映画『伝染歌』あらすじ・ネタバレ結末と感想

伝染歌の概要:2007年に公開されたホラー映画で、「着信アリ」と同様に秋元康の原作。AKB48のメンバーが多く出演している。歌ったら自殺する「伝染歌」の謎を、三流雑誌記者と女子高生が追っていく。

伝染歌 あらすじ

伝染歌
映画『伝染歌』のあらすじを紹介します。

一家無理心中の生き残りでもある女子生徒あんずは、クラスメイトの香奈の自殺の現場に遭遇してしまう。
彼女の自殺の原因がいじめではないかと探るマスコミに混ざり、怪しげな雑誌「月刊MASAKA」の記者、陸と太一の姿もあった。
人を自殺へ誘う“伝染歌”の謎を探るため、自殺を遂げた香奈の取材をしようとする2人。
そこへ、香奈の幼馴染の朱里が現れる。

陸と太一、そして朱里は香奈のパソコンを調べ、自殺ウォッチャーのコウジに行き当たる。
あんずと友人たちは、香奈の彼氏に話を聞こうとする。
加奈の彼氏コウジの自宅で陸たちとあんずたちは鉢合わせし、自殺していたコウジを発見。

その後、月刊MASAKAの編集長の提案で、陸、朱里、あんず以外の全員が伝染歌と呼ばれる「僕の花」を歌い、太一が警察署で拳銃自殺。
翌日、学校で話をしていたあんずと校長の目の前で、担任教師工藤とあんずの友人キリコが自殺。

事態を重く見た陸は、強力な霊能力者エンマさんに助けを求め、自分の実家の旅館にあんずたちを避難させる。
その頃、月刊MASAKAの編集部の面々は、太一の弔い合戦のために全員で「僕の花」を歌って、自殺の謎を解こうとしていた。

伝染歌 ネタバレ結末・ラスト

編集部の調べで、「僕の花」の関係者は一人を残して全員亡くなっているとわかる。
霊能力タレントのジェイク方丈が生き残りで、プロデューサーとして関わっていた五井道子の「僕の花」を、屋良弥生のデビュー曲として勝手に発表。
自分が作った歌を奪われた道子は、弥生のコンサート当日に投身自殺した。

一方、陸たちはエンマさんに会い、2つの道を選択させられる。
無事に東京まで帰れる道を選ぶ友人たちと別れ、真実を知る道を選択したあんず、朱里、陸は、出口の見えないトンネルの中で、自殺を繰り返す道子の幽霊に遭遇する。
しかしそれは幼いあんずを助けるため、無理心中を迫る彼女の父親を止めるための行動で、自殺ではなかった。
あんずの活躍により、自殺しようとしていた友人たちも正気に戻る。

しかし、出口の見えないトンネルの中で一人の子が狂ってしまう、というエンマさんの忠告どおり、陸が不気味な表情を浮かべていることに朱里とあんずは気付いていなかった。

伝染歌 評価

  • 点数:35点/100点
  • オススメ度:★★☆☆☆
  • ストーリー:★☆☆☆☆
  • キャスト起用:★★☆☆☆
  • 映像技術:★★☆☆☆
  • 演出:★☆☆☆☆
  • 設定:★★☆☆☆

作品概要

  • 公開日:2007年
  • 上映時間:127分
  • ジャンル:ホラー
  • 監督:原田眞人
  • キャスト:松田龍平、伊勢谷友介、阿部寛、木村佳乃 etc

伝染歌 批評・レビュー

映画『伝染歌』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

まとまりのないストーリー

歌うと全員自殺したくなる“伝染歌”のはずが、歌に関係のない担任教師工藤がキーパーソンのように自殺したり、女子トイレ盗撮がバレた校長が自殺しようとして、あんずが道子説得に成功すると自殺をやめるという、穴だらけのストーリー。
結局は自殺したい人が口にしてしまう歌だという結論を出しているが、コウジの遺体の画像に道子の幽霊が写っている理由は謎のまま。
「僕の花」の関係者で亡くなった人たちが、事故死した弥生以外は全員自殺、という偶然も出来過ぎの設定。

肝心の最初の自殺や、伝染歌というキーワードが出るまで時間がかかりすぎている。
「月刊MASAKA」編集部員たちがサバイバルゲームを行うシーンも、休憩中の会話以外は本編に全く関係ないため、進まないストーリーにイライラさせられてしまう。

トライアスロン部だけでも最初に自殺する香奈を含めて7人、途中でマネージャーのキリコが自殺するものの、香奈の幼馴染の朱里が混ざって結局6人で動くという多さ。
中心になるのはあんずと朱里だが、常に大人数で行動するのは見ていて疲れてしまう。

AKB48のプロモーションムービー

本編に必要のない描写やシーンが多く、AKB48のステージを丸ごと流すシーンには意味が見いだせない。
学校ではしゃぐ生徒のシーンも長すぎるし、ストーリーとは何も関係がないため、謎のシーンになってる。

ホラー映画というよりも、AKB48のプロモーション映画に見えてしまう。

陸役に松田龍平、傭兵も経験している太一役に伊勢谷友介、あんずの叔母役には木村佳乃、キーパーソンのジェイク方丈役には阿部寛といった演技派俳優が揃っている。
しかし味を出し切れていなかったり、出演シーンがほとんどなく、もったいないだけの映画になっている。

伝染歌 感想まとめ

ホラー映画というよりも、アイドルグループAKB48のためのプロモーション映画に近い作品。
ストーリーとは関係なくライブ映像やAKB48の楽曲が1曲丸ごと流れるため、伝染歌というキーワードが出てくるまでに20分近くかかる。

「月刊MASAKA」の記者たちの会話に「まさか!」と思ってしまう都市伝説や噂の類が入っているのは、どことなく面白味がある。
だが、癖の強い俳優を多く使っているにも関わらず、持ち味がほとんど生かされていない。

出口の見えないトンネルで一人の子が狂ってしまう、というラストは、エンマさんから見たら陸も“一人の子”に当たると考えれば納得できるが、それが伝染歌とは全く関係ないので意味がわからない終わり方になっている。

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コメント

  1. 通りすがり より:

    この映画より酷い自称ホラー映画といえばジョーズ・イン・ジャパンぐらいしか自分は思いつかないですね、それぐらい底辺レベルの映画でした。
    話がわかりづらい上に必要ないシーンが本当に伏線も何もなく必要が無いためホラー映画としてよりただのプロモーション映画になってること、
    AKBグループの演技力の無さ(死体見て驚くシーンは笑ってるようにしか・・・)、その他数々・・・
    自分はかなり昔に見ましたが、未だに(酷い作品として)覚えているという意味ではすごい作品です。