映画『デイブレイカー』あらすじネタバレ結末と感想

デイブレイカーの概要:2008年の映画で、アメリカとオーストラリアの合作映画。ヴァンパイアが全人口の9割以上を占めることになった世界で、食料となる血液開発と、人間に戻る方法を追求するエドワードの物語である。

デイブレイカー あらすじネタバレ

デイブレイカー
映画『デイブレイカー』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

デイブレイカー あらすじ【起・承】

2019年。始まりは1匹のコウモリだったと言える。
そのウィルスにより人口の95%が不老不死となってしまった。
しかし、彼らは人間の血を飲む事でようやく生きていられると言うヴァンパイアとなってしまった。
人間は5%しか居ない為、ヴァンパイア達は食糧難である。
ヴァンパイア達は不老不死と言えども、長時間血をもし飲まない場合は、餓死するのではなく「サブサイダー」と言うコウモリの様な羽根の生えた怪物状態となってしまう。
前頭葉が破壊され、凶暴化してしまうモンスターである。
しかも、もし同胞であるヴァンパイアや、自分の血を飲んでしまった場合は、サブサイダーになる速度が速まる事になり、そこの事が社会問題となりつつもあった。

ヴァンパイアのエドワード・ダルトン(イーサン・ホーク)は、製薬会社に勤務しているエリートで、そこで食料となりうる「人間の代用血液」の開発に携わっていた。
開発中の代用血液では、ヴァンパイア達の拒絶反応を起こしてしまうなど、なかなか実用までに至らない日々。
この会社には人間を飼育する部屋もあり食料難を解決すべく向き合っているが、絶対数少ない人間を家畜化しての血液採取は絶望視されていた。

エドワードは人間の血を飲み続ける事に嫌悪を抱いていた事も動機で、代用血液の開発に携わっていた。

ヴァンパイアの世界とは言え、普通に車も走り、仕事もし、あまり表面上は人間と変わらない生活ではある。

ある日、車で帰宅中のエドワードは、猛スピードで走ってきた対向車との事故に巻き込まれ、様子をのぞくと中には人間が。
クロスボウを突きつけられたエドワードだが、人間達をかくまい、事故に集まった警官には嘘を教えて追い払う。
無事うまく人間を逃したエドワードだが、その内の1人、オードリー・ベネット(クローディア・カーヴァン)は車の中にあった身分証を見てエドワードの家を訪ねるのだった。

デイブレイカー あらすじ【転・結】

「1人で来い」と言うメッセージを見て、太陽光対策をして草原へと来たエドワード。
そこでライオネル・コーマック(ウィレム・デフォー)=通称エルビスと言う人間が現れ、「元人間」と言う。
交通事故にあった際、太陽光を浴びて死んでしまう直前に川に落ちたら人間へと戻っていたと言う話なのである。エドワードは人間と共に、人間へと戻る方法の研究を始める。

人間達の隠れ家的な場所に連れられたエドワード。
皆と話を聞きながらワイン発酵タンクを使い、研究や実験を進めて行く。
軍隊に所属するエドワードの弟のフランキーは兄の監視や連れ戻す事を命令される。
そんな中で、隠れ家が軍隊に包囲されてしまい、山小屋へと移動。

エドワードはエルビスとオードリーと密かに残り、自ら体を張って実験に臨む。
研究に成功し、押しかけてきた軍隊からも無事に隠れる事が出来た。
サブサイダー狩りも始まり、街は緊張状態に。

無事に人間へと戻るが、山小屋に向かうと皆殺しにされていた。
仕事仲間のクリスに「人間に戻る方法」を伝えに行くと相手の裏切りにあってしまい、オードリーが捕獲されて連れて行かれてしまった。
後を追うエドワードとエルビスは扉を開けた部屋でサブサイダーと遭遇。

その時、弟のフランキーによって助けられたが、飢えていたフランキーは思わずエルビスに噛み付いてしまう。するとフランキーは人間に戻ってしまった。
元ヴァンパイアである人間の血を吸う事で人間に戻れると言う事が判明する。

製薬会社にオードリーを助ける為向かったエドワードは、人間を辞めたいと社長を騙し、見事彼に噛み付かせ社長を人間に戻す事に成功する。
エレベーター内で拘束され、社長は駆けつけたヴァンパイアの軍達に食いちぎられるのだった。助けにきたフランキーと一緒に逃げようとした際、駆けつけた軍隊の餌食となってフランキーは死亡。

しかし、噛み付いた軍人達はどんどん人間に戻っていく。
その中で、射殺し出したのは、治療法は必要ないと言い切るクリス。
間一髪駆けつけたエルビスにより、矢で打ち抜かれクリスは死亡。
また新しい日が昇るのだった。

デイブレイカー 評価

  • 点数:90点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2009年
  • 上映時間:98分
  • ジャンル:アクション、サスペンス、ホラー
  • 監督:マイケル・スピエリッグ、ピーター・スピエリッグ
  • キャスト:イーサン・ホーク、ウィレム・デフォー、クローディア・カーヴァン、マイケル・ドーマン etc

デイブレイカー 批評・レビュー

映画『デイブレイカー』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

各登場人物達の美しさ

イーサン・ホークの端正な姿が、人外であるヴァンパイアの世界で馴染んでいる。
人間に戻った時は素朴なイメージで、ヴァンパイア時にはミステリアスでと言う表現が美しく感じる。
彼以外のヴァンパイア達も、どこか動作の1つ1つに、人間くささが出ないような努力をしている様に感じる事ができる為、振る舞い方をよく注視すると倍楽しめる気がする。
少しうつろな瞳や、タバコをくわえる姿もアンニュイさが漂い、黒い闇の雰囲気と良くマッチしている。
世界観が上手に出ていると感じるので、ヴァンパイア好きの人にはたまらないであろう演出と言えるかもしれない。
電車のホームの地下にコウモリの様に変化したサブサイダー達が存在すると言う環境が、この世界の不気味さを際立たせており、細かい設定まできちんと作られている様子が伺える。

見所はたくさん

細かい設定もきちんとされている世界観だが、見所は意外とアクションの派手さでもある。
サブサイダーの動きの巧妙さや、強さ、ヴァンパイアが一撃で壁に吹っ飛ばされてしまうなど注目である。
サブサイダーの醜悪さの恐怖や強さは圧倒されて見ごたえ十分である。
研究を進めるだけの淡々とした動きだけでなく、実際に身体を張って実験するなどサスペンスの様な進み方もする。
また、製薬会社で人間とヴァンパイアの間を餌食となり彷徨いながら襲撃されていく社長の姿も残酷ながら必見である。
首を切られてしまったり、血が噴出すなどグロテスクな表現も少なくないので注意しながら楽しむと良い。

デイブレイカー 感想まとめ

グロテスクで、残虐性有るシーンは少なくないが、その分ヴァンパイアらしさが新しい感覚で表現されていて観ていて飽きない。
ヴァンパイア社会も色々皆の役割があるのだなと感じる世界観が面白い。
あれだけ食糧危機の恐怖があるなら普通に仕事をしている場合なのかとつっこみたくなる部分もあるが、そう言う点も少し血液を売る売店のシーンなどで表現している。
モノクロの様にシックに作られているヴァンパイア達の世界観だが、不思議と彩りや、性格、彼らの特徴全てが美しく感じる。
登場人物達も、人間、ヴァンパイアそれぞれがそれぞれの「臭み」をスマートに表現しているのが素晴らしいと感じる。

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