映画『遥かなる大地へ』あらすじネタバレ結末と感想

遥かなる大地への概要:1992年公開のアメリカ映画。トム・クルーズとニコール・キッドマン夫婦による共演が話題になったランドレースによる青春ドラマである。19世紀に実際に起こったオクラホマの物語を題材にしている。

遥かなる大地へ あらすじネタバレ

遥かなる大地へ
映画『遥かなる大地へ』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

遥かなる大地へ あらすじ【起・承】

ジョセフ(トム・クルーズ)の家はアイルランドにあるダブリンという町の小作人だった。
父は高利の土地貸しで有名なダニエルのせいで死に、そのことでジョセフはダニエルを恨んでいる。

ある日ダニエルを殺そうとするも失敗。
その後ダニエルの後をつけ、彼の馬小屋に忍び込み明るくなるのを待った。
そのときダニエルの娘シャノン(ニコール・キッドマン)が小屋に入ろうとしているところに出くわす。
シャノンは危険を感じて叫び、ダニエルたちを呼んだ。
再び彼を銃で狙おうとするジョセフは、操作ミスで自分の体に向けてしまい傷を負う。

ジョセフは意外にもダイニエルたちに迎えられ、看病をうける。
それには理由があった。
シャノンに夢中のスティーヴンという男と決闘させるためだった。
決闘の日のこと。
ジョセフとスティーヴンが向かい合ったそのとき、馬に乗ったシャノンが向かってくる。
そしてジョセフにアメリカに行こうと誘った。
呆然としているダニエルたちをおいて行ってしまった。

シャノンとジョセフの姿はアメリカ、ボストンにあった。
二人はアメリカに到着したらそれぞれ、別々の道を進もうと考えていたが偶然にも同じ方向に向かうことに。
仕事も無い二人はある売春宿にたどり着く。
ジョセフが賭けボクシングで勝利したところを気に入ったオーナーが二人をおいてくれるというのだ。
しかしお嬢様育ちのシャノンは中々馴染めず、ついにオーナーを怒らせ二人は途方にくれる。

遥かなる大地へ あらすじ【転・結】

その日の食事にも困るようになった二人は空き巣を働く。
このことで二人は互いの愛情を深く感じることになるのだが、それもつかの間。
住人が戻ってきてしまいシャノンが撃たれてしまう。

その頃シャノンに実家ではというと。
高利貸しのダニエルはついにストライキをされ、家も家族も襲われてしまっていた。
シャノンのことが気がかりなスティーヴンはアメリカまで様子を見に来る。
ちょうどそのことを知ったジョセフは、自分といると彼女が不幸になるとスティーヴンのところまでシャノンを連れて行き渡す。

8ヶ月が経った。
ジョセフはその後鉄道関係の仕事に就き、日々なんと暮らしていた。
しかしチャンスが巡ってくる。
それは土地がもらえるというラッキーなものだった。
所謂、ランドレースと呼ばれるもので、幾つかの区域に分けられた土地に誰より早く着いた者が旗を立てて自分の土地にできるというものだ。
仕事を辞め、西に向かうことにしたジョセフ。
そこにはスティーヴンとシャノンも来ていた。
そう、シャノンがアメリカに来た本当の理由はランドレースだったのだ。
スティーヴンの元で愛されながらも、ジョセフを思うシャノン。

そして運命のレースのスタートだ。
それぞれ馬車や馬、荷馬車などで先を急いだ。
ジョセフの馬は仕付けもされていない暴れ馬。
しかし段々と乗りこなせるようになり、いつしか先頭に。

ジョセフは旗を立てた。
シャノンはスティーヴンの元を離れジョセフと共に暮らすことを選択。
こうして二人はアメリカで夢の第一歩を踏み出したのだ。

遥かなる大地へ 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:1992年
  • 上映時間:140分
  • ジャンル:ヒューマンドラマ、ラブストーリー
  • 監督:ロン・ハワード
  • キャスト:トム・クルーズ、ニコール・キッドマン、トーマス・ギブソン、ロバート・プロスキー etc

遥かなる大地へ 批評・レビュー

映画『遥かなる大地へ』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

映画史上笑える印象的ラスト

この映画の見所はラストシーンにある。
というのもコメディなのか、本当に感動なのかわからない面白い作りなのだ。
ランドレースに参加したジョセフとシャロン。
スティーヴンと一緒に参加したシャロンが自分の気持ちに気がつき、ジョセフの元にいく。
途中でジョセフは落馬し、死にかけるのだがなんと蘇る。

そのシーンの監督の撮影の仕方が面白い。
1度死んだジョセフの魂が体から離れ空に浮かんでいく、そしてまた蘇るように魂が体に戻っていく、そういう演出を狙ったアングルで撮影をしている。
実はこのシーンは最初のジョセフの父親が死んだ時にも使われており、伏線として考えることが出来る。
悲劇での終わりではないのは良かったが、思わず笑ってしまう一気にファンタジー色が強くなった作品であった。

噂の二人の共演

本当に私生活でも夫婦だった二人。
意外な組み合わせだと思った人もいるかもしれないが、このように映画を通してみるとお似合いだし演技力のバランスが調度良い。

トム・クルーズは二枚目というだけで演技派だという評価をあまりうけないが、この作品を観るとそんなことはないのだと痛感する。
田舎からアメリカンドリームを夢見て出てきた小作人の青年をイヤミ無く演じ、精神的な強さと弱さを人間らしく見せてくれる。

テーマ自体も日本人にはあまり受け入れることの出来ない歴史上の一幕だが、わかりやすく観ることが出来た。

遥かなる大地へ 感想まとめ

本作品は意外にもあまり知られていない。
映画のパッケージからは西部劇か、はたまた「風とともに去りぬ」のような印象をうけるのだがそんなことはない。
小作人としてアイルランドの田舎からアメリカに夢を求めてやってきた青年の人生観を強く静かに描いている。

ニコール・キッドマンとの共演も良かった。
実際共演は見たくないと思っていたのだが観ると変わる。
二人の息ピッタリの演技は何の違和感も感じさせず、ただ作品の良さを記憶に残してくれる効果しかない。
先入観で観るのをためらっているならば作品として完成されているので是非観てもらいたい。

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コメント

  1. スーサン より:

    当世の美男美女のしょうもない映画と思っていたが、全然違った。アメリカにしか出来ない題材の秀作だ。         根性ある。