映画『ドライビング Miss デイジー』あらすじとネタバレ感想

ドライビング Miss デイジーの概要:1940年代から70年代までのアメリカを舞台に、ユダヤ系老婦人と、彼女の運転手を務める黒人男性の交流をユーモラスに描いたヒューマンドラマ。

ドライビング Miss デイジー あらすじ

ドライビング Miss デイジー
映画『ドライビング Miss デイジー』のあらすじを紹介します。

1948年のアメリカ、ユダヤ系老婦人のデイジーは裕福な家を持ちながらも、自分で車を運転して出かけようとする。しかし、歳と共に衰えると運転を誤ってしまう。そんなデイジーを見た息子は運転手を雇うように勧めるが、デイジーは反対する。そんな彼女の反対をよそに、初老の黒人男性であるホークが運転手として雇われる。

ホークの運転はしっかりしたものであったが、デイジーは彼を拒絶する。デイジーは運転手を雇い、車を運転させる自分が嫌味な成金であると思われるのを避けたかったのだ。最初は仕方なく、ホークが運転する車に乗るデイジーだったが、段々とホークの人柄や真面目さを信じるようになる。互いに交流していくうちに、元教師でもあるデイジーは文字が読めないホークに読み書きの勉強を教えたりする。

しかし、当時のアメリカは黒人差別が根強く残り、ユダヤ人も差別の対象とされていうのであった。黒人差別を行う団体KKK(クー・クラックス・クラン)による黒人だけではない、ユダヤ人への迫害行為。マーティン・ルーサー・キング牧師による差別に関する説教。そんな時代、環境の中で二人は様々な人種による偏見を感じるのであった。

やがて、デイジーは年を取り、認知症になってしまうのだが…。

ドライビング Miss デイジー 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:1989年
  • 上映時間:99分
  • ジャンル:ヒューマンドラマ
  • 監督:ブルース・ベレスフォード
  • キャスト:ジェシカ・タンディ、モーガン・フリーマン、ダン・エイクロイド、パティ・ルポーン etc

ドライビング Miss デイジー ネタバレ批評

映画『ドライビング Miss デイジー』について、感想批評です。※ネタバレあり

二人のユーモラスなやり取りと演技に注目

ジェシカ・タンディ演じるユダヤ系老婦人のデイジーと運転手として雇われたモーガン・フリーマン演じる黒人のホーク・コバーン、2人のユーモラスなやり取りや交流はこの映画の見どころです。最初はホークを嫌がっていたものの、段々と信頼していくようになるデイジーの心境の変化ややり取りというものが映画の中で丁寧に描かれています。決して派手な展開や刺激的な場面があるような作品ではありませんが、二人のユーモラスなやり取りとそこから生まれる展開が、映画全体を支えています。この二人のやり取りを演じるのは名優二人の演技があってこそ、だと映画を見て感じます。1989年度の第62回アカデミー賞で主演女優賞をジェシカ・タンディが、1989年度の第47回ゴールデングローブ賞では主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)をモーガン・フリーマン、主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)をジェシカ・タンディが受賞したことはこの映画の中で演じた役が高く評価され、映画の中の魅力であったからでしょう。

映画の中で描かれる二人のやり取りや、それを演じた俳優、その様な映画を制作したスタッフ、全ての人々の努力により、映画全体に気持ちがいい雰囲気が流れているのです。

映画の中で描かれる差別

映画の中では当時の時代の様々な差別が描かれています。これはこの映画や、映画の中で描かれる登場人物の事を語るうえでも欠かせない要素です。そんな現実的な要素がる中で映画の中ではどの様に描かれ、登場人物たちの行動ややり取り、考えに影響を与えていくのか、ということはフィクションである映画を見る上での魅力的な面です。物語の中で、普段住んでいる州を越えてしまえば、そこは人種差別が未だ根強く残る地域であり、法律においても人種差別が肯定されている場所となってしまいます。警察官からは怪しく見られ、対応されます。KKKによる爆破事件や、キング牧師の説教を聴こうとすると、後ろ指を指される現実など、様々な課題に直面します。現代においても様々な人種間の問題が巻き起こり、人種のるつぼとまで呼ばれる多人種・他民族の国、アメリカにおいては差別というのは極めて身近な問題であり、避けては通れない問題です。そんなアメリカにおいてはデイジーもホークも、ユダヤ人や黒人という少数派であり、差別される対象なのです。そんな二人だからこそ、交流していき、お互いを理解し合えたのかもしれません。人種差別の波から離れた場所で二人は個人として信頼し合い、やり取りをするのです。差別という波に惑わされない、人間同士の交流を描いた作品です。

感想まとめ

ゆったりとした映画のテンポと二人のやり取りのユーモラスさが見ていて面白い作品です。この映画の中で描かれるのは人種差別から離れた人間同士の交流です。映画全体を流れる緩やかなテンポは見ている人の心を癒します。ゆったりと映画を楽しみたいとkに良いのではないでしょうか?

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