連絡を受け現場へ向かうアントンとナザロワ。犯人を見つけたナザロワはひとりで追いかけ異界へと入ってしまう。異界から引き戻そうとするアントンの目に帽子を剥ぎ取られた犯人の顔が写る、それは息子イゴールだったのだ。

帽子を証拠として押収されてしまった、このままでは犯人が割り出されてしまう。捕まれば死刑は免れない、そこで闇の王ザヴロンは親子の情愛を利用することを思いつく。ザヴロンの巧妙な罠にはまっていくアントン。

アントンは真犯人を見つけ出すことができるのか、そして運命のチョークの行方は・・・

評価

  • 点数:50点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2018年2月16日
  • 上映時間:131分
  • ジャンル:ファンタジー
  • 監督:ティムール・ベクマンベトフ
  • キャスト:コンスタンチン・ハベンスキー、マリア・ポロシナ、ウラジミール・メニショフ、ガリーナ・チューニナ、ビクトル・ベルズビツキー etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『デイ・ウォッチ』について、2つ考察・解説します。※ネタバレあり

運命のチョーク

この映画の中に出てくる重要なキーアイテム“運命のチョーク”とは何か?

簡単にいうとどんな願いも叶えてくれるチートなアイテムです。アントンはわざわざティムールの墓まで行ってチョークを探そうとしますがオリガにそこにはもうないと言われます。60年前に自分が発掘に行った時はなかったというのです、ゾアルに忠告されたのに墓を暴いてしまったと話すオリガの言葉にアントンはハッとします。ゾアルはティムールの右腕と言われた人物なのですがその名前どこかで・・・

慌ててモスクワに引き返して行きつけの料理屋さんでベロベロになりながらチョークをくれと店長に頼むとハイと黒板のチョークを手渡されます。これじゃなくて運命のチョークをと頼むアントンにそれがそうだよと何とも軽いノリで答える店長。こんなすぐそばにあったんです。

光と闇どちらが欠けても世界は終わる

物語の後半でついに光のナザロワと闇のイゴールが戦ってしまいます。イゴールは父親に傍にいて欲しくて、ナザロワは愛する人を手に入れたくてアントンの引っ張り合いに。そんな昔話のような展開でモスクワの街は瓦礫の山と化してしまいます。

運命のチョークで1992年のあの“妻と男を別れさせ、胎児を殺そうとした”時に戻ったアントンは人間的に解決しますと言って出て行った後、街でナザロワとすれ違います。その後ろのベンチでゲットーとザヴロンが楽しそうにアントンがナザロワに気づくかどうかを賭けています。

光と闇は表裏一体でどちらがなくても世界は終わってしまう、光と闇が対立するのではなく共に手を携えていくことが大事だと気づいたのかもしれませんね。

まとめ

前作よりパワーアップした映像には素直にすごいなと思いました。ですが人物の描き方が残念。アントンは相変わらずここぞという時にベロベロに酔っているし、ナザロワは駄々っ子のようにしか見えませんでした。前作では医師という設定でしたのでしっかり女性として描かれていたと思います。それが今回は唇を噛み締めてべそをかいたり、大騒ぎしたりするので驚いてしまいました。成人女性のそういう姿はけっこうきついです。

原作はまだ続きがあり、当時続編のうわさもあったようですが、「デイ・ウォッチ」のラストを見る限りもう作られることはないかなと思います。ちょっと分かりにくかったのですがハッピーエンドっていうことでいいんですよね?

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