『ディアトロフ・インシデント』あらすじ感想とネタバレ映画批評・評価

ディアトロフ・インシデントの概要:2013年のレニー・ハーリン監督のフェイクドキュメンタリー形式のホラー映画。ウラル山脈で実際に起こったディアトロフ峠事件をテーマに、ドキュメンタリー映画を作ろうとした5人の大学生の恐怖を描いた。

ディアトロフ・インシデント

ディアトロフ・インシデント あらすじ

映画『ディアトロフ・インシデント』のあらすじを紹介します。

アメリカの大学生5人が、”ディアトロフ峠事件”のドキュメンタリー映画の撮影中、雪山で行方不明になる事件が起こって撮影データだけが発見された。

・・・ディアトロフ峠事件とは、1959年に登山家9数名がロシアのウラル山脈で謎の失踪、遺体で発見された事件。
大学生のホリーは友人のジェンセン、デニース、J.P、アンディと共にディアトロフ峠事件のドキュメンタリー映画を撮るためにロシアへ向かう。
実際に事件の救助に参加した人物に取材をすると、犠牲者は9人ではなく11人だったという話が語られた。

山に登った5人は不可解な音を聞き、正体不明の足跡を発見するが、ホリーのいたずらとされて不穏な雰囲気に。
そして5人はディアトロフ峠に到着。
だが、GPSやコンパスが使えなくなり、原因を探したホリーとジェンセンは謎の扉を発見する。

その夜、雪崩が起こってデニースが命を落とし、アンディが大怪我をして動けなくなる。
救助に現れた人物はなぜか拳銃で彼らを狙い、アンディを置き去りにして扉の内側へと避難するが、J.Pが怪我をしてしまう。

扉の中はには研究所址らしきものがあり、政府の極秘資料らしきものが置いてあった。
出口を探すホリーとジェンセンは謎の怪物に襲撃され、J.Pは命を落とす。
そして瞬間移動できる穴の前に逃げ込んだ2人は、時空の穴を通って1959年のウラル山脈へとたどり着く。

ディアトロフ・インシデント 評価

  • 点数:85点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★★
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★★

作品概要

  • 公開日:2012年
  • 上映時間:100分
  • ジャンル:ホラー、サスペンス、SF
  • 監督:レニー・ハーリン
  • キャスト:ホリー・ゴス、マット・ストーキー、ルーク・オルブライト、ライアン・ホーリー etc

ディアトロフ・インシデント 批評 ※ネタバレ

映画『ディアトロフ・インシデント』について、2つ感想批評です。※ネタバレあり

ロシアを舞台にしただけの”ブレア・ウィッチ・プロジェクト”

フッテージ・ファウンド映画、フェイクドキュメンタリー映画として有名な「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」にそっくりな展開。
謎が残る場所へ、ドキュメンタリー映画を撮影に向かった大学生が行方不明になり、映像データの一部が発見されるという、ロシア発の現代版ブレア・ウィッチ・プロジェクトとも思える、二番煎じのような映画。

オリジナリティあふれるラスト30分はホラーの醍醐味を楽しめるが、それまでの展開とのつなぎ方が雑な感覚を覚える。
無名の出演者を起用しているので、本当にあった事件という設定の、フェイクドキュメンタリー独特の面白さは十分に楽しめる。

ラストシーンで全てがつながるストーリー

ラスト30分はSF色が強く出ていて、生き残れるか正気でいられるかもわからないワームホール、襲い掛かる謎の化け物―その正体がホリーとジェイセンだという証拠のタトゥーもある―、そして何故か存在したもうひとつの彼らの持つカメラなど、ジェットコースターのような展開に驚かされる。
しかし、アメリカの都市伝説であるフィラデルフィア計画を引っ張り出したり、ソ連軍の陰謀などを臭わせるのは、あまりにも荒唐無稽すぎる。
陰謀論を唱え続けたジェンセンがいたからこそ、なんとか納得できる設定にしかなっていない。
フィラデルフィア計画の都市伝説を解説する場面は、簡潔でわかりやすく、その後の展開に関しての良いスパイスになっている。

重要な展開はラスト30分で、それまでのストーリーはラストに向けての伏線でしかないのだが、30分のためにと考えると、やや長すぎる。
秘密を抱えているように見せたりする登場人物もいるが、全く触れられないので、肩透かしをくらう。

だが、長いストーリーの中に出てくる切り取られた舌や、ホリーが耳の後ろに彫ったタトゥー、9人のはずが本当は11人だったと証言する老婆など、見終わってから「なるほど」と思える映画だ。

ディアトロフ・インシデント 感想まとめ

「この物語は実話である」という、明らかに怖がらせるテロップでスタートするこの映画。
監督のレニー・ハーリンは「エルム街の悪夢4」にも携わっており、フェイクドキュメンタリー映画としての面白さも十分に楽しめる。

作中のメインテーマ「ディアトロフ峠事件」や「フィラデルフィア計画」は、映画の中で語られている内容の真偽はともかく実際に存在する事件であり、それが怖さを倍増させている。
ウラル山脈はイエティなどの実在するか不明の生物や、UFOなどの話の宝庫でもあり、別名「死の山」とも呼ばれている。
オカルトや不思議なものが好きならば、より一層楽しめるだろう。

ホラー映画の定説ともいえる、イチャイチャしている登場人物から犠牲になるという展開がしっかり組み込まれていて、凝った演出の多い近年のホラー映画の中では、どこか安心できる部分ではある。

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コメント

  1. かず より:

    中々面白かったです。最後の30分がどうなるか分からなかったから怖かったです。モンスターが出てきてビックリしました。最後の展開はびっくりでした。雪山に出てきて、兵士に中に運ばれたのがホリーだったと言う事はタツウーが有ってわかりました。