映画『死霊のはらわた(2013)』あらすじとネタバレ感想

死霊のはらわた(2013)の概要:1981年に公開されたサム・ライミ監督のデビュー作であり、カルト的人気を博した「死霊のはらわた」を一から作り直したリブート作品。2013年に公開され、サム・ライミも製作・脚本として携わった。

死霊のはらわた あらすじ

死霊のはらわた
映画『死霊のはらわた(2013)』のあらすじを紹介します。

ひとりの悪魔憑きの少女が、森の中の廃屋で父親の手によって命を奪われた。
そして悪魔は死んだかに思われた。

薬物依存症のミアは禁断症状と戦うため、兄のデヴィッドと彼女のナタリー、看護師のオリビアと彼氏で高校教師のエリック、それから愛犬グランパと共に古い別荘にやってきた。
久々に訪れた別荘には何者かが侵入した形跡があり、その夜、禁断症状が酷くなってきたミアは異臭がすると騒ぎ出す。
別荘の地下室を見つけたデヴィッドとエリックは、動物の死骸となんらかの儀式が行われていた痕跡、そして1冊の本を見つける。

不穏な空気を感じ取ったミアは別荘を出ようと提案するが、薬をやめられないミアを心配する他の4人は別荘を出ることを許さない。
隙を突いて車で脱出を試みた彼女だったが事故を起こし、不気味な少女と森の木々に襲われる。
助けられたミアは起こった事を話すが、禁断症状で幻覚を見ただけと片付けられる。
その後、愛犬グランパが何者かに殺害され、火傷を負ってしまったミアを病院に運ぼうとするが、川の増水で5人は別荘に閉じ込められてしまった。

突然オリビアに襲い掛かったミアは地下室に閉じ込められ、正気を失って次々と命を落とし始めるメンバー。
エリックは地下室の魔術の痕跡に関係しているのではないかと考え、元凶は自分にあると確信する。
そして助かる道を模索するが、それは残酷な方法だった。

死霊のはらわた 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2013年
  • 上映時間:91分
  • ジャンル:ホラー
  • 監督:フェデ・アルバレス
  • キャスト:ジェーン・レヴィ、シャイロー・フェルナンデス、ジェシカ・ルーカス、ルー・テイラー・プッチ etc

死霊のはらわた ネタバレ批評

映画『死霊のはらわた(2013)』について、感想批評です。※ネタバレあり

現代風に変更されたストーリー

森にやってきた若者たちが、偶然悪魔を呼び寄せてしまうというベースの設定意外は全て新しくなっている。
リメイク前の森にキャンプにやってきたという設定から、薬物依存症の治療という現代的な設定に変わっており、それが薄暗い雰囲気の森の様子にマッチしている。

ミアは一度同じような環境で薬物を絶つことに失敗しており、多量摂取で命を落としかけたこともあるので他の4人が治療を強行する事と、そのために少女の幽霊の存在も薬物の影響だと言い切れてしまう部分は説得力がある。
だがその設定によって、肝心の悪魔が出てくるまでに時間がかかっていて、オリビアに乗り移るのが中盤になってしまっている。
そこから全員に悪魔が乗り移るために、後半の展開はあまりにも早過ぎて内容が掴みにくい。

集まった5人の関係性も、ミアとデイヴィットが兄妹という以外はミアに直接関係無いのではないかと思える部分や、想像でしか補えない部分が多くハッキリしない。

強烈なスプラッター映画

ミアが片手にチェーンソーを持って悪魔憑きの少女を切り刻むシーンは、「死霊のはらわた2」のオマージュになっていて面白い。
またVFXやCGは極力使わず特殊メイクにこだわったという点が、作中のグロテスクシーンの気持ち悪さを際立たせている。

R18指定という事もあり、ミアの片腕が無くなったり、悪魔に取り憑かれたナタリーが自ら腕を切り捨ててしまうなど、残酷描写の多い映画が好きでも見るに耐えないシーンが多すぎる。
細部にまでこだわりぬき、驚くほどリアルに作られているために、スプラッター映画や残酷描写が苦手な場合は見ないほうがいい、としか言えないシーンも多い。

終盤で、1981年版「死霊のはらわた」の主人公アッシュを演じたブルース・キャンベルが特別出演しているのは、リメイク前の作品のファンには嬉しい演出だろう。

死霊のはらわた 感想まとめ

1987年公開の「死霊のはらわた2」のオマージュである、片手にチェーンソーを持って戦うミアというシーンや、デイヴィットから死んだと思われたミアへの主人公の交代など、他の有名ホラー映画のオマージュがいたるところで使われている作品。
1981年版「死霊のはらわた」の主人公を演じた俳優で、本作のプロデューサーでもあるブルース・キャンベルの特別出演など、ファンには嬉しい演出もある。

有名映画のリメイク版としてはイマイチの作品だが、新しい時代にピッタリの設定になっていて、リメイク作品ではなく1つのオリジナル映画として見れば面白い作品になっている。
しかしスプラッターシーンのリアル感が飛びぬけており、苦手な方には辛い作品になるだろう。

デイヴィット、エリック、ミア、オリビア、ナタリーの5人の名前の頭文字を並べると“DEMON”、悪魔という意味になるとい小ネタが隠されている。

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